山 行 日 | 2024年2月4日(日) |
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山名・山域・県名 | 蛇谷ヶ峰(△901.5m)・比良山系・滋賀県 |
難易度目安 | コース定数=19
(歩行時間:4時間 距離:8.8km 累積標高差↑774m ↓676m) |
目 的 | 雪山経験を積み、雪山装備に慣れる |
形 態 | 日帰り 個人山行 |
コ ー ス | 朽木学校前バス停→グリーンパーク想い出の森→釜の谷登山口→釜の谷→釜の谷分岐→670mベンチ→カツラの谷分岐→866m分岐→蛇谷ケ峰901m ピストン(CT4時間) |
メンバー | 2人 |
天 気 | 雨のち曇り、午後から晴れ |
交通手段 | 公共交通機関(帰りの時間帯は無料シャトルバスが運行していたので、グリーンパーク想い出の森発15:15で朽木学校前バス停へ移動) |
装 備 | 雪山基本装備 |
入 浴 | グリーンパーク想い出の森 くつき温泉てんくう |
[所感 N川h] 雪山の経験が少ないため、今回の目標は雪山の道具に慣れること。しかし、雪が少ない! 釜の谷の沢を渡渉してやっと土と雪のグズグズ道となり、滑って怪我をしないようにチェーンスパイクで歩いてみました。チェーンスパイクはなかなか出番がない道具です。
標高が上がるにつれて雪質が締まり、まるで雪に吸い付くような感覚は初めてでした。雪と土が混じったぬかるんだ土道も滑りません。しかし、気温が上がりシャーベット状の雪道はアイゼンの方がよさそうです。
登り始めは雨だったのが、次第に雲がとれ快晴になり、久しぶりの霧氷、白山は観ることができなかったものの、琵琶湖越しに鈴鹿山系までしっかり観ることができ、恵まれた山行となりました。
山の環境や気象状況により、暑さ寒さの感覚もさまざま。今回は厚いグローブを試す機会はありませんでしたが、経験を重ねてレベルアップをしていきたいと思います。
[所感 H原] 年齢もさることながら、気温が低いとなおさら指先に力が入りにくい。雪山に伴う、様々なギア等の装着脱ほか、ユニバーサルデザインすら意識して、行動食の入れ物など、実際にいろいろ試してみる機会にしたかった。ゼニーツらしからぬ(?)一般コースを選んで歩いた。
・チェーンスパイクだけでも充分に、上り下りが対応可能だった雪質もある事を知った。(実際に多くの人がそうだった。スノーシューやアイゼンの方が少なかったよう)
・雪山での適正グローブをレイヤリング含め、何種類か試してみた。百均で購入したニトリル手袋をアンダーでつけてみたところ、多少、手に汗をかいても装着感はさほど不愉快ではなかったし、操作性は抜群に良かった。12本爪アイゼンやアルパインゲーターの装着も、(素手にならず)スムーズに行うことができた。
・よく足が攣るので芍薬甘草湯や岩塩を携帯している。一包をサッと開けるのは雪山では難儀だったので、事前に、複数包を蓋が大きく開けやすい容器に移し替えた。厚手手袋でもスムーズに開け閉めでき、指が凍えることはなかった。
・厳冬期テント泊でのお花摘みを想定し、『PEE BUDDY』(使い捨て女性排尿漏斗)を現場で試した。自宅では成功したが、今回は失敗に終わった。何らかの工夫が必要のようだ。
・ステンレスのアイゼンでも、もらい錆によって錆びると聞いたので、使用後はクレ556を吹きつけた布で金属部分をなでてから仕舞うことにした。