読図講習3
山行日 | 2023年6月24日(土) |
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山名・山域・県名 | 井戸山・京都北山 |
目的 | 読図技術の向上 |
形態 | 読図山行:京都北山未踏ルートの探索探索16 |
コース | 京北大野町河原駐車場ー554ー井戸山ー656ージョウラク峠ー井戸祖父谷林道ー駐車場 |
メンバー | 8人 |
天気 | 晴れ |
交通手段 | 車 |
装備 | 日帰り基本装備、多めの水分、雨対策 |
今年度3度目の読図講習と1年半ぶりの京都北山未踏ルート探索を兼ねて京北井戸山に行きました。新たな試みとして、コースをいかに言葉や文章でどう正確に伝えるのか、理解させるのかということも実施しました。
【T中感想】
事前に送られてきた地図にルートはなし。とりあえず、尾根、谷線を引き、ピークを繋ぎ主稜線を描きこむ。迎えた当日、コースが告げられ、聞きとりながら地図にルートを引くことからスタート。次に磁北線の引き方を教わる。今まで、パソコンにお任せしていたので、改めて傾斜の角度、地域により角度が変わることを学びました。後半から数多の作業道に惑わされ、居場所をロストする事、数回。最後は峠も見つけられず。現在地の特定、先読みするポイントを覚えていくことが課題です。
これからの山行時にポイントで現在地が地図とGPSで答え合わせ。これを繰り返し行う事。山行時にできる限り、常に周囲にアンテナをはることを意識付け行動しようと思います。最終、座学で締めくくり。地形図にコース説明を受けルートを引く課題。
ルートを説明する際、いかに、分かり易く、簡潔に伝えられるか。これもまた、言語化する慣れていない私はしどろもどろでした。今は現在地、分岐で進行方向が正解ならテンションも上がる。宝探しの感覚。
いつか、これを当たり前となることを目指したいと思います。
【N川感想】
私は整った登山道を穏やかに歩くことが好きで、自分が歩いている地形をアプリに頼ること無く、地図とコンパスを見ながら自分の目で確かめて歩くことを楽しみたい。しかし、時には穏やかな登山道で無いこともある。そんな時に正しく判断をして読図だけで歩けるようになりたいと思っている。読図山行では未踏破ルートを歩くので、予め地形図を読んで予測しても、実際に歩いてみると裏切られることが多い。その度に確認するため、思ったほど進んでおらず、現在地を読み違えたることが多かった。一番唖然としたことは、確信してルートを判断したにもかかわらず、作業用林道のおかげでどこをどう歩いていいのか判らなくなったこと。常に頭はフル回転、足下の山ビルの恐怖でずっと張り詰めていたので、そこから緊張の糸が切れてしまったことは反省点。下山後に、自分だけが知っている登山ルートを他人に説明し、それを頼りに地形図にルートをひいてもらうという座学は、いかに判りやすく説明ができるか=自分もどこまで理解できているか、を知るよい勉強になった。読図は判ってくると確実に山歩きがおもしろくなると思う。読図山行は道なき道を進むこともあって不安だらけだが、一人ではないのが心強い。仲間と経験を重ねていきたいと思う。
【Y田感想】
今回1年ぶりにご一緒させていただいた前会長の「誰がリーダーの山行でも、参加する限りそれは『自分の山行』である」という言葉を胸に、それぞれが地形をしっかりと見て丁寧に地形図と照合し現在地を確認しながら進み、途中で藪漕ぎや倒木を避けてルートから外れたり、進むルート選択に相違があったり、地形図からは分からない林道を進むことを余儀なくされた時でも、全員がそれぞれに細かく地形図を確認し、相談してルートを決めて進む「人任せにせず協力する」山行を学べたと思う。下山後のルート説明練習でも、自分の地形把握度を確認でき、机上でも仲間と読図訓練ができる良い方法を学べた。今後の自主練に活かしていきたい。
【O川感想】
事前に尾根線谷線の課題をして参加しましたが、ルートの書き込みが正確には出来ませんでした。丁寧に尾根や谷を見ても現地では違う事も多く、難しさと楽しさを感じることが出来ました。登りはじめて直ぐネットが張られて何処まで迂回したら良いのか分からず、1人だったら迷ったと思います。何処を歩いているのか確認し、次に先読みしてこれからどう歩くのかを把握していれば疲労も変わってくると感じました。私自身の課題に多く気付いた読図山行でした。下山後の勉強会も一枚の地図で色々使える事、ルートを説明するのは難しいなと思いました。事前課題、現地での実習、下山後の地図読みと盛りだくさんの企画、有意義な一日になりますた。
【O濱感想】
下山後の座学、コースを口頭で伝える、このワークは知識を試されるもので、さらなる学びのきっかけになりました。
【Mなみ感想】
3度目の読図登山。今回は磁北線もルート線も引かれて無い地形図からの始まり。メンバー全員で地べたに座り込みコンパスと定規で磁北線を地形図に書き込みそして、文章化されたルートを地図に書き入れる。幼少期の楽しかった遊びのようだ。そして、地図を片手に入山。現在地確認、ルート把握は地形図上とは違い簡単にはいかない。下山後、地形図に記されたルートを口頭で説明する課題が与えられた。地形図から読み取る先読みの練習、これがなかなか上手く説明が出来ない。地図を片手にもっと沢山の山に登ろうと思った。そして今回も学びの多い楽しい読図山行でした。