山 行 日 2023年5月3日(水)〜5日(金)
山名・山域
・県名
立山三山:北アルプス
目  的 春合宿、雪山テント泊
コ ー ス 【3日】
扇沢〜室堂〜浄土山〜室堂〜雷鳥沢キャンプ場
【4日】
雷鳥沢キャンプ場(5:25)〜一の越(7:23)〜雄山(8:52)〜大汝山(9:34)〜富士ノ折立(10:02)〜真砂岳(10:57)〜内蔵助山荘〜別山南峰(12:31)〜北峰(12:45)〜剱御前小舎(13:56)〜雷鳥沢キャンプ場(14:47)
【5日】
雷鳥沢キャンプ場〜室堂〜扇沢
交通手段 車3台 立山アルペンルート切符(扇沢-室堂 往復)
メンバー 男性5人 女性8人
装      備 冬山テント泊装備、アイゼン、ピッケル、防寒具、会のテント3張
入      浴 雷鳥沢ヒュッテ雷鳥荘 白糸の湯(下山後)

春合宿は最高のお天気に恵まれてわくわくする山行となりました。前夜発扇沢から立山アルペンルートの乗り物を乗り継ぎ室堂に着きました。その後滑落停止訓練班と浄土山登山班に分かれて行動しました。浄土山は途中まで登りましたが、凍った急登となりもう少しでしたが危険と判断して引き返しました。合流後雷鳥沢キャンプ場まで歩き、整地とテント設営をして夕飯の準備に取りかかりました。そして雪のテーブルを囲み「鶏と野菜の薬膳スープ」を美味しくいただき明日の立山アタックに備え寝ました。

翌日参加者13人全員で予定していた立山三山周回ルートを歩けなかったことは残念でしたが、3人は体調に合わせてゆっくり雄山に登って山頂で絶景パノラマを眺め、雷鳥の羽を拾ったり雷鳥がついばんだ実を見つけたりのんびりと楽しい時間を過ごされたようです♪周回組は雄山から大汝山のトラバースで少し滑落の危険箇所を通過する時緊張しましたが皆安全に通過でき、その後の大汝山からは黒部湖と黒部ダムが見下ろせ、白い山々を見ながらとても贅沢な山歩きができました。次の富士ノ折立の岩場には5名がチャレンジして山頂に立ちました。真砂岳を通過し、内蔵助山荘にも4名が立ち寄りました。絶景を眺められる素敵な小屋でした。その後別山南峰から北峰に立ちました。剱岳が大きく目の前に迫ってくる最高の場所でした。剱御前小舎から少し進み雷鳥沢キャンプ場まで立ててある旗に沿って斜面を一気に下山しました。尻制動や滑落停止訓練をしながら早く降りてくることができました。2日目の夕飯作りも協力して「ベーコンと野菜のトマトソース煮」ができあがりました。みんなでわいわい作って山で食べるごはんとっても美味しかったです♪食事の後は自由時間、近くの温泉に入ったり夕焼けを眺めたり美しい満月の夜で雪山テント泊の醍醐味を思う存分楽しむことができました。

3日目は白い雷鳥さんにも出会うことができました。下山後今回の合宿の反省点もいろいろ出てきました。天候が悪かったらどうだっただろうか、隊列のこと、リーダーの役割、メンバーの役割、大人数ゆえの気配りの必要性、この経験から学んだこと、反省点を次の合宿で生かして次もみんなが良かったと思える山行にしていけたらいいなと思いました。(O西a)

以下初めて合宿に参加された3名の方の所感も紹介します。

宿泊を含む山行に初参加させていただきました。
残雪期の立山三山周回は、ゼニーツに入会していなければ、行ってみたいな〜の願望や、そんな人いるんだすごいな〜で終わっていたでしょう。
企画のお話を聞いて、参加したいです!と手を挙げたものの
雪上にテント張るの?!
しかも2泊も?!
夕食は共同でご飯?!
とワクワク以上に大丈夫かなと不安が頭に広がります。
しかし、超初歩的な質問に答えていただいたり、エアーマットを快く貸してくださったり
と不安よりも楽しみが上回り、当日を迎えます。
現地では適宜アドバイスや声かけをしてくださり、安心して登る事ができました。
最高に晴れた3日間。
栄養価高く心も体も満たされた夕飯。
雪山でのテント泊。
どこを切り取っても感無量です。
そう思えるのも計画立案をしてくださったリーダー会の方々、事前準備に時間を割いてくださった方々、安全運転をしてくださった方々のお陰で成り立っていることに感謝しかありません。ありがとうございました。

今回ゼニーツ春合宿に初参加させていただきました。
夏の立山は経験ありましたが、残雪期にしかもテント泊、三山周回と盛り沢山、日程も余裕があるので楽しみにしてました。
期待以上の晴天が続き、経験豊富な先輩方に終始リードしていただきながら貴重な素晴らしい体験が出来ました。
ゼニーツでは先冬場シーズンから、雪山山行、雪上テント泊とステップ踏ませていただいてきました。
それまでは日帰り雪山山行の経験しかなく、この合宿で明らかにまたステップアップさせていただいたと自分で言っちゃいます笑。
計画、準備、手配、役割分担、現場での指揮やまとめ、リーダーの皆さまや協力する先輩がた、ありがとうございました。チーム山行の勉強もさせていただきました。今後もゼニーツ山行で勉強を重ねて成長していきたいと思います。

春合宿に声をかけて頂き、参加表明したものの、山行日が近づくにつれ不安が渦巻く。
冬装備で歩き抜けるか?
テント場まで荷物を運べるか?
結果は天気に恵まれ、雷鳥にも出会えることができました。
テントは不便さを楽しむんだよ。っと以前に教えて頂きました。が充実した山ご飯。雪のテーブルに椅子まで。更には温泉つき。初心者に配慮したテン場を選択頂いたことに感謝です。
入会一年足らずの、私が雪上で、テント泊。
貴重な経験ができたのも、企画、準備、交通機関の手配などリーダー方々お手間をかけて頂いたから。諸先輩方の助言、気遣いに感謝しかありません。
これからも、経験を重ね、登山技術、体力、合宿の目的を理解し、参加者の皆さんと協力、尊重し合い、楽しみながら山に向き合っていきたいと思いました。


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