山行日 2023年2月1日(水)
山名・山域・県名 高見山 1248m:奈良県
目  的 霧氷鑑賞
形  態 日帰りハイク
コ ー ス

高見峠(9:36)→高見山(10:29~11:42)→高見峠(12:12)

メンバー 5人
天  気 曇り時々晴れ
交通手段 自動車
装   備 雪山軽登山装備
入  浴 たかすみ温泉

 

この季節になると、なぜか高見山の霧氷を見に行きたくなります。厳しく冷え込んだ晴れた冬の朝にしか見ることができない霧氷風景は一度見たら毎年見たくなるほどすばらしい自然が造りあげた芸術です。
ただ、気温が上がると霧氷が落ちてしまうため、できるだけ早く山頂に立つ必要があります。
今回、朝早く出発する為、堀川通でピックアップ可能なメンバーに声をかけ5人で行くことになりました。
高見山の登山口は、平野、杉谷、高見峠の3か所ありますが、今回は最短で登れる高見峠から登ることにしました。
同峠は、国道166号から外れ、離合困難な狭隘路が大半な道を高見峠まで5km標高差440mを駆け上がる必要があります。1月末の寒波と冷え込みで積雪等道路状況がどうなっているか行く前から少し不安はありました。
当日、高見山に近づくにつれ道路脇には雪が目立ち始め、国道を離れると除雪はされておらず、20~30cmの積雪があるものの轍もあり4駆スタッドレスタイヤの威力で割合スムーズに登れました。雪の深いところでは、2,3回後輪が滑りアクセルワークに気を使いましたが、久々の雪道走行の楽しさ醍醐味を味わいましたが、同乗の女性は不安だったようで無口になっていました。
高見峠に到着すると他の車はありませんでしたが登山準備をしていると1台の車が上がってきました。
昭和59年に高見トンネルが開通するまで、この道が大和と伊勢を結ぶ参宮街道で紀州藩の参勤交代の路にもなっており、塩や米、魚などの交易に利用され、盛んに人々が往来していたようです。

ここはすでに標高は900m。山頂までの標高差は350m足らずしかありません。登り1時間、下り45分のコースタイムです。
峠の小さい鳥居をくぐって登山道が始まります。登山道はトレースがしっかりついており、雪質もよく、アイゼンだけで登っていきます。標高が上がるにつれ台高山脈の山々のスケールの大きさが目に入ってきます。
ジグザグに高度を稼ぐとあっけなく山頂に至りました。
山頂はあまりスペースがなく、樹氷シーズンはごったがえしますが、この日は平日で時間も早い為ほとんど他の登山者はいません。小屋でゆっくりランチタイム、コーヒータイムの時間を確保できました。
山頂には高角神社が鎮座しています。御祭神の高見明神は八咫烏(やたがらす)の化身で、日本の初代天皇であった神武天皇を案内したとの伝説が残ります。

待望の霧氷は北側斜面に残っており、通称「エビの尻尾」もしっかりモンスター化していましたが、小さな枝に付く霧氷はかなり落ちていて、もう1時間早ければさらに美しい霧氷が見ることができたと思いました。
下山は往路を戻り、「たかすみ温泉」で汗を流して帰りました。

 

 

 

 

 

 

 


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