山 行 日 | 2025年2月12(水) |
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山名・山域 ・県名 |
三十三間山(△842.1m) 若狭 福井県 |
形 態 | 雪山登山 |
目 的 | 雪山々行を楽しむ ワカン行を楽しむ |
コ ー ス | 山科駅ー倉見登山口ー風神ー轆轤山分岐ー三十三間山(842.1m)ー轆轤山分岐ー風神ー倉見登山口ーみかた温泉きららの湯ー山科駅 |
交通手段 | マイクロバス |
メンバー | 12人 |
装 備 | 雪山装備 ワカン アイゼン ストック 手袋2双 帽子 ネックウォーマー スパッツ など |
風 呂 | みかた温泉きららの湯 |
2月の定例を予定していたのは岐阜県西美濃の貝月山だった。
山行予定の1週間前、また大型寒波、大雪が降った。
貝月山の登山口にある揖斐高原キャンピングフィールドに貝月山の雪の状況、登山口までの道路の状況、駐車場、トイレの使用の有無を確認する為に電話したら、なんと!
登山口までの道が除雪できていない。ここ一週間は登って来る人はいない、とのこと。山替えを勧めるとのこと。
マイクロバスもお願いしており、キャンセルをするか、他に安全な雪山に山替えをするか悩んだ。
そこで、登山口が国道の近くで集落が近くにあるところは除雪がしっかりしてあるので、福井県若狭の三十三間山に山替えをして2月の定例を実施することとした。
当日の天気は午前中は曇り、午後の遅くから雨または雪、風。冬型の西高東低の気圧配置。何とか山行には間に合うだろうと判断したが、山の天気は早く変化していた。
今回も登山学校のスタッフ、コーチもゲストととしてご一緒することとなった。
特にコーチは雪山の経験が豊富で沢山のアドバイスを貰った。
登山口から少し沢沿いの林道を歩いた。登山道が少し急になるところで、キックステップの要領を教えて貰った。そして先頭を歩いて貰って、どのくらいの速さで歩くのか見本を見せて貰った。
全員がその速さについていくことができた。次に先頭をメンバーに代わって歩くと、速くなってしまう。ついつい速くなってしまう。後ろのメンバーの歩く速さに合わせて先頭を歩くのはなかなか難しい。
尾根が大きく南側にカーブする所で、ワカンに履き替えた。壺足でも歩けるようだったが、せっかく担いできたので、ワカンに履き替えた。稜線直近の所まで、踏み跡を外してワカン行を楽しんだ。
休日の次の日だったので、踏み固めてあった登山道の雪はアイゼンの方があっているようなので、アイゼンに履き替えて稜線を歩くメンバーもあった。
稜線に出て山頂を目指して歩いていると左手に三方五湖が見えた。どんよりくらい三方五湖だった。以前見た三方五湖はきらきら光りご褒美のようだったが、2月12日に見た湖は冬の寒波が近づいてくる予感を感じさせる暗い色だった。
稜線を歩いていると南から強風が吹き始めた。きつい爆風で耐風姿勢をして凌いだ。メンバーの1人の帽子が飛ばされた。冬山では持ち物の手袋に紐をつけたり、帽子の紐付けしたりしておくが、冬の風に飛ばされないように紐付けすることが本当に大切なことと実感した。
山頂直前だったが、それ以上進むことは難しいと感じ、安全を考えて、そこで撤退することにした。
稜線を戻り、樹林帯を下ったたが、風が強く休憩地を探すのに苦労した。
コーチから大きな杉の木の風下。南から北に風が吹いていたので、尾根芯より北側の斜面を踏み固めて休憩地を作るよう教えて貰った。
驚くほど風があたらず、あたたかかった。
20分程休憩を取ることとした。
温かい飲み物や食べ物を口に入れると少し元気になった。
その後、皆で揃って、ばらばらにならないように下山した。
冬山はガスったり、ホワイトアウトになることがあるので、メンバーはバラバラにならないように、固まって行動するようにと教えてもらった。
今期の寒波、大雪で山替えや強風での撤退などいろいろ経験した。冬山は気象条件が難しい。しかし雪山のその魅力も充分感じることができた。また、再チャレンジしたい雪山が増えた。


