山行日 2023年3月12日(日)
山名・山域・県名

白髪岳(721 m)

兵庫県丹波篠山市

目的 3月定例、兼体験山行
形態 日帰り山行
コース JR篠山口駅〜禄庄城跡〜火とぼし山508m〜音羽山530m〜松尾山(高仙寺山)687m〜水山689m〜白髪岳721m〜白髪岳登山口〜JR古市駅
メンバー 会員12名、体験参加2名 計14人
天気 晴れ、曇り
交通手段 交通機関利用
装備 日帰り基本装備
入浴 なし

ゼニーツ全体の定例としては初めてリーダーを担当する事となった今山行。先ずは計画を立てる段階の話から書き始める事をご容赦ください。

入会一年目で初めて会の定例山行を担当するにあたり、正直不安しかありませんでした。しかし同じく入会一年目の同期メンバーは全員立派に定例担当を終え、同期では私が最後のデビュー。同期メンバー全員、先輩方の助言は受けながらも、先輩に頼らず、それぞれ自分の出来る範囲で個性ある山行を成功させました。あれこれ迷いながら立てた今回の企画ですが、自分なりに考慮したのが以下の項目です。

①コロナの影響等、直前にキャンセルが出るケースが多く、公共交通機関利用の方が急な人数変更に対応しやすい

②公共交通機関利用なら、京都駅から片道2時間圏内におさえたい(特急等、有料列車を利用せず)また、登山口までの舗装路歩きが長過ぎない

③トータル10㎞前後、累積標高1000m前後の緩すぎずキツ過ぎない行程

④登山道が変化に富んでいて、眺望があれば尚良し

⑤体験山行受け入れ可能な山行

⑥季節感を考慮した山行(3月なのでお花など?)が出来れば尚良し

また項目として挙げてはいませんが、『自分がリーダーとして対応出来るレベルの山かどうか』も考慮しました。

前置きが長くなりましたが、最終的に選んだお山がこちらの白髪岳(721.5m

丹波篠山、町の南西に聳えるお山で関西百名山の一つ。またふるさと兵庫50山にも選定されています。南側から望むと両肩をいからせたような山容で、丹波富士とも称される白髪岳は二等三角点があり、頂上はほぼ360度の眺望が開けています。

隣に位置する松尾山(高仙寺山)とは尾根続きとなっており、住山の松尾山登山口から白髪岳登山口への周回コースが一般的ですが、今回は篠山口駅から古市駅に抜けるコースで企画を立てました。 

篠山口にある登山口から白髪岳までは、いくつかの小さなピークを越えるため、そこそこアップダウンがありますが、山頂へ至る道の大半は心地よい風が吹き抜ける、快適な尾根道です。

明智光秀ゆかりの地でもあり、禄庄城址、大沢城址等の城跡が点在し、山城跡特有の眺望の良さがあります。

山頂に向かうに連れて徐々に眺望が開けてくるのも、このルートの特徴です。 

白髪岳山頂直下には岩場の急登、山頂から住山へ下山するルート上にはちょっぴりスリリングな鎖場の岩場もあり、程よくアスレチック要素もあり。今回、体験山行として2名の方が参加され、こちらの岩場には少々梃子摺っておられましたが、無事歩き終えて達成感があったと仰っていただき嬉しく思いました。

白髪岳登山口からゴールの古市駅までは舗装路になりますが、長閑な農村を抜けてゆく緩やかな下り道。程よい足休めになったと思います。

数日前まで雨予報だった山行当日は、歩き出しから青空に恵まれ、山頂では春霞と薄曇りで少々見晴らしの良さに欠けましたが、一日中春らしい陽気に恵まれ、心地良い春山歩きが出来たと思います。

初の定例担当で行き届かぬところも多くありましたが、諸先輩方、また参加メンバー皆んなにたくさんフォローいただき、全員で無事下山出来た事を本当に嬉しく思っております。

山は、登る度に何かしら発見や学びがありますが、今回はリーダーを務めた事もあり、いつも以上に学びがありました。山から持ち帰った様々な課題を整理し、また次の定例に活かせるように精進したいと思います。

 

 


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