別山・三ノ峰

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山  行  日 2022年6月25日(土)~6月26日(日)
山名・山域・県名

別山(2399,3m)三ノ峰,銚子ヶ峰 白山山系 岐阜県

集  合 前日10:00京都駅八条口
目  的 石徹白登山口から別山へ歩く(美濃禅定道を歩く)
コ ー ス

(1日目)(5:30)石徹白登山口ー神鳩避難小屋―(9:30)銚子ヶ峰ー(10:50)一ノ峰-(11:45)二ノ峰ー(13:30)三ノ峰避難小屋泊

(2日目)(4:00)三ノ峰避難小屋ー(4:10)三ノ峰-(5:58)別山(△2399.3m)(6:32)別山平ー(6:42)三ノ峰避難小屋

休憩ー(7:30)三ノ峰避難小屋ー(9:35)二ノ峰ー一ノ峰ー

(11:15)銚子ヶ峰ー神鳩ノ宮避難小屋ー(14:18)石徹白登山口

交通手段
メンバー 7名
装      備 避難小屋泊 夏山基本装備 アイゼン又は軽アイゼン ツエルト 
入      浴 満点の湯

 

残雪が残る別山をまた見てみたい!石徹白登山口からの歴史ある美濃禅定道、白山南縦走路を歩いてみたい!銚子ケヶ峰から一ノ峰、二の峰、三の峰と一つずつ頂を踏み別山へ歩いてみたいという思いから企画を立ててみた。

山行メンバーが集まってくれ、山行の準備。

石徹白登山口までの道路は6月20にやっと舗装工事が終了し、平日も終日通行可能となった。

石徹白登山道の様子がなかなか分からない。残雪がどのくらい残っているのか!?水は担がなくてはならないのか!?

福井県側の大野市の上小池登山口から登られる道の状況はネット上にアップされるログや地元の観光課の方の情報でよく分かった。

肝心の石徹白登山口からの状況が分かりづらかった。山行一週間前に登られた様子がアップされたのをメンバーが見つけてくれて、残雪が残っている!それも三ノ峰避難小屋に登る最後の急登に雪渓が残っているという状況が分かった。

福井県側は雪が残っていない、石徹白の白鳥観光課の方も残雪は殆どないと言っておられたので、アイゼンは持ち物から外していたが、急遽アイゼン、軽アイゼンを持ち物に追加して出発した。

25日2:37石徹白登山口に到着。

真っ暗!!駐車場には一台の車も停まっていない。ドアを開けるとドピャーと蛾や小さな虫が車内に入ってくる。テントを張って仮眠の予定だったが、あまりの闇の深さに車の中で仮眠とした。

4:30起床。朝食、登山準備。

5:30出発する。石の階段を400段ほど登ると樹齢1800年の石徹白大杉が迎えてくれる。どれだけの登山者を見送り、迎えてくれたのだろうその存在感は圧巻である。

前夜の雨と梅雨の晴れ間の蒸し暑さで汗が滴り落ちる。避難小屋泊装備、アイゼン、水4Lの重さがのしかかってくる。でも、神鳩ノ宮避難小屋辺りになるとザックの重さに慣れてくる。神鳩ノ宮避難小屋では水が補給できるという情報があり、メンバーが水を汲みに行く。少し休憩をして出発しようとすると、小さな虫がザックや身体に纏わりついてきた。この小さな虫が、メンバーの身体や顔を刺していて、後で酷く腫れてきてメンバーを苦しめる。

天候が好転してきて、銚子ヶ峰に到着した頃は360°山並みが見渡せる。一ノ峰、ニノ峰、三ノ峰が順番に綺麗に並んで見渡せる。そして残雪が残るゼブラ模様の別山が迎えてくれる。やったね!登ってきた甲斐がある。登山道の両脇もお花が!さすが白山山系ならでは可愛いお花が咲き誇っている。ゴセンタチバナ、ユキザサ、マイヅルソウ、ニッコウキスゲ、サンカヨウ、、、素晴らしい。

一ノ峰の登りは急登である。蒸し暑さと急坂と重い荷物がメンバーを苦しめる。ゆっくり歩く。休憩をたっぷり取る。火照った身体を冷やす。余裕あるメンバーが重い荷物を引き受けてくれて進む。いよいよ三ノ峰避難小屋前の雪渓まできた。急坂である。凍てついている。アイゼン、軽アイゼンをつけ雪渓を渡っていく。雪渓の端の藪を辿ると、、、三ノ峰避難小屋の赤い屋根が見えた。やっと着いた。嬉しかった。

避難小屋で荷物を下ろし休憩をしていると、小さな虫に刺された所が腫れてくる。かゆい痒い。急いでムヒアルファEXなどを各自で塗る。柔らかな耳や喉、瞼の腫れは酷かった。あの小さな虫は何だったろう。メンバーの中で、アブの返ったばっかりの小さな虫だったんだろうか!?と話していたが、よくわからない。まだまだ勉強しなくては!!

26日3:00起床

4:00別山に向けて出発。小雨降るなか、三ノ峰到着。東の空が少し明るくなるがガスはかかったままである。別山はガスの中である。別山平、御手洗池で休憩。白山の花を楽しむ。三ノ峰避難小屋に戻っで少し休憩をして、下山の準備をして下山開始する。

雪渓を歩く。昨日歩いた雪渓だが、歩いた跡を辿りながら歩く。途中、薮の抜け道を見つけながら歩くが二つ目の雪渓の薮の道が分からず探して雪渓を下りすぎた。踏み跡が分からない時はどんどん行かず立ち止まる!よく見るなどアドバイスを貰う。雪渓の向こうには、急峻な雪渓に立ちすくんでいる登山者がおられる。チェースパイクを持ってきて履いているが、凍つく雪渓を前に、引き返すと言われる。我々は、メンバーがログを見つけてくれて、アイゼン、軽アイゼンを持参したが、我々も三ノ峰を間近にして引き返していたかもしれない。事前調べと装備は重要であると実感した。

二の峰、一ノ峰、銚子ヶ峰と戻り、神鳩ノ峰避難小屋まで戻った。また虫に刺されては困るので避難小屋の中に入り、元気回復。

朝が早かったので、長い登山道に疲れが出てきたが、全員が頑張って歩き石徹白登山口に到着。

ほぼ予定通り石徹白登山口に到着した。

6月の梅雨の大気が不安定な時期だったが、石徹白登山口から、別山まで歩くことができた。美濃禅定道。歴史ある道を歩くことができた。

登山道の大きな石には、アイゼンの跡がたくさん残っていた。5月にまた来たいね。雪のある時に来たいね。とメンバーと話していた。5月の残雪が多く残る石徹白からの道は、また素晴らしい春の白山の景色が広がっているんだろうな!またまた夢は膨らむ。

 

 

 

 

 

 

 

 


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