山行日 2016年2月7日(日)
山名・山域・県名 綿向山
目的 2月定例山行
コース 6:55JR山科駅出発=名神高速道路京都東IC=八日市IC=R477=8:10綿向山御幸橋駐車場着
8:23御幸橋駐車場発~8:45ヒミズ谷出合小屋(温調)~9:02一合目~9:18二合目(9:35アイゼン装着)~9:47三合目~9:52あざみ小舎(通過)~10:10五合目小屋(休憩)~10:27六合目~10:35七合目行者コバ(休憩)~11:10山頂(昼食)~11:45下山開始~12:20七合目行者コバ~12:35五合目小屋(休憩)~12:53あざみ小舎~二合目(アイゼン外す)~13:30ヒミズ谷出合小屋(休憩)~13:55御幸橋駐車場着(精算/解散)~各車JR山科駅
【山行5時間32分休憩込み】
メンバー CL:O西(担当)、K村(SL)、O濱、S古、S字、N泉、N上、H開、M本、Y里Sy、Y村F 〔11名〕
天気 晴れ
交通手段 マイカー 2台
装備 日帰り基本装備
入浴 無し

今回が初めての定例担当です。
昨年2月も定例担当でしたが、怪我のため会長に代行頂いた事もあってか、当日が近付くにつれ二年分ドキドキしてきた。
目的は、冬山の特徴を味わうこと。雪を踏み、葉が落ちて見晴らしの良いブナ林を、冷たく澄んだ風に打たれながら歩きたい。
出来れば、ワカンやアイゼン等の、雪山装備を使って遊びたい。
そこで、日帰りでも条件が良ければ樹氷が観れるという、鈴鹿国定公園内の綿向山に行くことにした。
綿向山は、滋賀県蒲生郡日野町と甲賀市にまたがる標高1,110mの山で、表参道・北参道・水無山北尾根・竜王山経由の4ルートがある。
今回は、表参道ルートのピストンを選択。雪山初体験のメンバーを含め11名で頂上を目指す。
天気は晴天!嬉しい半面、6年振りの暖冬で、雪は消え春山化しているのではとの心配がよぎる。(欲張りです)
ただ、S字さんの情報では、朝の湖西はものすごい強風が吹いていたとのこと。数日前までの寒波の到来もあり、
その風が綿向山に吹き付ければ、積雪や樹氷が期待できる。気温が上がるまでに登りたいと気が逸る。
人気の山とのことで、登山口の御幸橋駐車場が満車になる事も心配で、少し早いと思いつつ、山科駅を7:00出発とした。
それでも8:00過ぎに到着した駐車場は既に満車に近い。下山の際確認した登山ポストから登山届が溢れ出ていたことからも、その人気ぶりを実感した。
登山口の風は少し旗がなびく程度。車道のアスファルトも所々凍っているものの、積雪はほとんど無くやはり不安がよぎる。
それでも二合目を過ぎた辺りからは雪と氷が現れ、満を持してアイゼン装着!後から続々と登ってくる登山者を避けた杉林の広場でベテランのサポートを受けながらアイゼンを装着。アイゼンの絶対的な安心感を味わいながら、全員順調に歩を進める。
程なく、五合目小屋に到着。”夢咲の鐘”を鳴らしたり、琵琶湖の対岸まで見通せる景色を楽しみながら小休止。
七合目行者コバまでは、次第に雪質も締まり、アイゼンの感触は益々心地良くなる。
七合目の尾根からは、ここまでの穏やかな状況が一変、寒風吹き付ける真冬の様相となる。
S字さんの言われていた湖西の強風が吹き抜けた様で、半ば諦めかけていた樹氷も現れ、強風に飛ばされた樹氷が頬に当たる。
しかし、この強風では、頂上で長居は出来そうにないと、昼食はどうしようかと次の心配をしながら頂上までの急登を登る。
山頂では幸運にも風が緩み、陽光に包まれて30分程の昼食休憩がとれた。目前には、私が体験山行に連れて行ってもらった、
思い出の鎌ヶ岳がどっしりとした姿を見せる。頂上の大嵩神社前で、全員で記念の集合写真を撮り、下山を開始した。
途中、樹氷に見とれ、分岐を見過ごし北尾根側に進みそうになる失態もあった。油断をしたと反省している。
七合目コバまでの急な下りは、一部氷になっていろところもあり慎重に歩を進めた。
七合目からは、呆気ない程に順調に下り、登りでスルーした”あざみ小舎”で小休止し、”ヒミズ谷出合小屋”では、冷たい川でアイゼンを洗って、御幸橋駐車場に無事到着した。
この暖冬にあっては、最良のコンディションで冬の綿向山を満喫する事ができた。
今回、雪山初体験の方は、きっと事前準備から分からないことが多く不安だったと思いますが、
何とかアイゼンで雪を踏む経験をしてもらえて良かったです。これからも雪山を楽しんでほしいと思います。
また、都合で急遽参加できなかった2名の方は残念でしたが、また、機会があれば一緒に訪れたいと思います。
今回、定例山行という事もあり、車の都合で定員を設けたく無かったのですが、車を提供して下さったK村さんをはじめ、
数名の方が車の提供を申し出てくださった事は、とても嬉しかったです。
ちょっと緊張して、幼稚園の遠足みたいなカチカチの定例山行でしたが、皆様ありがとうございました。
 (O西記)


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