山行日 2022年10月3日(月)~4日(火)
山名・山域・県名 弥陀ヶ原
目  的 弥陀ヶ原の紅葉鑑賞
形  態 山麓キャンプ場で前泊 日帰りハイク
コ ー ス 弥陀ヶ原ホテル(8:10)→一ノ谷(9:06)→天狗平山荘(11:17)→室堂(12:20)
メンバー 9人
天  気 曇り
交通手段 自動車、ケーブル、バス
装   備 日帰り基本装備
入  浴 立山グリーンパーク吉峰

標高2000mにある広大な湿原の弥陀ヶ原は3000もの池塘(水たまり)が広がっています。ガキ田とも呼ばれるちょっぴりミステリアスな雰囲気が漂うこの場所には、地獄に落ちた餓鬼が飢えをしのぐため田植えをしたという伝説があり、独特の景観を生んでいます。
ラムサール条約に登録された、国際的にも貴重な湿原。たっぷりの水をたたえた池と緑の草原には、7月から8月にかけては珍しい高山植物が咲き乱れ、秋の紅葉の景色も絶景です。
雲上の楽園的な様相から、立山信仰で、室堂・地獄谷などとの対比で、阿弥陀如来の慈悲を感じさせる阿弥陀如来の高原から弥陀ヶ原と命名されたと推測されています。
今回は弥陀ヶ原ホテル横から歩き始めました。木道に入ると広大な湿原の始まりです。すでにナナカマドが赤く染まり絶妙なコントラストが目を楽しませてくれ遠くには富山湾まで見えます。
また大日岳から奥大日岳にかけての大日連山が目の前に横たわっており、そのスケール大きさに圧倒されます。
快適な木道が続き、脚に伝わる木のたわみが柔らかい。まるで、大きな木琴の上を歩いているような気分。
称名川の渡渉の為、木道を離れ大きく下り、渡渉を終えると、急登が待ち受け鎖を頼りに登り返します。登り終えると、再び木道になり立山三山の稜線が姿を現し、歩を進めるごとにその雄姿は大きくなっていきます。
また高度を上げるにつれナナカマドが燃えるような紅葉に変化してきました。
さらに天狗平あたりまで来ると、大日岳の稜線から劔岳が頭を出し、その迫力と威圧感は半端ではありません。
最後の室堂までの急坂を登り切り山旅を終えました。

今回はピークを踏む登山ではなく、秋色に衣替えをした弥陀ヶ原の湿原と紅葉を楽しむ目的で企画しました。
弥陀ヶ原は、立山三山、大日三山、剣岳、浄土山、遠くには薬師岳と名だたる名峰に囲まれ、その山々に包み込まれるような感覚で心地よく歩けた山行でした。

 


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