山 行 日 | 2025年4月20日(日) |
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山名・山域 ・県名 |
三上山(473m):京都府木津川市 |
目 的 | 木津川ほとりにそびえる好展望の山と海住山寺、恭仁宮跡を巡る |
形 態 | 日帰り山行 |
コ ー ス | JR棚倉駅(9:02)→三上山(11:47~12:35)→海住山寺(13:40)→恭仁宮大極殿跡(14:46)→JR加茂駅(15:35) |
メンバー | 9人(体験参加者2人を含む) |
天 気 | 曇り |
交通手段 | 公共交通機関 |
装 備 | 日帰り基本装備 |
入 浴 | なし |
今回登った三上山(さんじょうさん)は京都府の南部、木津川市に位置する山で、山城町森林公園として遊歩道が整備されています。標高は473mと低山ですが、山頂の展望台からは360度のパノラマが広がっています。
「少しでも、のどかな風景とゆったり気分を味わえてもらえたらいいな」との思いから選びました。
コースは色々ありますが、棚倉駅前の湧出宮から集落をぬけ、竹林作業道の尾根道からかいがけの道を経て、三上山へ。下山は冒険の道を下り海住山寺へ京都自然200選のりっぱなヤマモモや国宝五重の塔を眺め、奈良時代に3年余りで廃都になったかつての都、恭仁宮跡を抜けJR加茂駅までの行程です。
9:02棚倉駅をスタートしました。民家を抜け、竹林の中の遊歩道を通ります。
多くの竹の子が土の中から顔を出しており、農家の方が収獲されていました。
道は緩やかで迷うことはありません。
展望は望めませんでしたがミツバツツジが疲れを癒してくれます。
途中林道を何回か横切り山頂に到着しました。
山頂にはコンクリート製の展望台が設置されており360度のパノラマです。
遠くには金剛山、生駒山が望め、眼下には木津川市の街並みが広がっています。
木津川市は平成19年に木津町、山城町、加茂町が合併し誕生した町です。
市の中心に木津川が流れていることから市の名前になったのでしょうか。
下山途中に「海住山寺」に立ち寄りました。
このお寺は平城京の鬼門の位置にあたることから、聖武天皇が東大寺大仏の造立が無事成就するのを願って建立されたとのことです。
綺麗に手入れが行き届いた立派な古刹の寺院で、国宝の五重塔がひときわ存在感を誇っていました。
国内に現存する26基の五重塔で2番目に小さい塔とのことです。ちなみに最も小さい塔は奈良の室生寺塔で最も大きいのが東寺の塔になります。
塔のひさしの下の木の組み方が複雑で、設計図のない時代の匠のスキルに瞠目しました。
五重塔の横から下山道に入り、恭仁宮跡に至りました。現在は「山城国分寺阯、恭仁宮阯」の石碑が残っているのみですが、里山と田畑に囲まれた宮跡は、その”のどかさ”に心が癒される一方 歴史の重みと 短命に終わった この旧都に立つと なぜか一抹の寂しさを感じました。
最後は恭仁大橋を経由し木津川を渡りJR加茂駅で解散しました。
2週間前より雨マークが続き心配しておりましたが当日は曇り空で暑くもなく、快適な山歩きができました。😅