山行日 2017年11月19日(日)
山名・山域・県名 長者ヶ岳、天子ヶ岳
形態 1泊2日 前日キャンプ場テント泊
コース 田貫湖キャンプ場→休暇村分岐→長者ヶ岳→上佐野分岐→天子ヶ岳→富士見台→林道終点→休暇村富士→田貫湖キャンプ場
メンバー 8人(男性3人、女性5人)
天気 晴れ
交通手段 車2台
装備 日帰り登山装備
入浴 休暇村富士 https://www.qkamura.or.jp/fuji/hotspring/

以前、あることで田貫湖を訪れたことがあり、同湖畔にはキャンプ場が併設されおり、東側には富士山が聳え、最高のロケーションの中ゆったりした時間が流れているように感じました。
できればこのキャンプ場で、富士山を眺めながら、山仲間と一緒に一晩を過ごせればと思い計画した次第です。
時期は冠雪した富士山の光景見られる11月下旬に設定しました。
登る山は、このキャンプ場の西側に位置する長者ヶ岳、天子ヶ岳を周回することにしました。
富士山の西側に位置しているので山頂からは、大沢崩れを見ることができるのも選定のひとつです。


前日に田貫湖キャンプに入り、テント7人用、5人用、1人用の3張を設営。
夜は用意してきた食材で鍋宴会に突入。
翌日5時に起きるもテントの撤収等に時間がかかり出発は7時を少し回ってしまった。
休暇村富士の裏手から登山道に入る。
登山道は歩きやすく、50分ほど歩くと尾根にのり、東海自然歩道に合流する。同道を西へ進み、山頂を目指して尾根を上がっていきます。
右手には毛無山塊が見えてきて山頂はもうすぐのようです。
長者ヶ岳山頂からの富士山の展望はもちろん素晴らしいですが、反対側には雪をまとった南アルプスの山並みをのぞむことができました。
ここからの富士山は「大沢崩れ」という浸食谷が真ん中に見ることができ、幅500m、長さは2キロ以上あるそうで、長者ヶ岳はこれを真正面から見ることができるので有名です。
しばし時間を取って富士山の眺望を堪能しました。
山頂にはテーブルベンチが置かれてましたが、昼食には時間が早いので、天子ヶ岳に進むことに。
自然林の中の稜線を下ると東海自然歩道の分岐点があり、直進し稜線を上ると天子ヶ岳山頂でした。
山頂は巨木に覆われており展望はなく少し寂しい場所でした。少し下ったとことが広くなっており、そこで昼食にし、そこから少し先に富士見台という富士山を望める場所がありました。
ここら先、林道まで下り、田貫湖までは1時間の車道歩きで少し疲れてしまいました。

 

長者ヶ岳は、静岡県富士宮市と山梨県南巨摩郡南部町の県境にある標高1335.8mの山で天子山地に属し山梨百名山の一つです。
たまたま、昨年の5月に長者ヶ岳に登る機会があり、登山口付近に田貫湖にキャンプ場が併設され、富士山を借景にした素晴らしいロケーションが広がり、ゆったりとした時間が流れているように感じました。
田貫湖という湖の存在自体、その時に初めて知り、是非、次回はここでテントを張り一晩明かしてみよう心に決め、今回、定例に組み込んだ次第です。
時期は真冬になる前で富士山が冠雪する11月下旬に照準を合わせました。

今回、天気予報では週末は寒気が南下し、よくないとの予報。18日午前8時に雨の中、メンバー7人が車2台で山科駅を出発し、雨雲と共に東に向かう。車は順調に流れ12:45に新富士ICで高速を下りる。すぐにアッシーからバスが高速を下りたとの連絡が入りました。アッシーはJR富士宮駅でピックアップすることになっていた。R139を田貫湖に向かって走っていると、車体に富士山が描かれた休暇村富士行きのバスが前を走っていた。ひょっとしてこのバスにアッシーが乗っているのと違うか?ということで、M岡さんが携帯でアッシーに連絡をとり、現在走行中の車窓の建物などで確認を取りアッシーが乗っているのを確認。バスの後ろをついて走り、アッシーとドッキングしメンバー8人が揃った。結果的にわかったことだが、途中でアッシーをピックアップしなくともそのバスは田貫湖畔の休暇村行きのバスだった。
途中コンビニで買い出しをし、14:00ころ田貫湖に着いた。管理棟で受付手続きをしていたら、受付のおっちゃんが「明日は白い奇麗な富士山が見れる」と言ってくれて期待が膨らむ。
小雨の中テントを設営した後、近くの温泉へ汗を流しに行った。帰ってから少し早い忘年会の鍋宴会に突入した。
翌日は雨雲が抜けきり、西高東低の冬型の気圧配置で快晴の青空が広がり、富士山が奇麗に裾野を広げていた。テントを撤収し7:00過ぎに出発。
国民休暇村富士の裏手から登山道に取りつく。登山道は東海自然歩道にもなっておりよく整備されている。このコースは東京の高尾山から始まり、京都の鞍馬、愛宕山を経て大阪まで続く1700kmのコース。
標高1000mあたりまで来ると田貫神社からの道と合流し、序盤の展望スポットがあり富士山、田貫湖が眼下に奇麗に見わたせた。登山道からも冬枯れで木々の間から富士山を楽しみながら登れた。9:31山頂着。広く開けた山頂にはベンチと三角点があった。東側の樹木が切り開かれ、大きな富士山が姿を現し、大沢崩れがしっかりと確認できた。この大規模な浸食谷は一日に275トン分の崩壊が現在進行中らしく西側から見る富士山の最大の特徴です。富士山の裾野の先には駿河湾を見ることができ、その先には伊豆半島が見えていた。また西側方面は南アルプスが見渡せ、白い雪を被った稜線がその姿を見せてくれていました。先に登っていた女性の話では、北岳から聖岳とのこと。
長者ヶ岳からは緩やかに稜線を下り、たどり着いた鞍部は上佐野方面への分岐点で、東海自然歩道はここから佐野峠、思親山を通り竜爪山へと向かっている。
鞍部からは天子ヶ岳へ向かっての登り返し、たどり着いた天子ヶ岳は南北に細長い頂で、山頂はしばらく尾根道を進んだところにあった。広い広場には山頂を示す標柱と古びた石祠、山頂一帯は木立に覆われ山頂を示す標柱がなければ通り過ごしてしまいそうなところだった。広々とした山頂の日だまりでランチとした。
天子ヶ岳は三ツ峠や越前岳とともに富士山の好展望台として知られたところで、山頂から暗いスギ林の中を進んだ所に富士山の展望台があった。目の前の木立が伸びすぎて多少気になるものの、大きなすそ野を広げる富士山が目の前にそびえ立っており、遮るものが何もないこの山頂から眺める富士山は、圧倒する迫力でその頂を天に向かって突き上げていた。
天子ヶ岳からは田貫湖へ下りは東海自然歩道から外れているためかあまり整備も行き届いていないようで、急な坂道には落ち葉が降り積り気の抜けない下り。急な坂道を下って行くと登山道は杉林の中を下って行くようになった。そろそろ下りにも飽き始めてくること、登山道は舗装道路にたどり着き、左手の道をたどり田貫湖へ戻ることに。田貫湖まで長い車道歩きを経て休暇村富士の前の展望テラスで最後の富士山のロケーションを楽しんだ。ここ田貫湖は4月20日と8月20日ころ、富士山の山頂から朝日が上がるダイヤモンド富士を見ることができる所として知られている。
機会があれば、また富士山の見える山を計画したいと思っています。
(K村)

目的がはっきりしていて言葉通りの山行でした。
到着時は小雨が降る中、テントの設営でしたが大きなテントが二張りも!
これが個人の持ち物だという事に驚かされました。
その後、ロケーション最高のキャンプ場で8人がゆとりの楽しい宴会。
大人数で遠くの山に出向くと楽しいですね。
体調不良のまま参加したので皆さんにご迷惑をおかけしましたが、
翌日は風も無く暖かいくらいの良い天気だったので助かりました。
参加させて頂いてほんとに良かった。
(Y里)

長者と天子は、個人的に昨年10月の初めに行っており、その時は富士山はまだ冠雪しておらず、さらに山頂で富士山に対面できるはずが、ガスでほとんど見えず。今回はリベンジ山行、今度こそ!と願っていました。
土曜、夜空を見上げると、まるでプラネタリウムにいるかのような星空。一つ一つの星が巨大化したか、地上に近づいてきたかのよう。後日、調べるとその日は新月だったようです。
土曜の雨のおかげで澄んだ空気の日曜日、富士山は、昨年とはまるで別人のようなお姿で、私たちの前にバーンっ!!、これがほんまのボクの姿☆昨年はごめんね、今日は昨年の分もカッコいいボクの姿をよく見といてね(^.^)と、現れました。ほんとにお見事な完璧な姿にびっくりしました。
そして、斜め後方には、まだ行ったことのない南アルプスの山脈が白く雪化粧をして、遠くに美しくつらなっていました。
さまざまなラッキーが重なり、星空と富士山を楽しい仲間と共有できた二日間でした。お世話いただいたリーダーと、ゼニーツの皆様に感謝します。
(S古)

3月の総会でK村さんが「富士山の見える山」を計画されていると聞き、胸が踊り「早く11月が来ないかな~」ととても楽しみにしていました。
富士山は、新幹線や高速道路から遠く見えただけで、大きな感動を覚えていました。
田貫湖キャンプ場は広くて綺麗で、目の前に富士山。「やっぱりデカイ!」こんなに近くに富士山を見るのは初めて。
雨雲の隙間から富士山の姿が現れる度、皆で大喜び。
初日はあいにくの雨でしたが、白山の時のように「絶対晴れる!」と確信していました。
夜は皆で鍋をしてワイワイ。雨が上がった外に出ると満点の星空。
びっくりするほど、大きな星。
翌日の長者ヶ岳、天子ヶ岳の山行は、富士山を眺めながら歩きました。
本当に贅沢な、貴重な経験をした2日間でした。
富士山が素晴らしいのはもちろんですが、ゼニーツの皆さんと感動と楽しさを分かち合えたのが、喜びを倍増させてくれました。
ゼニーツに入って良かったな~とつくづく思いました。
リーダーのK村さんはテント、食材何から何まで用意してくださり、帰宅してからの片付けも大変だったと思います。
本当に有難うございました。
(H田)

雨上がりでチリもなく澄みきった青空に雪帽子の富士山。日本人でいることに感謝できる絶景を拝むことができ感無量。計画、準備から車出しまでリーダーに感謝。協力的なメンバーに感謝。山っていいな。田貫のテントは最高でした。今度はダイヤモンド富士狙いかな。
(A田)

ゼニーツのメンバーと山に行くのはとても楽しい。今回は富士山近くまでの遠出で、なんだか修学旅行に行く気分٩(๑❛ᴗ❛๑)۶2日間生活を共にするなんて他のスポーツではなかなか考えにくいと思う。目的地に向かって協力し合って移動して、共同で食事の準備やテント設営、片付け、そして山に登って同じ景色に感動して、全員無事下山を目指して歩く。今回は富士山の完璧な眺望まで堪能できて、こんな素敵な山行を企画していただいたリーダーに感謝です。(Mおか)

今年の6月にゼニーズに入会さしていただき、自分には2回目のテント泊の山行だった。自分は、この富士山を鑑賞する長者ヶ岳、天子ヶ岳の山行が待ち遠しく、以前からとても楽しみにしていた。
しかし、雨の中の京都山科の出発。この先、雨の山行になるのか、、、少々不安な出発。雨雲が東へ移動し、天候が回復していくとのことを願いながら静岡に向かう。
1日目の夕方、富士山にかかる雨雲が少しずつ風に流され、富士の姿が少し見える。「もうちょっと、もうちょっと、、、」と期待が膨らむ。
そして、2日目。朝5時。東を見ると、今まで見たこともない美しい富士の姿が!その大きく迫力ある姿に圧倒される。
「おおおっーーー!  こんな美しい富士山があるのか!」
田貫湖のテントサイトから間近に見る富士の姿に感動する。
そして、長者ヶ岳、天子ヶ岳に登ると、田貫湖のテントサイトから見る富士山とは,また違う姿が現れる。
1335mの長者ヶ岳から見る富士の姿は、大きくすそ野を広げ、手前には、富士宮の町と田貫湖、そして南には駿河湾がきらきら耀き、遠くには伊豆半島の山並みが続く。そして、なんと、長者ヶ岳からは、冠雪した南アルプスの山並みも見ることができた。絶景の連続に大きな歓声があがる。
11月の定例に富士山の見える山行を企画していただいた。
そして、その目的通り、参加した仲間は富士山の絶景を存分に楽しませていただいた。山行を終了し、今、その余韻に浸っている。
富士山、南アルプス、長者ヶ岳、天子ヶ岳、田貫湖、田貫湖湖岸の紅葉、、、
その雄大で美しい自然に身を置き、ゼニーズの仲間と共にテント泊を体験することができた。
その山行のためにKリーダーが計画を立案し、周到な準備をしてくださった。
その二日間の山行は、穏やかで和やかだった。Kリーダーがメンバーの体調や歩き方にも十分配慮していただき、参加したメンバーが安心して活動することができた。
でも、自分はこの2回目のテント泊でも、とんちんかんなことをいろいろしてしまった。2日目の朝、急がなくてはいけないのに、ゆっくりゆっくりしわを伸ばしながら、シュラフをたたんでいたり、テントを片付ける時、ポールは押して抜かなければならないのに、ポールを引いて抜こうとしたり、、、手伝っているようで、お邪魔なことをしていることがたくさんあった。そんな、自分でしたが、おおらかに見て頂き、仲間のみなさんに たくさん助けて頂きました。
Kリーダー、そして、参加されたメンバーの方に心より感謝いたします。
ほんとうにありがとうございました。
そして、また、ご一緒させていただき、たくさんのことを学ばせていただきたいと思っています。
(Y野)

日本の名峰富士の山を、この上なく素晴らしい感動で楽しませて頂きました。
田貫湖に出会われたK村さん、ここでキャンプして皆に富士山を楽しませてあげたいと、長く温めて来られた企画に、富士の山は裏切る事無く、見事なまでに、厳かに雨雲の羽衣を脱ぎ捨て、グイグイと晴れ上がり、誇らしいまでに美しい姿を見せてくれました。
 冠雪した富士を、程よく落葉した木々を通し眺めるも良し。しっかりと切り開かれた空間より、圧巻の迫力で雄雄しく裾野を広げる富士と、見つめ合うかの様な距離で触合うも良し。
日本の12月より選りすぐりの、この11月、ドンピシャのこの月に、ドンピシャの晴れの日となった昨日。
雨に泣かされた休日が多かった印象を残す今年の秋であったが、河村マジックは、見事に打ち破り、皆を楽しませて下さった。
 落ち葉の登山道で導いてくれたルートは、田貫湖の湖畔より続く、長者ヶ岳から天子ヶ岳、林道を経て休暇村富士を通り戻って来る周回コース。休暇村富士展望デッキからの眺めは、最高のクライマックスとなった!!
 キャンプの準備から長距離の運転。何から何までお世話頂き、素晴らしい思い出を残す遠征となりました。
山、仲間、天気、何拍子も揃った、幸せいっぱいの例会に乾杯。感謝!
(S字)

 

 

 

 

 


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