山行日 2018年8月12日(日)~14日(火) 前夜出発
山名・山域・県名 白馬三山
目的 夏山合宿、白馬三山縦走
コース

8月11日(土)
20:00京都駅八条口-名神高速京都東IC-20:30草津SA-中央自動車道-12:30長野自動車道安曇野IC-1:30八方尾根第二駐車場、テント設営、仮眠

8月12日(日)
4:00起床、朝食、テント撤収、共同装備分担、5:45白馬八方バスターミナル(タクシー2台乗車6,000円)6:30栂池ゴンドラ、7:00ロープウェイ~7:30栂池ビジターセンター~9:00天狗原~11:05白馬大池山荘~13:50小蓮華山~14:57三国境~15:45白馬岳~16:07白馬山荘~17:27村営頂上宿舎、テント設営、17:00夕食(ビーフン、野菜スープ)
          
8月13日(月)
4:00起床、朝食(お茶漬け)、5:00テント撤収、7:20村営頂上宿舎出発~9:04杓子岳分岐~10:27鑓ヶ岳~10:46鑓温泉分岐~13:25白馬鑓温泉小屋(露天風呂入浴)16:00夕食(ちらし寿司、みそ汁、こうや豆腐)

8月14日(火)
4:00起床、朝食(かやくご飯、味噌汁)5:00テント撤収、 6:30白馬鑓温泉小屋出発~8:46小日向のコル~10:45猿倉荘11:00猿倉バスターミナル(タクシー2台乗車6,400円)-11:30八方尾根第二駐車場、八方の湯(800円)12:00出発-北陸自動車道糸魚川IC-徳光PA(ブリカマ定食1,200円)-20:30草津SA-21:00名神高速道路京都東IC-解散

メンバー Y里(CL)、Y村(SL)、I本、O西、O山、S古(食当1)、N上(食当1)、M本(食当2)、Y野、U谷 計10人
天気 12日曇ガス、13日雷雨、14日曇り時々晴れ
交通手段 車2台
装備 【個人装備】テント泊装備(シュラフ、シュラフカバー、個人マット)ヘッドライト、雨具、防寒具、サングラス、日焼け止めなど、虫対策、食器、銀マット「各自1枚持参」
【共同装備】エスパース4~5人用2張り、エスパース2~3人用1張り、ファーストエイドキット1、、鍋大1、中1、ガスコンロ(ヘッド2、ボンベ3)、ポリタン
入浴 八方の湯 https://hakuba-happo-onsen.jp/happo/

    

6月にゼニーツに正式入会をしたが、入会前と比して山行に参加する機会が激減してしまった。
7月は祇園祭で、例年山に行くことができず、今回の合宿に参加するにあたり、事前のトレーニングを行う事が出来なく肉体的に心配ではあったが、今回の合宿は初めての北アルプスで是非とも参加をしたかった。 
合宿に際し、自分なりに課題を二つ設定した、一つは、絶対に山行の足を引っ張らない、もう一つはゼニーツのメンバーにできる限り馴染むこと。
幸いなことに一つ目の課題は、なんとか遅れることなく歩き通し、体調不良にもならずクリアできたと思う。 二つ目の課題は自分ではまあまあの出来ではないかと感じているが、これはメンバーの皆さんがどのように感じてもらうかで、今後も課題としては継続される。どんな組織であっても、組織貢献していればそれなりに受け入れてもらえるだろう。
今回浮かび上がった新たな課題としては、装備に対する認識が甘かったこと。
今後同様の経験をする方がいるかもしれないので、個別に述べると

1 手 袋  雨天での歩きの想定を全くしていなくて、今回はたまたま、防水の手袋を所持していなくても大事に至らなかっただけ。
        もしもっと悪天候になていたなら大変なことになっていた。
2 スパッツ 荷物になるので置いてきたことが、考えが間違っていた、雨の行軍がもっと続いていたら、と思うとぞっとする。

3 雨 具  直前で防水加工を施してきたが、撥水性が失われていた。

考えてみると歩くための装備よりも、寝るための装備を重視、優先した結果が現れた。
諸先輩の話を聞いていると、寝袋は持ってきていなくてもスパッツ、手袋は持ってこられている
ということは、優先順位は歩く為の装備が最優先で、その次に衣食住の装備がくるようだ。
経験が少ないので具体的な具体的なイメージができないのでこのような結果になったので、経験を積んで今後も研鑽していきたい。
(I本)

体力的不安で本当に最後まで迷いましたが、みなさんに付いて全行程を歩きたい一心で思い切って参加させていただきました。無事に猿倉まで到着できた時は本当に感謝の気持ちで一杯でした。
風雨の中を歩いたり、山頂付近で雷の音にかなり緊張しましたが、時折霧からのぞく断崖の壮大な景色、ラッキーなことに星空も朝日も雲海も満喫することができ、人生で初めて雷鳥の親子(ヒナが4羽も!)に遭遇したり、大自然の露天風呂に入ったり、数えれば書ききれないほどの経験ができました。最初のテント泊では石がゴロゴロしていて風がテントの端を体を持ち上げて寝苦しく、テント泊は合わないかもと思いましたが、これがこれまで最もシビアなテン泊だと聞いて、それを経験したのだからもう何も怖くない。
今回の合宿参加へは、大きなザックを買い揃えるところからでした。シュラフは直前の定例山行にあわせて買ったばかり。この歳になると普段の生活ではなかなか未知の領域に挑戦する事はないですが、今回の夏合宿は私にとってチャレンジでした。皆さんが温かく支えて下さったおかげで無事に帰ってこれたなあと思います。
お忙しい中でも事前の準備に細やかなアドバイスを下さったリーダーをはじめ、テント内で身の処し方に戸惑っている私をサポート頂いた同テン班の皆さん、工夫を教えて下さった食当の皆さん、そのほかにも参加前から登山中に渡り様々な面で助けて下さった皆さんに心から感謝しています。いつか私も応援できる側になれるよう力をつけていきたいと思います。
最後に、やっぱりひとつしかない体は労わらなくてはと思いますが、山に遊ぶ時はこれからも歳をとったのをちょっと忘れていたいです。歳に囚われずに皆其々の何かにチャレンジする、ゼニーツはこれからもそんな場所であってほしいと思います。
帰りの日本海のブリカマ定食、美味しかったです。合宿は最後の最後まで盛りだくさんでした。皆さま、本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
(U谷)

ゼニーツに入会して1年。いつかは合宿に参加できたらいいなぁ。そして、いつかはテント泊縦走ができたらいいなぁという思いでいた。
今年の夏の合宿は、白馬三山縦走テント泊!と聞いて、是非参加させてもらいたいと思う。昨年の夏、ほぼ同じコースを歩いていた。その長いコースをテント泊装備で歩けるのか?という不安があったが、今年参加しなかったら、きっと後悔するだろうなぁと覚悟を決め、参加のお願いをする。
いよいよ、白馬栂池登山口。10kgを越すザックの重さに足取りが重い。少しのぐらつきにザックが振られる。自由にならない動き。好きなお花の写真も撮っていると、みんなについて行けなくなる。遅れていく。
今回の合宿は、皆さんについて歩く。今回の夏合宿の目標はそれだけ!それで充分!と思う。
1日目、白馬大池までの急登。大きなごろごろした石。雪渓。小蓮華岳、白馬岳迄の長い長い縦走路。精魂尽き果てるとはこのことかと思われるぐらい疲れ果てる。テント場についても、大きな石のごろごろした足元に歩くのが辛い。その中で、テント設営、食事の用意、、と続いていく。寒さと小雨の降る中、続いていく。先輩方の気力と体力に驚くとともに自分もいつかは、自分の判断で動けるようになりたい!と思う。
2日目、杓子岳、白馬鑓ヶ岳、白馬鑓温泉までの縦走。
白馬鑓ヶ岳の稜線で、なんと、雷と雷鳥に遭遇!雷鳥の親鳥と雛の可愛さは、この合宿一のベストタイム!そして、雷との遭遇は、この合宿一の恐怖タイム!リーダーが、この稜線で雷雲の近くにいることは、たいへん危険なことなので、白馬鑓温泉の分岐までは急ぎます。と言われて、スピードをあげて、歩かれる。稜線上をスピードをあげで歩く。時々吹き上げる強風とザックの重さに、ほんとにほんとに足元がふらつく。怖い。必死に前のメンバーを追う。他の登山者は、ハイマツの中に倒れこんでいる。雷鳴と強風と横なぐりの雨の中、急ぐ。走る。
白馬鑓温泉に着いた時は、ほっとした。2日目ということもあり、メンバーみんなに笑顔が戻る。夕食後には、それぞれの飲み物で、山行の無事を乾杯する。
3日目、白馬鑓温泉から猿倉まで下山。徳光のブリカマ定食がとっても魅力がある!とかで、少しスピードを上げて下山する。3日目もまた必死でついて歩く。
3日間の白馬三山縦走テント泊合宿。
自分は、皆さんについて歩くのが必死だったけれど、会長やリーダーや食当の係や先輩方の気力と体力、状況を判断し、対応されていく行動力、
そしてメンバーを思いやる声かけなど、学ばせていただくことばかりの三日間だった。
そして、ついて歩くだけから少しでも何かお役に立てるようになっていきたいなぁと思い下山しました。
行き帰りの車の運転、計画、準備、後片付け等もたいへんたいへんお世話になりました。
次回は、何か少しでもお役に立てるようになりたいと思います。

YT

参加者が全員、同じ行程を消化し無事に下山出来るようにと、リーダーが考え選択した今回の夏合宿だった。
“白馬三山” は、北アルプス北部の人気コース、目抜き通りである。比較的危険度は低い。
しかし、今合宿の挑戦課題は、“テント泊縦走” で、移動は全てを担がなくてはならない。
なかなかにストレスの多い合宿だった。ガス、雨、風、雷。残り物なのに全く福がないテント場。
人気ルートなのでサイト地の悪場は仕方がないとしても、天気が好ければ全く違った気分だったろう。
それでも皆、よく凌ぎよく歩き切った。
また今回の興味深い点は、経験の様々な段階の者が集まったことだった。
先輩には役も付いたが、悪い条件下でも粛々と仕事をこなしてゆく姿には感動した。
現場体験が着実に蓄積されていて、頼もしかった。
初参加者も、顔は引きつっていたけれど、苦しい場面をよく耐え忍んでくれた。
最初から負荷は大きかったが、登山は丼勘定だと割り切って欲しい。
これから好い事もある。
総勢10名という、大学ワンゲル部並みの参加人数は会として誇らしい。
しかも皆エエおっさん、おばはん(失礼)。 
それを束ねるリーダーの実力と人間性は如何ばかりか! 
只、合宿としては、全体的に準備不足だった。
個々のトレーニングは個々に任せ、各自の体力を把握できていただろうか。
参加者全員ミーティングが必要っだったのでは。人数が多ければ特に難しい。
リーダーにおんぶにだっこの部分が多かった。渉外役が必要だった。
かく言う私は、初日に皆に後れを取り、共同装備を担いでもらう体たらく。準備不足。
最大の反省は、共同装備として供出したマイテント(2,3人)のメンテを怠っていて、
一晩で内部が水浸しになってしまい、迷惑を掛けた。人に寝てもらう用だったので、猛省している。
悪天候や不快なテント地は、どうしようもないことだ。それを求めて計画した訳ではない。
合宿では、少し背伸びをし未体験の部分に踏み込む、と常々言っている。
図らずの要素は当然発生する。現場で対応するしかない。
雷は怖かった。「今落ちてくれるな」 と唱えながら歩いた。   
( 雅 )

今までの合宿は予定していたコースを変更し短縮したり、メンバー全員が歩く事ができなかったりと完結する事が出来なかった。
今回は考え方を変え合宿に合わせて新テントを購入。誰もが知っているメジャーなコースで多くの参加者を受け入れる体制を作った。
(4~5人の参加者ではもったいないと思ったから。)
結果、10名という今までにない大勢の参加者が集まり、悪天候にもかかわらず全員が予定していたコースを歩き切る事が出来た。企画者としては大満足。
しかし、せっかく素晴らしい稜線を歩いていたのに天候に恵まれず残念。
初日、乗鞍岳でランドネモデルの仲川希良さんととすれ違ったらしい。後ろ姿しか見ていないが。


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