| 山行日 | 2025年10月18日(土) |
|---|---|
| 山 名 | 高取山(奈良) |
| コース | 壷阪山駅 8:48 -飛鳥観光案内板-土佐恵美須神社-高取土佐郵便局-高取城址分岐-砂防公園-宗泉寺分岐-猿石分岐-国見櫓跡-高取山-高取城址入口-五百羅漢-壺坂口登山道入口- 壷阪寺-壷阪寺分岐-船戸橋-高取土佐郵便局-土佐恵美須神社-壺阪山駅15:25 |
| 集 合 | 壺阪山駅8:45 |
| 交通手段 | 電車、車 |
| メンバー | 8人 |
| 装 備 | 日帰り基本装備 |
| 入 浴 | なし |
— 石垣が語る歴史と秋の花 —
10月の定例山行は、奈良県の高取山・壺阪山を訪れた。参加は男女4人ずつ、計8人。週間予報では雨マークに気を揉み、中止か、雨天決行かと判断に迷う日々が続いた。しかし週末が近づくにつれ、空模様は少しずつ落ち着きを見せ、最終的には決行の判断。結果的に雨の心配はほとんどなく、汗ばみながらも秋の気配を感じる山行となった。
今回の目的は、古の姿を今に伝える日本三大山城のひとつ「高取城跡」を歩き、歴史の息づかいを感じること。壺阪駅からしばらくは舗装路が続くが、登山口までの道中、地元の方の「ローゼル」どうぞ御自由に摘みとりください!のメッセージが目に留まり、ありがたく頂戴した。(ローゼルティーを楽しむため、ただいま乾燥中)
登山口を過ぎる山道となるが、当時の石垣に想いをはせながら、参考資料を片手に歩く。やがて視界に現れた巨大な石垣の連なりに、「ここが本丸」とかつての戦いを想像すると、少し背筋が伸び、普段の山歩きとは異なる緊張感もあった。
その一方で、自然は静かに季節を映していた。トリカブトが見事に咲き、紫の花が空間を和らげる。険しい歴史の舞台にも、こうして変わらぬ命の営みがあることに心が和む。歩みを進めるたび、歴史と自然の対比を感じるひとときであった。
コースはよく整備されており危険は少ないものの、全員けがのないよう丁寧に下り、壺阪駅までの土佐街道では、それぞれが想いの品を手に入れ満足げな様子であった。天候判断に迷いながらも、結果的には親睦が深まる、季節を感じるなど、自然と歴史、そしてメンバーとの時間が織りなす楽しい一日となった。
参考資料 https://www.town.takatori.nara.jp/cmsfiles/contents/0000000/473/takatoricastlepanfu.pdf






