山行日 2014年9月27日(土)
山名・山域・県名 品谷山(880.7m)~廃村八丁
目的 個人山行、完璧な読図
形態 日帰り山行
コース

 6:30自宅-6:45O西宅-府道38号線-9:00菅原駐車地9:27出発~9:37登山口(尾根コース)~10:06ダンノ峠~10:45佐々里峠分岐(866m)~11:15品谷山△(880.7m)~11:42品谷峠~11:54スモモ谷~12:23廃村八丁12:52出発~13:05四朗五郎峠分岐~13:10刑部谷~13:33刑部滝~13:47モミノキ広場~14:10ダンノ峠~14:32登山口~14:45菅原駐車地-府道38号線-16:00鞍馬温泉(入浴1,000円)16:30-17:45自宅

【日帰り山行 4時間59分  休憩19分  合計5時間18分】
所要時間
Sスタート地点39分ダンノ峠63分品谷山166分ダンノ峠31分ゴール地点G
通過時間
Sスタート地点09:27~10:06ダンノ峠10:12~11:15品谷山11:24~14:10ダンノ峠14:14~14:45ゴール地点G

メンバー CL:Y里、O西
天気 晴れ
交通手段
装備 日帰り基本装備、熊鈴、山蛭対策
入浴 無し

当初、かねてより眺望を目的に、Y里さんにリクエストして、8月30日に登山計画をしつつも、雨の予報に泣く泣く中止して、晴天のタイミングを待っていた”御嶽山”へ行く予定だった。
この週末は、台風16号が去り、17号が日本列島に接近しつつある合間の全国的に安定した好天で、再トライの絶好のチャンスとばかり、26日金曜日前夜発~27日御嶽山の山頂付近で昼御飯を予定した。
しかし、私の仕事の都合で出立予定時刻が遅れる事となり、ギリギリまで御嶽山登山の決行を迷った末に、無理な山行を避けることにした。
またしても、御嶽山登山を延期し、次案の京北廃村八丁に計画を変更した。
27日は、御嶽山への未練を少々残しながらも京北へ向かった。広河原の登山口に立った頃には、未練も薄れ、完全に目前の山行に意識が移行した。
テーマを「完璧な読図」(道迷いが怖い)として、二人で現在地を慎重に確認しながら、読図と秋晴れの心地良い山行を満喫した。
充実の山行を終え下山すると、御嶽山に行く事を伝えていたS藤さんから電話を頂き、御嶽山の噴火を初めて知る。鳥肌が立った。
現時点の情報では、行方不明者や重傷者もでて、多くの登山者が山頂で救出を待っておられるとのこと…。無事をお祈りするばかりです。
                                                                    (O西)

〔状況記録〕
26日、同行者のO西さんが仕事上の都合でどうしても前夜出発が困難となり当日、土壇場で御嶽山行きを取りやめた。
二人で相談し27日の朝出発で京都北山:品谷山~廃村八丁に変更した。
廃村八丁へ向かう沢筋は有名なヒル地帯。急遽、ヤマビル用忌避剤を買いに行く。
当日の朝は雲一つない晴天。こんな天気の良い日に展望のない北山にわざわざ出向くのはどうかと思ったがもう変更する余裕はない。
あまりの好天候に御嶽行きを断念した事を悔みながら二人で北山の奥地へ向かう。
2時間かけて京都広河原スキー場付近の菅原登山口に到着したが、駐車場が無いので林道の空き地に駐車。
今回は入山者が少ない北山の奥地に侵入する為、二人で地形を良く観察し読図をしっかり行う事を約束して出発する。
林道を歩くとすぐ登山口になり谷コースと尾根コースに分かれる。
予定していた尾根コースにルートをとり急登を上がるとダンノ峠に到着した。
ここからは予想外、爽やかな風が吹く気持のいい尾根歩きになった。
視界も開け晴天の青空が望んだが品谷山では樹林に囲まれほとんど展望なし。
スモモ谷に沿って廃村八丁に向かう谷筋を下る。崩壊が激しくかなり焦った。
いくつかの石垣が現われ八丁までたどり着くが三角屋根の小屋には鍵が掛っていて(廃村八丁の会)村長さんは不在の様だ。                                               参考資料「廃村八丁の土蔵の歴史」
ベンチとイスを拝借して昼食休憩をとり写真を数枚撮ってから出発する。
なにやらテレビの取材があったようだ(テレビ朝日ナニコレ珍百景3時間スペシャル)
帰りは八丁川を上って四朗五郎谷分岐を過ぎると少々荒れた形部谷の沢筋を渡渉しながら遡る。
一つ目の小滝(落差5m)は足元を注意しながら崩れた桟道で越えて行く。二つ目の大きな形部滝(落差15m程)は残置ロープがある厄介な急斜面を高巻で登った。登り詰めると尾根道に出るが緩やかに下りながら同志社大研究所(新心荘)の建物があるモミノキ広場に到着した。
あと少し歩いてなんとかダンノ峠まで周回し、ほっと一息入れる。
北山最深部に位置する山に突っ込み、入山中は誰にも出会わなかったがO西さんと二人でルートを見極める事で心強く安心して進む事が出来た。

下山してからクラブのメンバーから連絡が有り御嶽山が噴火した事を知る。
運が良かったのか?偶然にも難を逃れ、なにか神憑り的なものを感じてしまった。
登山は安全が最優先。これからは警告を無視せず年齢に応じた無理をしない山行を心がけよう!
(追記)
鈴鹿、霊仙山に行った時、ヒル対策で使ったスキンガードエクストラは効果無し。
今回は市販のヤマビル用忌避剤を使用したが、9月後半という時期が良かったのかヒルは全くいなかった。
         (Y里)


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