オープン山行、チラシ、ヤマケイ等でゼニーツを知り、その活動に共感を得て下さった6名の方が、新たに会員に加わっていただきました。
この時季、フクジュソウで特に有名な霊仙山西南尾根行きの計画をsyunさんに立ててもらったその時は、新入会の方々が一堂に会するとは思っていなかったので、最終メンバーを見て驚きました。図らずも新人歓迎山行となりました。
賑やかにフクジュソウを鑑賞し、鈴鹿らしさたっぷりのカレンフェルトの尾根を闊歩しようと思っていました。ところが、天気が大荒れ。ガスるは、吹雪くは、ぬかるむはで這う這うの体。大人の判断で、撤退下山と相成りました。残念。　　賢明な決断でした。
そのお陰で、ゆっくりお風呂を使い、入会事務手続き、会の説明、非常備品渡しとデモンストレーションの時間が取れました。
霊仙山はまた次の機会にするとして、新たな仲間と共に、より充実した山行を重ねてゆこうと決意も新たにしました。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　雅　記　）

今年の冬は良く雪を踏みに行った。
春になるとお花の季節。
手始めに春を告げる代表の花である福寿草を見に行こうと霊仙山を考えた。
当日は、昼から雨の予報、それでもめげずに参加者11人全員が集合して下さった。
車は2台に分かれて大人数の楽しいドライブ。
西南尾根のゴツゴツしたカレンフェルトの斜面から顔を出す、健気な福寿草を期待して今畑登山口に向かった。
苔むした石垣をジグザグに登っていくと今畑廃村が有る。
ここに福寿草が少し咲いていたが葉は伸びきっていて既にピークは過ぎている感じがある。

標高の高い稜線には少し残っているだろうと思い先に進むが、笹峠あたりから雪が降り出す。
カレンフェルトのズルズル斜面を登りきると猛吹雪。
さえぎる物がないので見事に吹き荒れている。
ここから避難小屋まで1時間半、11人全員に辛抱してもらうのは酷だと判断し撤退を決意した。
下山途中でどこかのツアー団体やその他のパーティーが沢山登って来られたが皆さん途中下山された様子。
前から登りたいと思っていた山だったがなかなか迎え入れてくれず残念。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　Ｙ里　）