山行日 2024年1月27日(土)〜1月28日(日)前夜初
山名・山域・県名

富士見台(1,739m)~南沢山縦走(1,564m)、長野県阿智村

目的 定例山行:雪山縦走
形態 1泊2日、山小屋泊
コース

【1日目】神坂神社7:30~△1,471.7m9:30〜萬岳荘10:50(お昼休憩)
萬岳荘11:25〜神坂山11:50〜萬岳荘12:50

・萬岳荘泊
15:00ミーティング
16:00夕食準備〜夕食
18:30星空観察会
21:00消灯

【2日目】
4:00起床
朝食準備〜朝食〜出発準備
 6:00集合

萬岳荘6:15~富士見台高原7:00~横川山8:55~南沢山9:35(休憩)~南沢山登山口12:00

13:00〜14:00入浴
17:00〜17:30山科駅解散

宿泊

萬岳荘(冬季は完全予約制)

メンバー 15人
天気 晴れ
交通手段 車3台
装備 雪山基本装備、防寒対策、山小屋泊装備
入浴 阿智の里ひるがみ
 
 2023年度の定例山行当番、私はリーダーとして雪山山小屋泊縦走に挑戦した。
 リーダーとして雪山山行にのぞむに辺り課題点は大きく3つあった。
 
・15人パーティーをどうやってまとめるか
・登山口の神坂神社まで車が通行できるか
・雪はあるのか
 
15人パーティーをどうやってまとめるか?
 幸いにも、登山経験がありリーダーシップに優れたメンバーが参加してくれた。そこで私は例にならって15人を3グループに分けて各班にリーダーをおいた。
 また班は二日間とも分け、二日間でいろいろなメンバーと歩いてもらえるように構成。
 各班に私がお願いしたのは2つだけ、他は各班のリーダーにお任せする。
 
・先頭の班は後ろの班が着いてきているか確認しながらペース配分して歩く
・後ろの班は前の班を追い越さない
 
 縦走路はラッセル&ノントレースを想定し、先頭グループを定期的に交代して歩くように指示。しかし実際には登山道の雪は踏み固められ、トレース上を歩くだけで富士見台から南沢山まで歩けてしまった。
 数年前までは知る人ぞ知る縦走路だったのに、SNSの影響か誰もが知る縦走路と変わっていた。しかし班のリーダーはトレースをただ歩くだけでなく、先頭ある無しにかかわらず班員全員で読図をしながら歩いてくれる。また班の中でも定期的に歩く順番を変えるなど工夫してくれた。
 
 
登山口の神坂神社まで車が通行できるか
 中央自動車道の園原ICを出た後、登山口の神坂神社までは車で12分ほどの距離だが積雪状況によっては車が入れない。そうなると登山口よりもかなり下、ヘブンス園原スキー場駐車場より登山スタートとなる。その場合初日の目的地萬岳荘までの所要時間も1時間半以上増える。
 もしも神坂神社まで車が入れないことを考えると当日の朝、京都を出発して現地に向かうと山小屋到着時間が大幅に遅くなるリスクがあった。そこで参加者全員にこのリスクを説明し、出発を前夜発にしてもらうことに同意してもらう。
 狭い車内で荷物パンパン、5人で仮眠する不便さはあったが、朝早く登山出発することで時間の余裕が生まれた。特に雪山、時間の余裕は大切である。時間的な余裕が生まれたおかげで私の精神的な負担もだいぶ楽になった。
 しかし、園原ICを降りたあと道路にほぼ雪はなく呆気なく神坂神社まで到着し、私の不安は杞憂に終わる。
 
 
雪はあるのか
 こればかりは、天に祈るしかない。
 企画段階で1月末であれば雪があるだろうと勝手な予想で日程を決める。
 しかし、1月に入ってもなかなか富士見台に雪は積もらない。南沢山のモンスターどころか、寒いだけの無雪期縦走となる恐れもあった。どうしたものか? 雪がなければ目的を「雪山縦走」から「15人の冬山プチ山小屋合宿」に変更しようと腹を括った途端、雪が積もった。天に祈りは通じた。
 
 
全員協力あっての安全登山 
 山行は当日よりも準備の方が大変。とにかく山行当日までにやることが沢山あった。
 共同食の準備や天候の確認、積雪状況、冬季ルートの確認、お留守番の手配など考え出したらキリがない。
 自分一人で準備するには限界がある。そこで、思い切って参加メンバーに応援を頼んでみたところメンバー
全員が準備や当日の役割分担に協力してくれた。安全に楽しく2日間の山行を終わらせることができたのも協力なしでは不可能だった。参加メンバー全員に感謝の意を述べたい。
 
今回参加メンバーにお願いした役割分担を、後学のためにメモしておく。
・会計
・食事当番
・運転交代
・班リーダー
・積雪状況確認
・お留守番手配
・お天気チェック
・水作り(山小屋の水は凍結)
・冬季ルートの確認と地形図準備
・山小屋出発時の忘れ物、ゴミ最終確認

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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