山行日 2022年1月29日(土)
山名・山域・県名 蛇谷ヶ峰 901.5m:比良山系
形態 日帰り
コース

大野BS(7:29)→P437(9:37)→P535(10:12)→P816(11:16)→蛇谷ヶ峰西峰(12:47)→(12:57)蛇谷ヶ峰(13:35)→蛇谷ヶ峰西峰(13:46)→P791(14:27)→林道(15:30)→大野BS(16:32)

メンバー

7人

天気 曇り
交通手段
装備 日帰り雪山基本装備
入浴 無し
 

蛇谷ヶ峰はこれまで何回も訪れているのですが、今回は朽木大野から植谷峠を経て蛇谷ヶ峰に至り、下山は西尾根を下ることになった。
大野から植谷峠のルートは以前の登山地図には道の記載もあったらしいが、現在では破線も記載されておらず、廃道になったみたいで、歩く登山者も少ないみたいです。

7時に坊村の駐車場に集合し、1台に乗り換えて朽木大野の公衆トイレの駐車場まで行き車を置かせてもらう。大野集落に入り、お寺らしくない民家のような建物の「高乗寺」の裏の墓地横から登山道が始まる。
全員、お寺の前でワカンを装着。今年は積雪が多く、「13:30までに蛇谷ヶ峰に届かなければ往路を下山する」とリーダーから説明を受け出発。ルートに入ると、数日前のトレースらしき跡があった。標高差約250mほどの急登で、先頭を交代しながらラッセル。
P437まで登ると傾斜が緩くなり、P535を過ぎるあたりから、蛇谷ヶ峰西峰の関電反射板が左手に見える。「えー、あそこまで行くのか」はたして届くのか。
P792も手前で方向を90度北東に変える。雪質もよくなり、歩きやすくなる。
このP792から下った暗部が雪に埋もれてわらないが植谷峠と思われた。
間違った尾根に入り込まないように、ルートを確認しながら進む。

右手には、琵琶湖、リトル比良の稜線が見渡せる。曇り空だがガスもかかることなく視界は良好。
P816を過ぎ、徐々に反射板が大きくなり、ついに蛇谷ヶ峰西峰の稜線に出た。稜線からは南側に釣瓶、武奈の左には北比良の山稜でありカラ岳にヤケオ山を従えた釈迦岳が頭をもたげていた。北側は大御影山に三重嶽、武奈ケ嶽、三十三間山からゆっくり轆轤山まで高度を落とす山塊がひと際白く目立っていた。
ここから一旦40mほど高度を下げ50m登り返して蛇谷ヶ峰に至る。山頂の蛇谷ケ峰(901.7m3等三角点)の山名札も埋まっていた。
少し遅い昼食を短時間で摂ったが、動かないと身体が冷えてくる。メンバー2人は頭からツエルトをかぶり、「ダウンより暖かい」と言う。ほんとかなと思い、試しに被らせてもらうと、風を遮り暖かい。冬山に登る際には、小さく軽いのでリュックに入れておくのがいいと思った。

下山準備をしていると、

トラブル発生

女性メンバーの一人が「ワカンの紐が切れた」との叫び声。
よく見ると、ワカン本体の太いベルトと靴に結び付ける紐とを繋ぐリング状の紐が切れている。
深い雪の中、これから標高差700mを下る必要があるのに、ワカンが機能しなければかなり厄介な下山となる。
ただ、幸いなことにメンバーの一人が結束バンドを持っていた。
早々に結束バンドで補修。切れる前よりワカンの具合が良くなったらしい。

結束バンドを持っていたメンバーが言うには

  • 登山靴のソールが剥がれた場合
  • リュックの紐が切れた場合
  • リュックに何かをくくりつける必要がでた場合

等々のリスク回避に備えるため、いつもリュックに大小2種類の結束バンドを忍ばせているが、使ったのは今回が初めとのこと。
100均で購入できる安価なアイテムなので万が一の場合に備えて山に行く際はには持っていくのがいいのではないかと思われた。

下山は西尾根を一部初歩的なミスコースはしたものの一気に下りました。途中、山頂付近でテント泊をする2人の女性とすれ違う。
最後の林道の長さに少しうんざりしながら、無事下山ができた。

 

 
 

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