山行日 2020年11月15日(日)
山名・山域・県名 十二ヶ岳
形態 日帰り登山
コース 文化洞トンネル登山口→毛無山7→十二ヶ岳→鬼ヶ岳→雪頭ヶ岳→下山14:20⇒車回収
メンバー 6人(男性3人、女性3人)
天気
交通手段
装備 日帰り登山装備
入浴 富士西湖いすみの湯 https://www.supersento.com/kanto/yamanashi/izumi.html
今回の山旅、十二ヶ岳のコンセプトは、変化に富んだコースと富士を見る絶景のコンビネーション。
当初、14日は移動だけを考えていたが、今いち芸がないので「富士風穴」を見学にいくことにする。といってもここは商業風穴ではなく、役所に許可を申請して入洞できる自然そのままの風穴。ヘルメット、ヘッデンなど装備して穴へ降りていく。凍結に注意しながら先に進み、終点とおぼしき所でヘッデンの灯りを消し、しばし無言で場を感じることに。真っ暗と静寂の中、ふたつの水の音だけが聞こえてくる。したたる水と流れる水の音、ふたつの水だけが耳に響く。わずか30秒が長く感じたが、心にしみいる気持ちいい時間。
穴を後にテンバへ、そして山梨名物「ほうとう」へ。戦場メシのほうとうは、原則野菜+味噌でやさしい味が胃にしみる。登山前日の14日は、早めに就寝して翌日に備える。
まだ暗い中、活動開始。5:12歩きだし。毛無山をめざし急登の尾根で高度を上げていると、東の山の向こうから朝の光に照らされて、山の樹木、山肌が朱に染まる。モルゲンに。
更に高度を上げ振り返ると、冠雪した富士山が、くっきりと「ドカン」と見えてききた。ぼくらが、日本人を意識する瞬間なんだ、秀麗な姿に「美しい」を感じる瞬間なんだ。そして、来て良かったを感じる瞬間なんだ。みんなの満足、それは企画したぼくの満足。晴れの天気に感謝。
さて、毛無山~十二ヶ岳の稜線は、その名のごとく十二のピークのアップダウンを繰り返すアスレチックな時間。最初は笑顔だった面々も、10個目を過ぎたあたりから真剣に急峻な岩肌と格闘している。そして最後は、古びたつり橋を渡る。高度感のあるその橋に ちょっとびびりながら、でも最大限楽しみながら歩を進める。そして最後の急登を堪え、十二ヶ岳へ。またも、富士がお出迎え。絶景!!
楽しさはまだ終わらない。十二ヶ岳、金山、鬼ヶ岳、雪頭とピークが続く。鬼ヶ岳では、八ヶ岳連峰、南アルプスの面々が、すっきり見通せる、雪頭では、再び富士山が西湖を挟んでドカン!Y村さんの十八番「ヤッホー」は、あまりの空間の雄大さの前にこだますることなく一方通行に拡散していった。とくかく雄大なんだ。
下山後はいずみの湯で汗を流し帰路についた。
充実した2日間でした。参加していただいたメンバーのみなさまに感謝。



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