山行日 | 2021年10月17日(日) |
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山名・山域・県名 | 久須夜ヶ岳(△618.7m)~蘇洞門 (福井県) |
目的 | 10月定例、兼体験山行 |
形態 | 日帰り山行 |
コース | エンゼルライン駐車場…久須夜ヶ岳山頂(一等三角点)…蘇洞門入口の標識…泊乗越…蘇洞門(大門小門)……ピストンで駐車地へ戻る |
会員12名、体験者1名 計13人 | |
天気 | 曇り |
交通手段 | 車 |
装備 | 日帰り基本装備、、雨風対策 |
入浴 | 濱の湯(御食国若狭おばま食文化館内) |
季節をぐんと進める寒波が日本海側へやって来た週末、
今回の定例山行は、一等三角点の山頂からスタートし海抜ゼロメートルへと下る、“逆登山”である。
今日の参加者には、雨予報にも拘わらず、体験の方がお一人(こんな天気でも参加表明されるなんて、なかなか強者!という期待通りの歩きぶりでした。)、そして、骨折・手術からの驚異的回復で見事に復活されたK村氏のレインウェア姿があった。
心配していた雨は、車でエンゼルラインを走る頃ほとんど止みかけていたが、なんせ風が強い。
まずは手ぶらで山頂へ。5分もしないうちに一等三角点へ到着した。
改めてザックを担ぎ、ガードレールが切れたところが登山口、というか海への下山口。西へ延びる尾根を『泊乗越』まで下り、北東へ向きを変えトラバース。次の支尾根は長いロープが垂れている。その急坂を一列になって下り、再び隣の尾根へトラバース。ユキツバキの木が印象的な緩やかな雑木林を下る。その途中、左側の支尾根と右側の谷の地形を見て地図上で現在地を確認する読図<ページリンク>講義!言われた通り少し進んで周囲の土地と地図にある地形と見比べる。ここだ、どんぴしゃり。
山道がコンクリートの階段に変わると視界が開け、いよいよ眼下に日本海。
雑木林を出るやはり風が強い。岩にぶつかる白波が絵になるなぁ。
キラキラ明るく輝くの伊勢の姫越山<過去山行リンク>も最高だったが、こういう荒っぽい日本海もオツなものだ。
階段の上から本日の目的地を安全確認すると、遊覧船の船着き場らしい埠頭は波が寄せる度に海水に洗われていた。やっぱり今日はあそこまで近づけないかな。。と、そう思ったが、とりあえず降りれるところまで行ってみよう、と階段を降りていった。幸いにも階段下までは波が来る心配はなさそうだった。海へ落ちる滝。
階段から降り振り返ると名勝蘇洞門の大門小門が姿を現した。遠くの雷かと思った音は岩にぶつかる波の音だった。時折、岩に崩れた波から波の花がふわーっと上空へ舞い上がり、岸壁にそって鳥の群れのようにどこまでも上昇していく。
階段から降り立った13名は、大波をカメラで狙う人、波の花を捕まえようと手を伸ばす人、皆が皆、それぞれ興奮気味。
しばらく海抜ゼロ地点で打ち寄せては壊れる波にしびれていると、
ざっばーん、うわーっ、と皆一斉に逃げようとしたが間に合わない、波が岩を乗り越えてそこに居た私たちに降りかかった。うわっ、しょっぱい!
かかったーっ!、濡れたーっ!まさか此処まで来るとは!
最後に白波の大サービスを受けて満喫したら、一行は海抜ゼロメートルから撤退~。
帰り道の登りも一列で登り切った。
駐車場から再び美しい山容の青葉山が見えた。あの山行きたいなぁ、と言い合っていると、それを拾って「私の次の担当で企画するよー。」とうれしい声が。今年の由良が岳<過去山行リンク>に続くシリーズである。こうやって、山の上から皆で見た山がその次の楽しみへと変わっていくのだ。