• 山行 日 2022年8月30日㈫
    山名・山域・県名 羊蹄山  北海道
    目    的 憧れの山に登る
    形   態 平日 日帰り山行(前日泊)
    コ  ース

    倶知安(比羅夫)コース
    登山口(350m)4:30〜9合目〜
    北山(▲1843.4)9:41〜
    真狩岳(▲1892.7)10:18〜
    羊蹄山山頂(1898m)10:27 
    休憩、出発11:35〜お鉢めぐり〜真狩コース9合目〜下山16:30〜羊蹄自然公園入口バス停(231m)17時過ぎ到着

    メンバー 1人
    天   気 晴れ、曇、時々ガス
    交通手段 出発登山口まで宿の無料送迎、帰り 公共交通機関
    装    備 日帰り基本装備、多めの水分、虫対策
    登山届 現地登山ポスト
    入    浴 なし

    蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山は、日本百名山で、堂々とした独立峰である。見るたび、「羊蹄山見えた!かっこいい山だな~!」と嬉しくなる。

    見る対象の山から、なんとか自分も登れないか調べだし、天気予報を見て3日前に宿の予約をした。公共交通機関のバスを利用すると登山口着が7時前。遅すぎる。タクシー利用なら¥2000くらい。無料送迎を3時半から可能のホステルを見つけた。

    羊蹄山は4つコースがあるが、利便性などで倶知安、真狩コースが多く利用されている。両者とも9合目までは単調と本に書いてあるが、全くその通り。お泊りセット、多めの水分等で、またもや荷物は10kg。重たい。退屈。行きは樹林帯の隙間から時折見えるニセコアンヌプリの山、町がだんだん小さくなって励まされ、山頂の景色を楽しみに黙々と登る。

    9合目に着くと視界が突然開け、黃葉が始まった広々した大地が広がる。母釜と呼ばれる巨大な火口が現れ、「おお〜!すごい!」と思わず感嘆の声が漏れる。さらに巨大な父釜(最大径750m、深さ約200m)登場!大迫力!雄大な眺めに見入ってしまう。大火口を見ながら山頂へ。風が強く止まっていると指がかじかんでくる。北海道は緯度が高いので、標高プラス1000mで考えよ、と本に書いてあった。ガスの間から時々洞爺湖が顔を出す。

    お鉢めぐりは岩場経由。時々両手を使い、アスレチックのようで面白い。大迫力の父釜と別れ、真狩コースから下山。樹林帯の中延々とひたすら下る。膝が笑う。体中ボロボロ。私にとって1500mの標高差の往復はしんどかった。やっと下山してからバス停がまた遠い。振り返ると羊蹄山はやはり大きく堂々とそびえていた。

    追記 、近郊の山を日帰りで一人で行く事はあったが、遠方の前日泊の経験は初めてで不安で、アクセスや宿選びに時間を要した。自分のコースを把握していれば、道迷いがないのも「行こう!」と決心した大きなポイント。ハードだったが挑戦して良かった。初めて一人で登った百名山として、忘れられない山になるであろう。

    H田記

     



     

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