山行日 2021年2月23日(火)
山名・山域・県名 姫越山:三重県南伊勢
形態 平日 日帰り山行
コース 日の出公園町営駐車場→ 北登山口→展望台→-爺ヶ塚→姫塚→山頂→のろし台→-新桑分岐→芦浜→弘法の水→日の出公園町営駐車場
メンバー 4人
天気 晴れ
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴 阿曽温泉 http://www.town.taiki.mie.jp/culture/midokoroguide/osusumespot/asoyu
 

日の出公園に駐車し歩き出した。南ののどかな港街で、人影もほとんどない。 漁港付近はいたるところに高台に避難するための階段が設けられ、標高を記した看板 や避難路の標識も数多く見られる。津波への備えが町中で取り組まれている様子がわか る。錦町の住民にとって忘れることのできない一日があった。昭和 19 年 12 月 7 日午後 1 時 40 分、昭和19年東南海地震が発生し、三重県北牟婁郡錦町(現在の大紀町錦)では 1 分 程度の揺れが続き、津波は地震の数十分後に錦町に到達 6 回押し寄せ、津波の高さは 6.5m であった。 死者 56 人、行方不明者 8 人、総額 8,040,400 円の損害をもたらした。当時 の錦町の全住宅 733 戸のうち 93%にあたる 642 戸が被災(流失・全壊・半壊・浸水)した悲しい過去があったとのことである。 また、かつては原発の設置を巡って反対、推進の闘争の真っただ中にあった街だが、 今は静穏な漁港である。 登山口から 20 分ほど急登すると眼下に漁港の見える展望地につく、湾内の大小の島々が美しい。 姫越山までの登山道は町の木に定められている「ウバメガシ」の林の中を進んでいく。 途中、爺ケ塚、尾根道と合流、姫塚からもうひと登りで山頂である。天気がよく海の輝きがまぶしい。山頂では写真だけを撮り、早々に下山を開始。中部電力の作業小屋を過ぎ芦浜池に立ち寄り芦浜で昼食とした。大海原がキラキラ輝いて美 しい。近畿自然歩道で錦漁港までもどった。

            

 

 


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