山行日 |
2021年6 月26日(土) |
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山名・山域・県名 | ササ見四十八滝~八ヶ尾山~峠山:丹波 多紀アルプス:兵庫県 |
目的 | 6月定例山行、リトライ、変化に富んだコースでエスケープルートについて考える。 |
形態 | 日帰り山行 |
コース | 8:50ササ見キャンプ場出発…滝巡りコース…クサリ場…11:05分岐ピーク…12:25八ヶ尾山△(677,5m)<20分>ピストン…13:35分岐ピーク…14:00・616…14:40下山道出合…15:00峠山△(630,5m)ピストン…15:20下山道出合…15:50キャンプ場着=16:50“るり渓温泉” |
メンバー | 雅、O西k、Tji 3名 |
天気 | 曇り後 雨後 曇り |
交通手段 | 車両 |
装備 | 日帰り基本装備、多めの水分、雨対策 |
入浴 | るり渓温泉 https://rurikei.jp/ |
6月定例山行のピンチヒッターで、当初の予定日時そのままに低山ハイクを企画した。
緊急事態宣言明けということで、会員各自は呪縛を解かれ、各々の計画で野や山に飛び立ったようだった。メンバーは3名。
最近は、前に撤退、断念、あるいは割愛して登れなかった山やコースを拾っている。さらに、コース全体を理解するため、設定したエスケープルートをより意識して歩くことに重きを置いている。
今回は、前回(2017.5 .20)来た時に割愛した峠山が気になっていたのと、変化に富んだコースを味わってもらいたかったので、この多紀アルプスを選んだ。
その変化とは…。
①滝巡りコース。暗い暗い細い谷に名前の付いた八つの滝が落ち、それらを縫うように巻き上がって行く。 ②クサリが設えられた20m程の岩盤を攀じる。振り向けば絶景。
③岩場から一転、穏やかなで緩く広い谷間を行く。
④多紀アルプス連山の稜線は、地形図で見るよりも岩っぽいヤセ尾根だ。
⑤八ヶ尾山山頂はお薦め。気持ちの好いパノラマが広がる。ニガイチゴの群落に圧倒される。
⑥稜線には縦走路があると思っていたが途切れていて、結局道のない広葉樹林帯を尾根通しに進む。
ここで強い雨に降られ、雨合羽を着る。
⑦峠山は、単なる片付け事のような登頂。何も無し。前回で割愛したのは正解だった。
⑧下山は、遊歩道のような広い道で、何の苦労も無く降りて来た。
行動中メンバーにもし病人や怪我人が出た場合、全員元気でも行動のタイムリミットが迫った場合、より安全により速く下界に降りられる、もしくは救助車が上がって来られる場所まで出られるルート。それがエスケープルートだと理解している。
計画段階で、コース設定と同時に逃げ道を考えておくのは当たり前だし、それはメンバー全員が知っておく必要がある。そして行動中に逃げ道の分岐に合った時には、素通りせずに、そこで逃げて下山する状況かどうかをその場で確認し意思統一することが大事だろう。
今回、登路の滝巡り~クサリ場は、普通に下ろうとしても慎重にならざるを得ない道だった。エスケープルートとしては適さない。では、クサリ場を越えてしまったなら、“さて、何かあった時にはどこをどう降りようか?”、そんなことを考えながら歩けば、この山域全体が捉えられて面白い。 ( 雅 記 )