山行日 2014年11月3日(月・祝)
山名・山域・県名 岩籠山(765.2m)
目的 紅葉観賞
形態 日帰り山行
コース 7:10八条口発=湖西道路=R161=8:50駄口“ドライブインしのはら”東側駐車場、9:05出発…△(361.6m)…11:10・677と・708の鞍部(崩落地上)…12:00岩籠山△(765.2m)<15分>…インディアン平原、ジョーズ岩…12:40・708北の鞍部で立ち昼休憩<10分>…14:05△(361.6m)…14:25駐車場着=15:05“マキノ白谷温泉八王子荘”500円=16:20“道の駅藤樹の里あどがわ”=18:25八条口着
メンバー CL:雅、S古、N上、M本
天気 曇り 時々雨、時々晴れ、朝夕虹
交通手段
装備 日帰り基本装備、防寒、雨対策
入浴 無し

 前週の横山岳でたっぷりと自然林の紅葉を堪能し味を占めた。体は秋の彩りに飢えていた。

 もっと紅葉を楽しめる山はないかと考えていると、9月にホノケ山に行った際にK村氏から登り口を教えてもらった 敦賀の岩籠山 が浮かんで来た。岩籠は今までも
ゼニーツで春1回、冬1回の2度登っているが、いずれも北の市橋からの沢ルートだった。教えてもらったのは東の駄口集落からの尾根ルートで非常に興味があった。(岩
籠にはもう一本西の山集落からの尾根道もある)

 当日は不安定な天気という予報だった。京都を出る時は快晴だった空が、北上すると共にどんどん灰色を帯びて来て、目指す湖北の山が見えてくると上の方には重たい
黒い雲が覆いかぶさっていた。とは言っても、空のどこかからは陽射しが漏れていて、高島の空には半円の完璧な虹が二重になって架かった。そのあまりの完璧さに全
員が見惚れてしまった。幸先の良い記しのような印象ではあるが、空気が充分に湿気を帯びている証拠でもあり、雨か晴れかどっちに転ぶか予断はできなかった。

 “ドライブインしのはら”のR161を挟んだ東側の登山者用駐車場に駐車。ルート案内看板の横から歩き出す。足元には濡れ落ち葉が敷き詰められている。頭上は雨を
我慢している低い雲。ただやはりどこかに明るい部分もある。今回は私以外のメンバーに交替で先頭に立ってもらった。次の特徴的な地形まで進んで交替する。

 肝心の紅葉はピークを過ぎてはいたものの、その分樹上と地面の両方が染まっていた。特にタカノツメとシロモジの黄色が鮮やかな所に、ウリハダカエデの幼木の赤が
散りばめられて絶妙の配色。さらにタカノツメは甘い香りを漂わせて嗅覚も刺激する。主稜線に出ると今度はそこはブナの森になる。細めで真っ直ぐに伸びた幹が、植
林されたように並んでいて面白い。ブナ林を抜けると次は笹原のインディアン平原が広がる。小気味いい場面の展開である。その間天気は小雨、晴れ間、風がクルクルと
順交替をした。

 貸切の頂上に立つと360度の展望。琵琶湖、余呉湖、敦賀湾、若狭湾の四つの水面が見える。幸いに風が吹くだけで雨はなく、雲は黒く低いが案外に遠望も利いた。た
だ雲は目に見えて勢いよく流れていた。名残を惜しみつつ頂上を離れ、平原のジョーズ岩に立ち寄った頃に強い雨が降り出す。ブナ林に逃げ込んで立ち休憩でお昼を済ま
す。

 多彩な色どりとテンポ良い風景の展開とダイナミックに変化する天気とで、全くだれる事のない一日だった。紅葉のピークの時、新緑の時、春の花の時に是非また行っ
てみたいコースだ。盛夏のインディアン平原もいいかもしれない。とても好いコースを紹介してもらった。K村さん、ありがとう。

 帰路、何とまた半円の虹に見送られた。一日中、鬱陶しい天気だったと言えるのだが、我々には七色の美しい括弧で括ってもらった忘れられない山行になった。

          (雅 記)  


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