山 行 日 | 2025年6月7日(土)〜6月8日(日) |
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山名・山域・県名 | 摩耶山(標高698.6m)六甲山系 |
目 的 | テント泊練習 |
コ ー ス |
1日目:新神戸駅9:45-布引貯水池10:40-紅葉の茶屋11:05-黒岩尾根分岐11:35-掬星台14:40-杣谷峠15:30-神戸市立自然の家そうぞうのすみか15:40(テント泊) 2日目:神戸市立自然の家4:00-シェール槍4:15-神戸市立自然の家4:50 テント撤収7:00-六甲ガーデンテラス8:50-番匠屋畑尾根取り付き9:25-湯槽谷山10:05-灰形山11:55-落葉山12:45-有馬温バス停13:20 |
参加人数 |
8人(日帰り4人、テント泊4人) |
交通手段 | 公共交通機関 |
天気 | 晴れ |
装 備 |
【個人装備】テント泊装備:(個人テント)シュラフ、シュラフカバー、テントマット、銀マット、食器類、防寒具、雨具、ヘッドランプ、救急セット、コンパス、地形図、ティッシュ、ゴミ袋、タオル、飲料二日分、行動食二日分(下山後のお風呂の用意) 【共同装備】共同テント、鍋、やかん、バーナー、食材 |
入 浴 | 有馬温泉銀の湯 |
1. 全体の感想
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多くの学びと気づき
限られた時間の中で、テント設営や装備の扱い方など実践的な講習を受け、多くの学びが得られた。テント泊の熱心な指導が特に印象に残り、「自分もいずれ教えられるようになりたい」と感じた参加者が多かった。 -
協力と助け合いの実感
共同作業や食事、困った時のフォローなどを通じ、助け合いの大切さとチームとしての一体感を実感できた。 -
食事と会話の楽しみ
山でみんなと食事を囲む時間や、小さな灯りの下での会話が思い出深いとの声が多かった。
2. 困ったこと・課題
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装備の準備と課題
・山岳用のコンパクトな装備の必要性を改めて感じた。
・オートキャンプ用や家庭用装備で代用したが、やはり山用の装備の重要性を実感。
・ソーラーライトの充電切れなど、電源・バッテリー系の課題も浮上。 -
スキル不足・実践の不足
・テント設営やチームワーク、山ごはんの準備・段取りなど、実際にやってみて初めて気づくことが多かった。
・「今何をすべきか」分からない場面が多かったので、今後も実践を重ねて学びたい。 -
寝る環境・睡眠
・慣れない環境で「眠れなかった」という声もあり
・レジャーシートやテントマットの選び方にも改善点が必要。
3. 装備・持ち物の工夫と反省
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パッキング・荷物の分担
・共同装備の分担や、ソロテントの2人持ちで軽量化した事例が参考になった。
・軍手やレジャーシート等「あったら便利」なアイテムの必要性を実感。 -
軽量化・買い替え検討
・低山用の寝袋やコンパクトな道具、使い込むことで愛着が湧く山道具の大切さ。
・状況に合わせて「本当に必要なもの」を見極める力をつけていきたいという意見も。
4. 食事・調理・過ごし方
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山ごはんの難しさと工夫
・手際や段取りが悪かった点を反省し、「普段からの習慣化が必要」と感じた。
・時短できるメニュー選びやゴミを出さない工夫も課題。 -
山メシの醍醐味
・小さな灯りの下でみんなで食事をする時間は、テント泊ならではの楽しみ。
・食事担当の苦労も垣間見え、今後は男女問わず分担や体験の機会を増やしたいという声も。
5. チームワーク・コミュニケーション
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役割分担と自主性
・体調不良などトラブルがあっても、互いにフォローし合う姿勢が印象的。
・共同作業への積極的な参加、気遣いの大切さを改めて実感。 -
経験の共有・次世代へ
・「受け取る側」から「伝える側」への成長意欲。講習や経験を積み、後輩にも伝えていけるようになりたいとの声が目立った。
6. 次回への要望・アイデア
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もっとじっくり体験したい
・日帰りだけでなく、次回は宿泊でじっくり体験したい。
・テントの比較や設営体験、細かな装備の見せ合いなど、もっと時間をかけたい。 -
新しい挑戦への意欲
・雪山でのテント泊も経験したいという声。
・パッキングや設営のさらなる効率化、美しいテント設営にチャレンジしたい。 -
質問・情報共有
・ヒルやダニ対策の実践方法への関心が高い。経験談やノウハウの共有を希望する声も。
7. その他の気づき
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「大型ザックのパッキング方法」など具体的な学びが多かった。
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個々の事情(体調不良、コースタイムの設定、共同装備の負担、各自の経験値など)に合わせた工夫と反省も。
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計画通りいかない山行の難しさも実感。
8. まとめ
今回のテント泊登山を通じて、「学び」「協力」「体験の楽しさ」を参加者一人ひとりが実感できました。
経験値を高め、「受け取る側」から「伝える側」へと成長していくきっかけになった貴重な一日でした。
今後も参加者同士でノウハウを共有し、より充実した登山体験を作っていきましょう!