三方岩岳（さんぽういわだけ）は、石川県白山市と岐阜県大野郡白川村にまたがり、両白山地の北部に位置する標高1,736 mの山です。白山国立公園内にあり、日本三百名山及びぎふ百山に選定されています。
飛騨岩（岐阜県側）、越中岩（富山県側）、加賀岩（石川県側）の大岩壁に囲まれていて、この3つの岩壁が山名の由来となっているそうで、威風堂々たる山容の山です。
白山白川郷ホワイトロード（旧白山スーパー林道）から登山道が整備されています。
三方岩駐車場から往復1時間50分、栂の木台駐車場から往復3時間で登れるコスパの高いコースです。

今回は栂の木台駐車場から往復3時間コースを選択しました。白山白川郷ホワイトロード料金所ゲートで通行料1700円を支払います。かなり高いです。料金所でモンベルカードを提示すると三方岩岳のバッジがもらえました。

栂の木台駐車場に着くと、目の前に白山がドカーンと迫り紅葉も真っ盛りです。
いきなり急な階段を登っていきますが、赤や黄色に色づいた木々がこれでもかと云うくらいに目に飛び込んできます。山々が錦秋に染まっています。
整備された登山道であっけなく展望台に着きます。ここが山頂だと勘違いしそうですが、ここは三方岩加賀岩山頂で本来の山頂はさらに10分ほど進みます。展望台からは真正面に白山の姿が横たわっており、まさに白山の展望台のような山です。
多くの登山者が休憩していて、山頂より広々としていて、展望がいいのでここで引き返す登山者が多いみたいです。

実は今回この山に登る予定ではなく、近くの三百名山の大門山に登る予定をしていました。ただ、大門山の登山口に通じる道路が土砂崩れで当分の間通行止めとの情報を得て、前日に登った人形山で出会った登山者2人がいずれも前の日に三方岩岳に登ったと話をしていましたので、地図や資料も持ち合わせていませんでしたが、ネットで調べると紅葉が素晴らしく、簡単に登れることがわかりこの山に変更した次第です。
山に行く場合は、事前に林道等道路の通行可能の有無を役場等行政機関に確認する必要があり、今回は基本を忘れた失敗を犯してしまいました。

この山、秋におすすめの山です。