山行日 | 2015年2月11日(水) |
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山名・山域・県名 | 湖東;八幡山(271.8m) 「当初予定は 敦賀:岩籠山」 |
目的 | 雪山歩き |
形態 | 日帰り山行 |
コース | :7:00山科駅前発=8:35R161駄口=8:45市橋、8:55疋田“ニチフ”駐車場、9:10出発…谷コース…10:30撤退…11:20駐車場、移動=11:50R8“道の駅塩津海道あじかまの里”=さざなみ街道=13:45近江八幡市、八幡山ロープウェー駅横駐車、13:50出発…日牟禮八幡宮…ハイキング道…14:25山頂駅…14:40瑞龍寺門跡…北の丸跡△(271.9m)…西の丸跡…15:25駐車地着、“たねや”=琵琶湖大橋=17:20山科駅着 |
メンバー | CL:K村、S字、N泉、雅 |
天気 | 晴れ |
交通手段 | 公共交通機関 |
装備 | 日帰り基本装備 |
入浴 | 無し |
去年の晩秋に登った敦賀の岩籠山。駄口尾根ルートは多彩に場面が変化して行く素
晴らしい道だった。この尾根は積雪期にも登られているらしい。とにかく頂上部には
“インディアン平原”という草原が広がっている。冬は当然見事な雪原になる。その
雪原を自由にワカンで歩きたい、というのがこの日のリーダーK村氏の思惑であった。
今冬の雪は、降る降らないがはっきりしている。この週の頭に日本海側で大雪に
なった。メンバーはラッセルを覚悟しながら、フッカリと雪の布団を被った平原を横
切る自分を想像していた。ところが、雪は想定外の状況を作っていた。登り口である
“ドライブインしのはら”の駐車場がどっかりと分厚い雪で埋まっていたのである。
唖然と口を開けたままそこを通り過ぎ、仕方なく別の登り口の市橋に向かった。
とりあえずはワカンを着けて歩き出すとすぐに更雪のラッセルとなる。しかし市橋
ルートは谷沿いで、いくらも進まない内に何度も渡渉を強いられた。とてもの事頂上
など無理、と判断できた。尻尾を巻いて脱出する。
雪崩回避という事も含めて、雪山は尾根から登るのが常識な事は重々承知していた
が、雪の谷の進み難さを改めて感じた。雪を楽しみに来て、その雪に拒絶された。し
かも下界の雪からの拒否ということなので、大変悔しい。認識が甘かった。
残った半日をどう使うかを全員で車内で考えた。ロープウェーで上がれる八幡山
(近江八幡)に歩いて登ろうという事になった。(実は雅の希望)城が建てられてい
ただけあって、北の丸、西の丸と移動して行くと全方位が見渡せた。PМ2.5によっ
て霞はしていたものの、壮大なパノラマを楽しむことが出来た。
とても登山と言えるものではないが、とにかく岩籠の気持の捌け口が必要だった。
結局、琵琶湖一周ドライブを運転してもらって楽しんだだけの一日となった。
ただその行程で、・一ヶ月後に廃止されるトワイライトエクスプレスの雄姿に会
い、・鮒ずしや若鮎を食し、・白鳥の飛来地を見、・有名洋菓子屋に寄り、・早咲き
の菜の花畑を通るという思わぬ観光ができた。
けったいな紀元節だった。 ( 雅 記 )