山行日 20233年10月19日(木)
山名・山域・県名 石鎚山脈・愛媛県
目的 西日本最高峰の百名山、紅葉の石鎚山と周辺の山々を歩く(3日目)
形態 日帰り山行
コース

9:14伊予富士登山口→9:40東黒森との分岐→10:17伊予富士山頂→11:03東黒森との分岐→11:32登山口下山

メンバー 4人
天気 晴れ
交通手段
装備 日帰り基本装備、秋山防寒対策
入浴 なし
 

独立峰ではないのに「富士」と名づけられた伊予富士は1755mの山で、山頂には三等三角点があり、初日の瓶ヶ森と同じく石鎚山系のひとつ。

初日の車窓から見た、お抹茶を振りかけたような気持ちのよい笹の山肌に、紅葉したコミネカエデや青々としたダケカンバやウラジロモミがポコポコと生えている姿に、山歩きのワクワク感が高まります。

登り始めて間もなく、登山道の真ん中にあり得ない大きさの糞が! ティッシュペーパーが落ちていたので明らかに人のもの。岳人であればこんな道の真ん中にしないはず。UFOラインを走行していた観光客のものなのか…いきなりのショッキングな現場から気持ちを取り直して歩きます。

ちょっとした岩盤の渡渉やロープ箇所を越え、やっと楽しみにしていた笹の道となりました。…しかし、見かけとは裏腹に、笹の道は急斜面のトラバース。膝高ほどに生い茂り、足下が見えない箇所もあります。笹の根、部分的な崩落、唐突に出た岩など、ここで転倒すると一気に50mは滑り落ちてしまいそう。景色どころではない登山道を「怖い怖い」と言いながら神経を集中して歩きました。

山頂は視界360度、初日の瓶ヶ岳は東黒森に隠れて観えなかったものの、2日目の石鎚山、宿泊していた伊予西条の街と瀬戸内海、恐らくは剣山であろう山脈、そして土佐湾まで観ることができました。

登りの急斜面であれほど怖いと騒いでいたのに、下山はあっという間。利き手が山側か谷側かによって怖さに影響する? 単に慣れた? などなど話ながらの下山でした。

愛媛県出身のメンバーが、この3日間すべてが快晴であったことが大変珍しいと話していました。瀬戸内海から温められた空気が上昇し、石鎚山系で雲が発生しやすいためだそうです。全てが好条件で山行が終えられたこと、感謝です。

 

 

 


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