山行日 2024年1月14日(日)
山名・山域・県名 額井岳(△627m)戒場山(△607m)・室生山地・奈良県
難易度目安 コース定数=21(歩行時間:5時間34分 距離:11km 累積標高差 ↑709m ↓822m)
目的 戒場山〜竜王渕間のルートファインディング/定例山行
形態 日帰り山行
コース 天満台東二丁目バス停(8:37着)-十八神社-額井岳-サガヒラ山(743m)-戒場峠-戒場山-竜王渕-室生口大野駅 (15:29発電車で帰路に就く)
メンバー 5人
天気 快晴
交通手段 公共交通機関
装備 日帰り基本装備
入浴 なし

定例山行の行先を決めるのは、なかなか悩ましい。行ったことがある山は見当がつく分、どこかアテンド気分に陥りがちで、ドキドキ感が半減する。今回は、自分が初めて歩く山で、公共交通機関利用で、低山の割に侮れないハードさを伴う山を探した。過去の山行レポートで、2012年と2013年の初夏、スズラン群生地を求めて周辺山域を訪れていた事が掲載されていた。続けて計画するほど魅力的な山域なのだろうと思い地形図とにらめっこ。たまたま見つけたのが竜王渕(龍王ケ淵)だった。二座縦走後に神秘的な水鏡に佇み、ホッと一息つきたいと願って計画を立てた。

関西百名山で大和富士と呼ばれる額井岳からアップダウンを経て約3km離れた戒場山へ向かう。室生火山群の一角なので山は意外と峻険。展望の無い殺風景な戒場山山頂で昼食後、いよいよ約1km先の竜王渕へ。地形図上での最短コースを果たして実際に歩けるのか?事前に紙の地理院地図で尾根線と谷線を引いてイメージしてみたが、未熟な私には立体的な地形が思い描けない。念のため、実際にみんなが歩いた軌跡を点にして地図上に表示した『みんなの足跡』(ヤマレコ独自機能)をプリントアウトして配り現地で参考にした。人があまり歩かない道が可視化できるのでルートファインディングに役立つ。が、あくまでもGPSには頼らず、紙地図とコンパスを使っての読図山行を実施。独自の最短ルートを皆で相談しながら探し当てたかったから、藪漕ぎ覚悟で臨んだ。が、紙地図上で最短の北東に向かうルートは、実際は傾斜がキツくて下るのは断念せざるを得なかった。「全員が安全に歩ける」を最優先した結果、独自ルートは開拓できず、『みんなの足跡』とほぼ近いルートを辿る事となった。多少彷徨った末に藪のトンネルを抜けた先に現れた竜王渕。降雨が少ない影響で遊歩道周りは干上がっていた。静寂の中で、ホットドリンクを飲みながら皆で憩うひととき。何より、ほぼ無風で天気が味方してくれたお蔭で出会えた水鏡だった。(H原 記)

 


ページトップへ戻る