山行日 2012年6月12日(火)
山名・山域・県名 礼文岳 490m
目的 利尻岳の展望台の山に登る
コース 登山口5:06→礼文島山頂6:41→登山口8:31
メンバー K村(単独)
天気 晴れ
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴 礼文島温泉うすゆきの湯

利尻岳は日本最北の礼文島の最高峰の山であるが、標高は490m。大文字山程度の山。隣の利尻島の利尻岳の1721mと比べるとかなり低い。昨日歩いた8時間コースと比べると認知度も低く往復3時間ほどで登れる山です。また利尻岳の展望台の山ということで、最北の地に来た以上登らないという選択肢はありません。

 登山道は海辺沿いの国道筋にあり海抜から登ることになります。登山口は駐車場とトイレも完備されていた。

 登山口は山に向かって階段があり、そこから山へ入る。山頂まで4.0kmと書かれた道標がある。階段を登り、うっそうとした草の中へ入っていく。初めは急坂だが道はつづらになっていてチシマザサの細道を右へ左へとジグザグに登っていく。ふと後ろを振り向くと内路の集落や入り江が一望できる。つづらが終わると山頂へ向けての緩やかな登りとなる。ときどき右手前方に礼文岳の山頂が見えてくるが、樹林帯に入ると眺望はなくなる。ダケカンバやトドマツの森の中を道なりに進んでいくと、登山道は一本道でほぼ間違うことはないが、1km地点と2km地点に道標がある。3kmあたりから森林限界を超え、ハイマツを見かけるようになる。北アルプスでは2000mあたりから森林限界が越えるのだか、北限の地で森林限界も低いことなのか。目の前のピークを登り切り、山頂と思ったらまだその先に山頂があり少しがっかりする。このあたりは道標もなく距離感が分からなくなっている。礼文岳は緑に覆われ、山頂に向かって一筋の線が伸びているのが登山道だと分かる。ニセピークから少し下って、登り返すと礼文岳山頂に着いた。山頂は360度の展望。条件良ければサハリンまで見えるとのことだが、今日はそこまでは。

天気も良く利尻岳が海の上に浮かんだように姿を見せてくれる。

海の上に山が見えるのはこれまで経験のない不思議なロケーション。
誰もいない山頂で景色を堪能し往路を下り、午前のフェリーで礼文島を後にした。
           


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