山行日 2015年2月3日(火)~5日(木)
山名・山域・県名 熊野岳:蔵王連山最高峰
目的 厳冬期の蔵王に登る
コース ロープウエー山頂駅→地蔵山→熊野岳→地蔵山→ロープウエー山頂駅
メンバー 3人(男性2人、女性1人)
天気 薄曇り
交通手段
装備 完全雪山装備
入浴 蔵王温泉

会のS字さんら「2月に別のグループの男性3人と蔵王に行く予定で、一人の男性が都合が悪くなり、飛行機の席が一つ空いたので一緒に行きませんか」とお誘いがあった。
厳冬期の蔵王には以前から行ってみたい気持ちはあったが、何分遠いこともありこれまで訪れていませんでした。特に蔵王はモンスターと云われる樹氷は有名でこれまで幾度も写真で見ていたので二つ返事で「行く」と答えました。
京都からはS字さんと、S字さんの知り合いのK保さんと私で、早朝のピーチで仙台空港へ飛んだ。
仙台空港には、K保さんの知り合いのM村さんが車で迎えに来てくれていました。以後3日間4人で行動を共にしました。
M村さんに車で山形県の有名な立石寺など色々案内してもらってお世話になりました。
蔵王山には天候が回復した最終日にアタックしました。
蔵王ロープウエーで高度を稼ぎます。ロープウエーの車窓からは樹氷が見えてきます。
蔵王の代名詞でもある「樹氷」は、この地特有の気象条件によってもたらされる自然の芸術です。氷雪に覆われた樹木の姿が、まるで怪物のように見えることからスノーモンスターとも呼ばれています。
樹氷は、蔵王連峰に生育する針葉樹のアオモリトドマツの枝や葉に、日本海側から吹く季節風に乗って運ばれた雪雲の中の雲粒(0度以下でも凍らない過冷却水滴)が着氷し、着雪とともに繰り返しながら成長していくとのことです。
樹氷の見頃は2月。北西からの風と平均気温マイナス10~15度の気象条件のなかで樹氷が最も大きく成長し、蔵王樹氷群が見られるようになるそうです。時期的にどんぴしゃりでした。
山頂駅で降り、駅舎から外に出てみると、尋常な寒さではない。この寒さと風がモンスターを育てているのを身に染みて感じさせられた瞬間だった。
装備を整えて、ワカンを装着するが、これまでワカンは雪で沈み込むのを防ぐために装着していたが、ここの雪は氷状になっており、足を踏み込むと「バリバリ」と音がする。
今までに経験したことに無い感触だ。
ここから蔵王連山の主峰「熊野岳」を3人でピストンする。Mさんは術後なので下で待機。歩き出すと初めて見るモンスターの姿に「なんだ、これは」と言葉を失った。
熊野岳まで1時間余り、自然の芸術品を楽しんだ。
熊野岳の山頂は10年以上前の秋に登った時に記憶にある熊野神社の祠は巨大なモンスター化しており、なんとなく神社の祠であることが認識できた。

できればもう一度、冬の蔵王に行けたら行ってみたい。

    

 


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