山行日 2022年2月23日(水)
山名・山域・県名 座佐の高(429m)
目的 南伊勢の青い海を見る
形態 日帰り山行
コース ロッジさらくわ9:41→新桑・座差の高分岐標識10:44→座佐の高11:47→座佐三角点13:27→座佐浜14:03→9座差浜分岐標識15:10→たまご浜15:41→→ロッジさらくわ16:11
メンバー 14人(体験参加者3人)
天気 晴れ
交通手段 マイクロバス
装備 日帰り基本装備
入浴

なし

 

南伊勢の「座佐の高」に登り、座佐浜に下りました。このコースはガイドブックにも紹介さてなく、余り知られていないものと思われます。祝日にも関わらず他の登山者に出会うこともなく静かな山行を楽しめました。
当会では6年前にも同じコースを歩いているのですが、新たなメンバーも増えたことから再度企画した次第です。

参加希望者が20人を超えたことから、当クラブでは初めてバスを使った山行を行いました。
ただコロナ等の影響で次々にキャンセルが出て最終的に14名の参加者となりましたが、その分リュック等の荷物を最後尾の座席に置くことができてゆったり乗車ができました。

新桑竈(さらくわがま)までバスで入り出発です。「ロッジさらくわ」から川に下り、少し遡行すると南伊勢の山ではおなじみの「南勢テクテク会」が設置したオレンジ色の小さな案内標識が設置されていてすぐに登り口が見つかった。こちら方面の山でこのオレンジ色の案内標識を見つけると何故か安心してしまう。
登りの斜面の傾斜はきつく、雑木林には備長炭の原料になる細い幹のウバメガシが多く見られこの地域の植生です。途中、ハマチ養殖場がある古和浦湾の展望地。新桑竃集落が一望できました。傾斜が緩み「座佐浜分岐」を過ぎ、座佐の高山頂です。東が大きく切り開かれ、古和浦湾、白波が弧を描く座佐浜、海跡湖の座佐池が見えます。

ここから、座佐浜へ下るのですが初歩的なミスをしてしまい左に曲がらないといけないところ道をまっすぐに下り時間的なロスしメンバーに迷惑をかけてしまった。
引き返し正規の道を下る。アップダウンが多い。道を進めると右側が断崖絶壁になっており、眼下に太平洋が広がり、高度感十分です。登山道が断崖の淵を通っている箇所もあり、少し恐怖感も味わえます。海に浮く岩礁には釣り人の姿が見えました。座佐池山の三角点を少し過ぎた地点でルートは左に向きを変えて座佐浜に下降です。テープがしっかり付いており道を間違えることはない。座佐浜の海はコバルトブルーで紺色に変化するグラ デーションがすごく美しい。まるで八重山諸島の海に来たのではないかと錯覚させられる海の色です。我々以外誰もいなく、山を越えてくるか船でしか来ることができない正にプライベートビーチです。ここで少し遅いランチにしました。

浜を700m歩きますが、足が砂浜に沈み込み歩きにくい。ここから標高200mの尾根を越え再び海抜0mの「たまご浜」に下ります。下った「たまご浜」は海苔の養殖場になっており、浜には牡蠣殻が多く落ちていました。帰ってからネットで調べると海苔養殖には、海底に支柱を建て込んで海苔網をぶら下げる「支柱式養殖」と、いかだに海苔網をつないで海面に浮かべる「浮流し養殖」の2つの方法があり主流は支柱式だそうです。海苔の養殖は、まず、かき殻に糸状体をもぐりこませることから始まるらしいです。それで牡蠣殻が多く落ちていたことに納得しました。
「たまご浜」からさらに70mの尾根を越えて三度海抜0mの出発地点に戻りました。

今回はバス山行の為、運転しなくていので高速に乗る前にコンビニに寄ってもらい、各自酒を購入し帰路 車中は小宴会状態で山科まで帰ってきました。

 


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