山 行 日 2023年8月25日深夜発、26㈯、27㈰
山名・山域
・県名
赤岳
八ヶ岳
長野県、山梨県
目  的

•八ヶ岳随一の険路である、権現岳から赤岳間を通過する。(分県登山ガイド「山梨県の山」より抜粋。
•八ヶ岳一般中で最難との呼び声高い真教寺尾根を通過する。(山岳雑誌 岳人2018年7月号 別冊 夏山P178より抜粋)
•どちらが難しいか自分で感じる。
•赤岳山頂から、日の出に雲海に浮かぶ富士山、アルプスの山々を眺める。

形  態 小屋泊山行
コ ー ス

【8/25㈮】
JR京都駅から23:03発クリスタルライナー号に乗車。

【8/26㈯】
中央道小淵沢バス停5:43下車。徒歩でJR小淵沢駅。6:11発乗車。JR甲斐大泉駅下車6:26着。(甲斐大泉駅はICカード未対応)予約していた北杜タクシーで天女山駐車場へ移動。¥2220
天女山駐車場(1530m)6:41出発~天ノ河原~前三ツ頭▲2364.5~三ツ頭(2580m)~権現岳(2715m)~ツルネ(2550m)~キレット小屋~赤岳山頂▲2899~赤岳頂上山荘到着16:56

【8/27㈰】
早朝ご来光鑑賞~赤岳頂上山荘6時半過ぎ出発、真教寺尾根コース、扇山(2356m)~牛首山▲2280.3~賽の河原~羽衣池~ピクニックバス 美しの森バス停(1470m)~JR清里駅14:02発乗車~JR小淵沢駅~特急あずさ号でJR塩尻駅~特急しなの号でJR名古屋駅~新幹線のぞみ号でJR京都駅18:51着。

メンバー 2人(女性2人)
天  気 8/26   晴れ、15時前から小雨、霧、雷。
8/27   快晴!
交通手段 公共交通機関
装   備 小屋泊基本装備
入  浴 なし

 

 

•この山行計画を立てたきっかけ

去年、会員の企画した西岳、編笠山、権現岳山行後、分県に書いてある「権現岳から赤岳間がもっとも険路」の言葉に刺激を受け、ご一緒したメンバーに「行ってみたい」と呟いたことだった。お一人が興味を示してくれ、頑張って山行計画を立てた。結果的には、その方は不参加になって残念だが、私は、初めて泊りがけで、遠方の公共交通機関で行く計画を立てただけで一仕事終えた気分になった。

•八ヶ岳全体としては5度目になる。目指す山、コースが違っていた。赤岳は美濃戸口から登っている。八ヶ岳に詳しい会員からは「難しいコース」と言われた。 達者な男性会員も参加予定だったので、「好天でその男性会員が一緒なら、大丈夫だと思う。」とのこと。結果女性二人になったが、同行メンバーは怖気づかない人で「二人で頑張ろう!」と言ってくれ、山行決定になった。

•当初の計画では、清里からタクシーを利用して登る予定だったが、地元のタクシー会社5社に電話して断られた。同行メンバーが逆コースなら、ピクニックバスを利用できるかも、と情報をくれ、予定を変更した。幸い、逆コースでタクシーの予約をとれた。

•8/26

タクシーを利用して1時間ちょっとコースタイムが縮む。富士山も見えて気分が上がる。権現岳まで約5時間。コースタイムで歩けた。私が心配していたのは、61段20mの源治梯子。梯子が怖い。駅の階段も手すりを持たないと歩けない。必死で下る。その後、天気予報通り雨が降ってきた。ガスがかかり、雷が鳴り続く中、ひたすら2時間 鎖場、梯子を通過した。疲労困憊で小屋に辿り着いた。

•8/27

早朝から赤岳山頂でご来光鑑賞。富士山はしっかり見られた。真教寺尾根の分岐が分からなくなり、タイムロス。赤岳山頂直下は緊張する岩場が続くが、時間的には往路のキレットの方が緊張する時間が長かった。キレットを往路で使って良かった。難路を通過してから、美し森までは特に難しくない。

•山行後の感想

遠方の山へ公共交通機関で行く場合、高くつくし、リーダーも初めてのコースなら不安があると思うが、同行してくれたメンバーに感謝したい。私にとっては難易度の高いコースだったが、無事に目標を達成できて、充実した貴重な経験だった。 H田記


ページトップへ戻る