山 行 日 2022年4月16日(土)~17日(日)
山名・山域・県名 野坂岳から赤坂山テント泊縦走
目 的 テント泊縦走
コ ー ス 【4月16日】
野坂岳登山口10:00 → トチの木地蔵10:34 → 一の岳11:13 → 二の岳11:50 → 三の岳12:05 →野坂岳12:49 →芦谷山 15:20→ 806地点17:25(幕営)
【4月17日】
806地点(撤収) 5:21→ 三国山8:57 → 明王の禿10:49 → 赤坂山11:18 → 粟柄越11:44 → 寒風 12:49→マキノ高原 下山14:49
メンバー 男性3人、女性7人
天  気 曇り&晴れ
交通手段 公共交通機関、タクシー
装  備 春山テント泊装備、軽アイゼン、防寒具
入    浴 マキノ高原温泉さらさ

敦賀駅に9時に集合し、タクシー3台で野坂岳の登山口いこいの森まで移動しました。そこから野坂岳めざして登ります。
1回目の休憩の時H田さんが腕に力が入らないとのことで下山すると言われM本さんに付き添われて下山となりました。トチの木地蔵を過ぎ尾根に出ると桜越しに日本海が見えました。一の岳、二の岳、三の岳ともやのかかった神秘的なブナ林の中を歩きます。カタクリの花発見でテンションが上がります。カタクリの群生地らしいのですが例年より咲くのが遅いそうです。山頂の小屋が見えてきました。風もきついので小屋の中でお昼を食べてM本さんを待つことにしました。
合流して出発後、野坂岳山頂はすぐでした。視界ゼロで山の展望図を皆で眺め先へ進みます。ここから読図が必要な場所に入っていくのですが、雪の上に足跡やリボンやテープがあると安心してどうしてもそちらに行きたくなってしまいます。しかし残雪期は道が雪でおおわれていたり、また土が出てきて足跡が急に消えたり、道に迷ってしまう場面が多くあり難しさを実感しました。私はわからなくなっても進みながら道を探そうと急いでしまうらしく、わからないまま進まない、わからない時は立ち止まって確認する、わからなくなった場所に戻る、GPSで確認する、分岐では必ず確認をする、テープや足跡はまちがっていることもありそればかりに頼らないなどたくさんアドバイスしてもらい勉強できました。読図は事前の予習でまちがえやすいポイントがどこかをしっかり頭に入れておくことが重要とのことです。
そしてアップダウンを繰り返しながら芦谷山に到着しました。さらに歩いて予定していたテント場に16時前に着くことができ806地点の広い場所でテントを張り、自然の中で各自が食事をしてゆったりと楽しい心地よい時間を過ごしました。夕日も星空と満月に照らされた夜も日の出前のグラデーションを帯びた空も素敵でした。
2日目5時過ぎ三国山に向かって出発です。本日のお天気は最高で朝日を浴びた樹木は昨日とはまた違う表情をしていました。新芽の出た美しいブナ林の中を進み鉄塔に出ると真っ白い白山、伊吹山、前回定例だった青葉山も望めました。先に進み三国山への急登がやってきました。それまでは道全体を雪が残っている場所も慎重にステップを効かせながら歩いていましたが、せっかく軽アイゼンを持ってきたし使おうということになり数名はつけて登りました。
無事通過し三国山に到着して一息つきました。この先は何度か歩いている道になりもう大丈夫と思っていたのに、道に迷う結果となってしまいました。残雪期ほんとに難しかったです。目の前に花崗岩のごつごつした明王の禿が見えてきてほっとしました。ここからは琵琶湖を見下ろす素敵な眺望が広がり気持ちよく歩けます。花の赤坂山と言われるようにトクワカソウ、カタクリ、オオバキスミレ、バイカオウレンなどの花が目を楽しませてくれました。この辺りからはたくさんの人とすれ違いました。めざしていた赤坂山に到着し粟柄越からマキノ高原に下山もできますが、高島トレイルの一部を歩き寒風へ周回して下山することにしました。テント装備を持っての縦走ですが、新人さんも事前に歩荷トレーニングをしてくださっていてとても元気で頼もしかったです。右に日本海、左に琵琶湖を眺められる私の大好きな場所を歩いてもらえてよかったです。
テント泊が初めての方もいて、荷物の軽量化が課題ですねと言われていましたが、ツエルトを見事なロープワークで完成させるメンバーもいて感心させられました。経験を重ねるごとにいろいろわかってきて楽しいです。15時前にマキノ高原に下山できそこで解散としました。さらさのお風呂に入ってから帰る人と15時過ぎのマキノ駅に向かうコミュニティバスに乗る人にわかれてそれぞれ無事帰宅しました。H田さんが腕の調子が悪くなり途中下山となってしまいましたが、無理されずよかったです。素敵な縦走路です。季節を変えてまた歩きたいと思いましたのでまたぜひご一緒しましょう。今回ご一緒してくださった皆さんありがとうございました。

 


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