山行日 | 2022年1月22日(土) |
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山名・山域・県名 | 蛇谷ヶ峰 (△901m):比良山系 |
天 候 | 曇り時々晴れ |
メンバー | 9人 |
コース |
近江高島駅(7時27分発)→畑(江若交通バス) |
交通手段 | 公共交通(JR、江若交通) |
装 備 | ザック 登山靴 アイゼン(6本爪以上)ワカン ヘッデン(予備電池も)地形図 コンパス 救急用具 雨具 ストック(スノーバスケット付) 着替え 防寒具 手袋(2双以上)行動食 非常食 飲料類<保温できる水筒> トイレットペーパー ゴミ袋 タオル 帽子 サングラス (ゴーグル) スリング 安環付カラビナ 携帯電話 日焼け止め バラクラバ ゲイター その他必要なもの |
リーダ | A田 |
●所感
あまり人が入らないルート(特に下山ルート)と前日までの雪という条件を考えると、今回はほぼノントレースを想定。メンバー9名で、計画ルートを踏破できるかの挑戦である。
畑からの取り付きは谷ルートであるが、ショートカット目的で尾根を歩いてみる。しかし、雪は重くスピード上がらない。夏道ルートを辿ることにスイッチ。ノントレースであるが、ピッチは出しやすい。今回は後半にハイライトがあるため、往路はタイムを稼いでおきたいところ。ラッセルではあるが、順調に横谷峠、須川峠を通過、滝谷からは進行左手に谷地形、右手は切り落ちた地形、この地形を意識しつつ尾根を忠実に進めると、やがて左手の谷の終点、すなわち、進路が西に変わり急斜面の登りの始まり。ラッセル元気隊がバトンをつないでいくが、数mが長い!小刻みに先頭を代わりながら高度を稼いでいく。今日一番を登りきり、山頂へ。眼下には白蛇が、琵琶湖越しに、伊吹、霊仙が美しい。
しかし、今日は後半がハイライト!理想としたコースタイムよりやや遅れはあったが、想定ルートへと歩を進める。
817地点から東方面へは、新雪がどっぷりのノートレースが待っていた。蛇谷(ここでは山でなく谷のこと)を常に右手に見るを意識しながら、スキー場方面と本計画との尾根分岐を南東方面に進む。やがて、傾斜が緩くなり475地点、さらに進んだ先に見えるはずの小ピークを確認し、ルート上にいることを意識。
ピークを乗り越えたあたりから南に入る地点、ここが少々難しいが、地形をじっくり観察して目的ルートを手繰り寄せる。最後は、急斜面を激降り!
積雪たっぷりのノートレースであり、踏み抜きに悩まされ、重い雪に足をとられ、ルート確認に時間を要し、結局、タッチの差で最終バスに乗り遅れ。
それでも、丸一日、雪と戯れたこと、至福の時間であった。
●学びの整理
ラッセルが深い場合の対応、膝で雪を潰しステップを作る。さらに深い場合は、ストックを横に持ち、雪を掻き取りステップを作る。
明瞭な夏山道ではテープなどのマーキング少なく、雪山ではルーファイの重要性が(さらに)高まる場合あり。
行動中、水分補給、栄養補給はこまめに。足の攣り予防としてもたいせつ。
特徴的な地形を意識してルートを読んでいく。地形の何を意識すれば迷わないか?
踏み抜きは起こる。樹木の近くは要注意。
雪庇に注意
起こることの先読み。次にくる地形は何?
雪がついたらできる限り払っておく。
スコップは、万が一、いろいろに重宝。
ラッセル、他のパーティと合流したら、協力してラッセルを行う。→山のマナーです。
蛇谷本峰近くに大きな反射板がある。目印になるので覚えておくとよい。
参加の皆様、お疲れ様でした。メンバー全員の団結で踏破できた蛇谷への一筋のトレース。思い出深い山行となりました。みんなに感謝。