山行日

2017年9月8日(金)~10日(日)

山名・山域・県名

鹿島槍ヶ岳、五竜岳

目的 北アルプスのダイナミックな稜線を歩く
形態 小屋泊北アルプス縦走
コース

【8日】
ロッジ五竜7:47→アルプスだいら8:17→小遠見山9:11→大遠見山11:53→白岳13:27→五竜山荘13:31

【9日】
五竜山荘5:34→五竜岳7:09→北尾根ノ頭9:01→キレット小屋10:20→鹿島槍ヶ岳北峰12:24→鹿島槍ヶ岳南峰13:14→冷池山荘14:43

【10日】
冷池山荘5:36→爺ヶ岳7:49→種池山荘8:32→扇沢11:29

メンバー K村、H本
天気 おおむね晴
交通手段
装備 小屋泊縦走装備
入浴 来馬温泉

五竜岳から鹿島槍ヶ岳への縦走を計画しました。コースは初日に遠見尾根を登り、五竜山荘で宿泊。2日目に五竜岳から鹿島槍ヶ岳を縦走し冷池山荘に宿泊。最終日に柏原新道で扇沢に下山するコースです。
登る前日に、五竜スキー場のゲレンデ横に建つ「ロッジ五竜」に宿泊しました。車も3日間この宿の駐車場に置かせてもらいました。その上、下山日に扇沢まで迎えに来てくれました。
最終日下山したら、ロッジ五竜のオーナが車で待っていてくれて、宿まで送ってくれました。宿までの距離を帰ってから調べると31kmありました。たぶんタクシーで戻っていたら15000円は取られていたと思う。1泊7500円、2人で15000円しか支払っていないのに、登山口までの送迎サービスは非常にありがたく申し訳なく思った。この宿、ぜひおすすめです。

【9月8日】
宿の横にあるテレキャビンのゴンドラに乗車しアルプス平、さらにリフトに乗車し地蔵の頭まで来た。標高は1670m五竜山荘まで800mの登りだ。
体調を整え小遠見山に向け歩き出す。「見返り坂」等ところどころ展望のよい場所があった。
小遠見山からは少しガスはかかっているが鹿島槍ヶ岳に至る稜線が見渡せた。尾根道をたどって行くと、中遠見山、大遠見山のピークを通過する。いずれの山頂も眺めがよかった。灌木が減って岩場混じりの道になり白岳の分岐に出た。右へ行くと唐松岳方面、我々は右に下って13:31五竜山荘に着いた。小屋から見る五竜岳は大きく聳えていた。
この小屋3回目の宿泊になりますが、今回が最も天気が良かった。過去2回は鹿島槍ヶ岳へ縦走しようと唐松方面から来たが、雨でいずれも遠見尾根を下っている。

【9月9日】
小屋の前でご来光を見て出発。五竜岳に至る山が朝日で赤く染まっている。砂礫の道を辿って五竜岳に向かう。登るにつれ坂は急になり、上部に至るとガレ場になりペンキ印を確認し慎重に足を置き、クサリ場を過ぎて山頂に出た。山頂は広く大展望で後立山連峰やこれから向かう鹿島槍ヶ岳の特徴である双耳峰の山が迫り、同山に至るキザギザ稜線が見える
山頂でしばし休憩し、本日の核心部である鹿島槍ヶ岳までの気が抜けない箇所が連続する岩稜沿いのルートに向かう。
山頂からガレ場を下りG4に向かう。G4の鞍部への下りは黒部側をG5を巻く悪い岩場になっており落石を起こさないように気を使う。切り立った岩場を鎖と梯子を頼りに坂を下りに至る。G5を過ぎると道も穏やかになり北尾根の頭に着いた。ここから口ノ沢のコルへ下り、「三段登り」と呼ばれる急坂を上り返すと、再びクサリ、ハシゴの連続する岩稜に入る。これを越えると八峰キレット小屋が見えてきた。
この小屋、写真では見てきたが、切れたったコルの底に建っているように見え。よくこんな所に小屋を建てたものだ。どのようにしていくのかと思っていた。
小屋を後にすると、ハシゴのかかる急坂を経て上部に至たり、八峰キレットを経由し鹿島槍北峰に至たる。さらに釣り尾の道を辿り南峰に着いた。南峰は鹿島槍ヶ岳だけを登りに来た登山者で賑わっていた。ここからは厳しい道はなく布引山を経て今日の宿泊先である冷池山荘に14:43に到着した。

【9月10日】
今日も天気がいい。5:36小屋を出発して爺ヶ岳に向かう。爺ヶ岳は穏やかで女性的な山容だ。爺ヶ岳からなだらかな斜面を下り、種池山荘で休憩。種池山荘から針ノ木岳に延びる稜線が奇麗に見えている。この稜線は13年前の2004年7月に過去一度だけ歩いており、その時も天気が良く常に右に黒部湖を見ながら歩いたことを思い出した。
あとは柏原新道を下るのみ。H本氏と生ビールで乾杯し、携帯で「ロッジ五竜」に連絡し迎えを依頼した。11時30分頃に扇沢に下ったら、登山道近くに車を停め「ロッジ五竜」のオーナが待ってくれていました。

帰路、「湯の質がいい」とオーナに教えたもらった来馬温泉で汗を流し、北陸道周りで返りました。
                 


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