山行日 2019年6月9日(日)
山名・山域・県名 仙ヶ岳:鈴鹿山系
形態 日帰り山行
コース 仙ヶ岳登山口→小矢場峠→南尾根・白谷コース分岐→滝谷不動→仙の石→仙ヶ岳(東峰)→仙ヶ岳→白谷コース・御所谷コース分岐→白雲の滝→南尾根・白谷コース分岐→小矢場峠→仙ヶ岳登山口
メンバー 12人(男性7人、女性4人)
天気 曇り時々雨
交通手段 車2台
装備 日帰り基本装備
入浴 鈴鹿さつき温泉 https://ja-suzuka.or.jp/spa/
 

山行計画では、仙ヶ岳?野登山を縦走したいと考えていた。
しかし、登山口に到着するのが予定より30分ほど遅れた。また、林道が思いの他荒れており、車を下山口の坂本棚田駐車場に回していると登山開始がより遅れるので、二座の縦走は諦め、仙ヶ岳一座を南尾根から登りピストンで下山。メンバーの了解を得る。

鈴鹿の仙ヶ岳!防虫スプレーを足元にしっかりかけて、身支度をする。
林道を歩き出すと真正面に鈴鹿らしいごつごつした岩稜と新緑の木々が美しい稜線が見える。「鬼ヶ牙」の稜線だそうだ。
天候は曇りの予想だったが、雲行きはあやしい。歩きだしてすぐ小雨が降り出す。
南尾根分岐で少し水分補給してイタハシ谷を南尾根方面に登っていく。
途中、谷筋が崩れているところがあり、注意書きが出ていた。
「谷筋をロープに沿って進む」
谷筋?谷の横のこのロープ?ここでいいのかな?と思いながら進む。あれっ、どうして谷底にも赤いロープがあるの?と混乱していると、後ろから「おーい!ちゃんと注意の看板見たか!」「はい、見ました。」と答えるが、自分が理解したのと、看板の指示の意味は違った!崩壊地があるので、谷底の赤いロープに沿って進み巻きなさい、という意味だった。自分はそれでもこのぐらいの崩壊地なら進めるだろうと進んだ。でも、それはダメ!後ろのメンバーは谷底の方を巻いて登ってきた。そのことについて、教えていただく。「危険箇所通過の看板の内容をメンバーに伝え、共有すること。危険箇所回避の内容を確認せず、進んだことは、メンバーを危険な目にあわしてしまう。」大切なことだ。分岐は止まる!だけではないのだ!メンバー全員が無事に下山するために共有することは、山ほどあるのだ!って今更ながら気づく。
また、谷を登り、途中休憩なしで急登を登り続けた。すると、後ろからまた大きな声!「稜線が見えるから登り続けるのか!」「どうしてそのしんどい急登を休み無しで登り続けるのか!メンバーにしっかり伝えていかねばならない」と。「しんどいけど、止まらない理由をメンバーに伝えなければ、メンバーは疲れが溜まっていく」と。谷筋で止まるとヒルが足元から登ってくるので尾根筋のコルまで、登ってしまいたかった。そのことをメンバーに伝えて急登を登っていかねばならなかった。なるほど?!勉強になります!
不動尊分岐のコルで少し休憩をして、いよいよ南尾根に入っていく。さぁーと行くぞ!と思った途端、垂直のような岩場。ロープが3?4本もついている。それをしっかり握って登ろうとすると、また後ろから「ロープは片手だけ!」と。「もう一つの手は、岩を持って!」と。「はいはい、そうでした。」と片手でロープを握りもう片方は岩を持ち、岩場を登っていく。花崗岩のすぐボロボロと崩れそうな岩場を登っていく。やっぱり岩場は楽しい。雨でも楽しい!まわりが見えなくても、登って岩の上に立ったらスッキリする。
ピークをひとつ、ふたつ、みっつ、、大きな「仙の石」のような岩が見えた。案外早く着いた。昼休憩を20分取る。その時、岩場の南尾根をピストンで下山するのではなく、白谷コースを下山した方が、アップダウンがないので、負担が少ないのではないか!という意見をいただいた。メンバーに図り、白谷コースを下ることとした。
東峰、仙ヶ岳山頂を踏んで、白谷コースを下った。アップダウンは少なかったが、梅雨の谷筋は水量が多かった。渡渉を繰り返しての下山となった。会長が自分のすぐ後ろについてくださり、道を外さないように、メンバーと離れないように支援していただく。

コースの半分くらい過ぎた頃、苔むした岩で足を滑らし転倒!その後、会長に先頭を代わっていただく。踏み跡が薄い谷道、渡渉の連続、バランスの悪いガタついたはしご、クサリ場、朽ち果てた丸木橋とスリル満点!でも、メンバー12人は離れずぴったり揃って谷を下る。すっごいなぁ?!力強いなぁ?!と思う。
そして、渡渉の連続で長い時間かかった白谷で、疲れてきた時も、石積み堰堤や白谷と他の谷との出合など現在地を確認するポイントを教えていただき、危険箇所通過の注意やメンバーへの声かけなど大切なことを学ぶ。有り難いです。

駐車場所に戻り、「ヒルチェック!」鈴鹿はヒルが多いので、互いにヒルが付いてないかチェックするのだそうです。靴やスパッツ、ズボンをめくるとイキのいいヒルが出てくるでてくる。ピンセットでつまんだり、ゴム手袋で摘まんだりして、、さようなら

初夏の花にもいっぱい出会いました。
シライトソウ、タツナミソウ、ササユリ、ウツギ、ベニサラサドウダン、、、
仲間とともに存分に鈴鹿を満喫した一日となりました。

しかし、自分にとって反省点の多い定例山行ともなりました。安全のこと、時間管理のこと、コース選択、危険箇所通過と、、、たくさんのことを学ばせていただき、考える機会となりました。
そして、最後まで力強く、楽しく山行を支えていただいた会長、リーダー、参加してくださったメンバーの方々に心から感謝、感謝です。
ありがとうございました。
とても勉強になりました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 
 

ページトップへ戻る