山行日 2020年1月19日(日)
山名・山域・県名 保津峡~牛松山
形態 日帰り山行
コース JR保津峡→P265→P340→P400分岐→P484の南 分岐→愛宕川徒渉→牛松山頂上 ・金比羅神社→参道→保津町登山口→JR亀岡駅
【時間】約8時間(休憩含まず)
【エスケープルート】嵯峨水尾方面へ下りる。明智越えを南下し、JR亀岡方面へ下山
メンバー CL:Tじ、I本、 U谷、 O川、 K山、 S古、 T内、 N上、 H田、 Y野、 Y村、 登山学校サポーター2名計13名
天気 晴れ
交通手段 公共交通機関
装備 日帰り基本装備
入浴 無し

Tじの定例では何かが起こる…という都市伝説どおりになりました。

そもそもの始まりは私が、ヤマケイのルート地図を見て、か細いオレンジの線をたよりにピークとピークをつなぐコースを考えたことです。
オレンジのプロットはログをつけている人がちょっと通っただけで、地図内についてしまうということ、ともすれば、道に迷った人の足取りも記録されてしまうということを会長さんから教わりました。
というわけで、私達は過酷な道なき道をゆくこととなりました。

8:15 保津峡駅出発
すぐさま、こんなとこから登るの?!というフェンス越えから始まり、何とか金網をつかんで登ることができた。←皆にかなりスゴい所を登ることになるので「迂回コースで行きますか?」と尋ねたがだれも止めようという人がなく、このコースでピーク340まで行くこととなる。

はっきり言って道とは言えない道が続く。しかしよく見るとかすかに踏み跡はある。傾斜のきつさはあるわ、倒木はあるわで、距離的にはちょっとなのに、かなり時間がかかってしまう。

9:15 ピーク265着
傾斜は随分と緩やかになったのに、道なき道なのでコースを見極めるのが、非常に難しく、地図とコンパスと地形を見て、あーでもない、こーでもないと、またもやひどく時間がかかってしまう。

10:30 林道出会い着
何と!コース10分の1ぐらいしか進んでないのに、もう2時間以上もたってしまった!!やばい…
「皆さん、こっからずっと地形図の破線の道に入りますので、もう大丈夫ですよ。正念場はこえましたよ~」というリーダーの調子のいい明るい声。しかし皆はもうじき「Tじの言うことをそのまま信じてはいけない。」というS古氏の教えが正しいのを知ることになるのである。
しばらくは確かに人の道らしい破線の道を難なくトットコと北上する。今までが今までだっただけに、皆やれやれ気味。

11:30 ピーク340地点
破線の道を順調に進む。

12:15 ピーク400地点分岐
ここで20分ほど昼食タイム
その後ちょっと歩いたら、超見晴らしのいい、鉄塔のある平坦な地が現れる。ーここで昼食タイムにすればよかった…!←メンバー全員の訴えの視線を感じる。
破線の道を平和に北上。分岐でほぼ真西に道をとって、愛宕川へ向かう。

1:25 全然たいしたことない愛宕川徒渉
ここから牛松山までは、他の山岳会で地図読み会コースに選ばれた道なき道であった。
地図とコンパスだけが頼りである。
等高線の込み入った谷を西へ西へと進んでいくのであるが、またそのコースを見つけるのが、非常に難しい。なぜなら辺りは倒木だらけで、踏み跡すら見つけられない。(一応、地形図には破線がついているが、ここまでも、倒木や草ホウボウの道なき道であった。)
倒木をまたぎまたぎ、草をかき分けかき分け、随分と歩き続けた。牛松山に行くためには、南へ道をとらなければならないのだが、地形図の破線の道は全く見あたらず…と、左手に、南へ向かって登るわかりやすい谷筋を発見!ここでシーリアスchoice
選択1
少しでも早い目に南の方へコースを取るということで谷筋を登って牛松山へ。
選択2
まだまだ西へどんどん進み、突き当たりまで行き、尾根筋を登って、登ってから尾根筋を南に進んで牛松山へ。
ー時間はすでに2:20!ー
あかん。早く決断しないとヘッドライトや~
リーダーのTじは、この暗い過酷な谷の道を進むのがいやで、左手の谷筋の道を登ろうとした。
おやっ、皆のえっ?!という視線…
会長いわくー道なき谷筋をずっと登っていくというのは、基本的にどんな危険が待ち受けているかわからない。しかも今日は10人以上のメンバーである。まだ西へしばらく歩かなければならないが、尾根筋を登る方が危険箇所は少なく、安全であるー
ごもっとも~皆その意見に賛成で、さらにこの谷筋の道を歩き続け、どんつきの尾根まで行き、そこを登ることとなった。
過酷な道を西へ歩いて歩いて、出た!突き当たりの尾根や。やっとこの過酷な暗い谷の道におさらばや~、南へ道を取り、ひたすら急斜面を登る登る…あぁ、ついに牛松山頂上に行くちゃんとした尾根道にたどり着いた!
あとは人間らしい道をスーイスイ南へ歩き、あっという間に頂上→金比羅神社2:50到着~
ホッ、ヘッドライトまぬがれたし。

後は参道を罰当たりにも、下りる下りる、今までの道はなんやったんや~というくらいの歩きよい道。

4:00過ぎ
牛松山登山口到着
そこから亀岡の里山を歩き、4:30前には亀岡駅に到着した。

感想
地図読みの細かいことをいっぱい学びました。とりわけ大事なのは現場の地形をよむという事。

こんなコースにメンバーの皆さんが文句も言わず、常にやってみよ、行ってみよと果敢に取り組んでくださったことに感謝です! (Tji記)


ページトップへ戻る