山行日 2013年8月25日(日)
山名・山域・県名 西方ヶ岳(764.1m)~蠑螺ヶ岳(685.5 m)
目的 オープン山行、海を見る山第二弾
コース 7:00八条口集合、発…湖西道路、161号線…9:15常宮神社駐車場、9:45出発~10:20奥の院展望台~11:05銀命水~11:40オーム岩~12:25西方ヶ岳避難小屋前着、昼休憩、展望岩より敦賀湾を眺める、△(764.1m)、13:30二班に別れ出発~1班蠑螺ヶ岳へ縦走~14:18蠑螺ヶ岳山頂着△(685.5m)、2班ピストンして駐車地へ~14:15 2班銀命水~15:05 2班駐車地着、車で移動…15:30浦底蠑螺ヶ岳登山口で待機…16:00 1班蠑螺から下山合流…16:35“スーパー銭湯 越のゆ”600円…17:20“日本海 さかな街”…往路を戻り…19:50京都JR西大路駅着
メンバー 〔1班〕Y里sy、О西  〔2班〕S字、雅
天気 午前雨、午後劇的に晴れ
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴 スーパー銭湯 越のゆ

秋冷の西方が岳は、頂上到着後、劇的に晴れる!

超久々のしんちゃんレポート。16日から24日にかけ北海道の山旅。貧乏旅行の疲れが残っていたが、「20年ぶりの西方が岳」を懐かしみたい気持ちと、「体験参加者情報に感激!」といった事で参加表明。しかし、雨が・・・
 とにかく京都駅まで行くか・・・の気持ちで・・・「福井南部は、午後から晴れ!」の天気予報を頼りに家を出る。体験参加希望者がある時に限って天候不順に見舞われ、参加見合わせの連絡となった事を残念に思いながら、とにかく現地に向かう事になった。

 常宮(じょうぐう)神社境内の駐車場で準備。海抜0mから登るとあって、神社向かい側の桟橋で、海水にタッチしてからの出発!珍しく雨に備え合羽のズボンを履いたが、
蒸すこと蒸すこと・・・靴にビニール袋を履いてズボンを脱いだら、汚れずサッと脱げる事を、新人の0さんに実演で示す。
 登山道は所々段差もあったが、比較的歩きやすかったので傘を差して登る。岩の間から清水が流れる「銀名水」で一息つき、朝が早かったので空腹を満たす。「オウム岩」では会長が「ヤッホー」と。しっかり響き、こだまする事が確認された。その後も雨はやむ気配は無かったがひたすらに歩く。ホツツジが可愛く咲いていた。ブナの木をキラキラと光らせ清水が流れ落ちる。「ブナの集水の樹幹流」と言うらしい。このような情景を、こんなにゆっくり眺めた事はなかった。ずっと降り続いていたので樹皮には充分に染み込み、樹表面を流れ落ちるしかない条件から生まれる風情である。何とも美しい樹幹流に見とれ、皆で感激をした。「雨天ならでは!」の表情に出会い、結構厳しい登りであったが、胸のすく喜びがあった。

 遂に764m山頂広場に突き上げる。12時を過ぎていたので空腹も空腹。お腹がグーッと言っていたのは私だけでは無かった様だ。登り切った時は、まだ雨が止んでいるくらいだったが、食後、潅木を分け「展望岩」に出た頃にはドンドンと晴れ上がり、何と!眼下には美しい敦賀湾の情景が広がった。「ワーッ!何という事だ・・・スゴーイ!」
みるみる雲が切れ、水蒸気が青空に白い雲となって上昇していく様子は圧巻。各地で大雨による災害が起きた様だが、ここ福井南部は、唯一午後から晴を予報されていた通りの天気周りとなった。ビシャビシャに汗をかき、また、雨に濡れながら登って来た困難が全て吹き飛び、直余りある喜びに満ち満ちる結果となった。
頂上広場には、がっちりした避難小屋があったが、外の方が気持ち良い位となり、展望岩からは離れがたい思いだった。水島が、まるでサンゴ礁の様に見え、船の軌跡も爽やかで、いつまで眺めていても飽きることの無い最高の景色だった。

 山頂広場では、会長から下山に備えてのワンポイント指導。到着した時には、一度振り返り、何処から登って来たかを確認しておく事や、次に自分が進むべきコースの確認をしておいたら、ガスった時にも慌てずに済む事の話があった。
三角点は、頂上広場より少し離れた所にあったが、心残り無きよう踏みに行った。満足。

 下山は、会長と私が往路を取り、本日のコースリーダーYさんと新人0さんとが、蠑螺ヶ岳縦走コースからの下山となった。

浦底に車を回し、暫くサザエコース組を待つ。越のゆ敦賀店(600円)で汗を流し、魚市場街で旨い物をゲット。黄金色に実った水田が美しい湖西の夕暮れの景色を遠望しながら、満足・満足・大満足で帰路につく。
ブナの樹林が見事な山だった。四季を通して楽しめる様子。また、皆で行きましょう。
                                             (記 S字)


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