鳥見山、貝ヶ平山、香酔山

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山行日 2012年5月27日(日)
山名・山域・県名 ;鳥見山~貝ヶ平山~香酔山
目的 広く一般に参加者を募り、山歩きの楽しさを知ってもらい、同時に当会を宣伝し延いては会員を増やす
コース  7:14近鉄京都駅発=新田辺駅全員合流=8:40榛原駅着、8:50出発
~9:55鳥見山公園、自己紹介、コース説明~10:25展望台~鳥見山△(734.6m)~
11:30化石採集跡、ギンラン~12:10貝ヶ平山△(822.0m) 昼休み 12:55発~13:
20香酔山・(790m)~13:55林道~14:10吐山スズラン群落地、休憩~15:00吐山南バ
ス停、15:25バス乗車=15:40榛原駅、15:59駅発
メンバー О山、S字、H開、М江、М、Y里sy、Y里sa、雅  (一般参加) 女性8名 計16名
天気 晴れ
交通手段 公共交通機関
装備 日帰り基本装備
入浴 無し

 皆さんの力強い祈りが効いて、快晴になりました。一般からの参加者は、元気溌剌の
女性方が8名も来ていただきました。お迎えするゼニーツからも8人、なかなか良い釣
り合いです。

榛原駅で軽く挨拶を済ませ、名札を付けてとりあえず歩き出します。予想以上に暑
く、汗をかきかき鳥見山公園に到着。木陰で自己紹介とコースを説明。残念ながら有
名なツツジ園は盛りを過ぎ、名残のピンクがチラホラ目に付くだけでした。ところ
が、勾玉池にスイレンとキショウブの鮮やかな色彩が散りばめられ、予定とは違った
花でのスタートとなりました。

展望台からの大パノラマの後は、地味な道に入ります。鳥見山の頂上は地味の極致で
すが、それでも話題のスカイツリーよりも丁度100mも高いのだ!! さらに進むと植
林帯の道の側らにササユリが一輪、蕾の状態で佇んでいました。   

貝ヶ平山に登る手前で、寄り道を一箇所。山名の由来にもなった、化石の採集跡で
す。メインルートにザックをデポして東に尾根を少し下ると、地層が剥き出しになっ
た所があり、そこに案内しようとして見つけてしまったのは、貝の化石ではなく何と
毅然と立つ孤高のギンランでした。これには驚き、思わず声を上げてしまい、女性の
方々に“銀杏”か“銀山”か何を言うとるんや???と逆驚きを与えてしまいました。
不覚でした。

貝ヶ平山頂上での休憩では、一般の方々から山を始められたきっかけなどを聞かせて
いただき、また時代に乗っ取った山服や思いもよらない道具など勉強させてもらいま
した。それぞれに初々しく、活き活きとされていました。

香酔山への道は、倒木が多くあまり人に歩かれていない様子でした。辿り着いたてっ
ぺんは鳥見山に輪を掛けて地味で、三山に立った盛り上がりは無し。さらに下りの道
がもっと踏まれておらず、急坂+笹コギとなり巷のハイキングツアーでは味わえない
部分です。

そして丁度真裏から到着するかたちになるスズラン群落は、上から見ると葉だけしか
見えず咲いていないように思いました。しかし正面に回ると咲いてる、咲いてる、
真っ盛りです。密集する葉が波のようで、その間に間に丸い白い鈴がコロコロ。スズ
ランの香りに酔うとまではいきませんが、クライマックスに相応しい光景に酔いまし
た。(スズランはラン科ではなくユリ科、有毒植物だそうです)

オープン山行としての目的を忘れさせる感激があり、個人的にも非常に面白い山行と
なりました。手前味噌ではありますが、ゼニーツはなかなか味わいのある山行をして
います。つくづく感じます。こんな良い思いをもっと多くの方に体感していただきた
い。率直にそう思っています。

参加していただいた一般の方々も、一様に充実したお顔だったのではないでしょう
か。喜びを一緒に分かち合える仲間を増やしていきましょう。  ( 雅 記 )


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