山行日 2012年5月25日(金)~28日(月)
山名・山域・県名 ドンデン山~金北山(1,172m)
目的 花と展望の佐渡山脈縦走
コース

【25日】
自宅⇒京都東IC⇒新潟西IC⇒新潟港~~両津港⇒ドンデン山(泊)

【26日】
ドンデン山荘→ドンデン池→金北縦走路入口→石花越分岐→金北山山頂→白雲台⇒ドンデン山荘⇒二ツ亀キャンプ場(テント泊)

【27日】
二ツ亀キャンプ場⇒二ツ亀⇒大野亀⇒尖閣湾⇒千畳敷⇒佐渡金山⇒小木港(たらい船)⇒宿根木⇒松ヶ崎キャンプ場(テント泊)※佐渡一周観光

【28日】
松ヶ崎キャンプ場⇒姫崎灯台⇒トキの森公園⇒両津港~~新潟港⇒新潟西IC⇒京都東IC⇒自宅
メンバー K村(単独)
天気 曇り
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴 地元の温泉

金北山は、佐渡島の最高峰、佐渡の北西大佐渡山脈の主峰です。花の種類が豊富で山頂からの展望もすばらしく日本三百名山や新・花の百名山に選定されている山です。数年前からあこがれていた金北山。花に照準を合わせて5月に訪れることにしました。

初めて訪れる佐渡島、登山の翌日は佐渡観光も楽しむこととしました。初日は京都から高速をひたすら走り550km、午後2時にフェリー乗り場に着きました。午後4時のフェリーの乗船手続きを済ませ、しばし休憩。天候はよくないが、船が両津港に入ろうとするとき、明日登る金北山の縦走路が遠くに見え、海抜からでは高度感を感じる。佐渡に上陸してからは夜の酒肴を買い込み、夕食を済ませ、本日の宿泊場所であるドンデン山荘まで車でかけ上がる。

受付でテント泊の申し込みをしていると、部屋が空いているみたいで急遽素泊まりに変更。小雨のなかテントを張らずに済み、風呂にも入れてラッキーであった。翌朝5時に起き、簡単な朝食を済ませ出発。山荘前の登山路に入るや、カタクリ、エンレイソウ、エゾエンゴサク、シラネアオイ、アラゲヒョウタンボク等々まさに百花繚乱。
ひと登りすると三角点と電波塔のある霧立山(蜂ヶ峰)に着く。山頂を後にするとややガスはかかっているが大きく展望が開け、芝地のような高原には高山植物が咲き乱れている。高原の路をゆったりと下り、登り返すと尻立山山頂。
前方に避難小屋の赤い屋根とドンデン池?林道に飛び出し少し登ると北山縦走路入口。花咲く灌木帯の林道、写真を撮りながら超ゆっくりの歩みが続く。アオネバ十字路から本格的山路となる。カタクリはまだ花弁を開いていない。
新緑の中ひと登りするとマトネに着いた。展望が大きく開け、草原状の彼方に金北山が大きい。マトネからは快適な尾根歩きの縦走路となる。左に加茂湖や両津湾を見下ろしながら芝生の路をのんびりと歩む。
お花畑、灌木帯、残雪、砂礫の路と変化に富んだなだらかな縦走路、正面に金北山を見ながらの路は飽きることがない。展望の良い砂礫帯のブイガ沢のコルを経て真砂の峰、イモリのコルそしてイモリ平とゆるやかなアップダウンを繰り返す。
振り返ると山荘から辿ってきた路が一望でき、海も見える。路が二手に分かれる。左は役の行者と道標に書かれているが右の路は何も書かれていない。左の路は分岐してすぐに雪渓のトラバース、踏み跡ははっきりしない。白いカタクリを見てしばらくすると前方に鏡池が見える。その先のあやめ池付近、2,30人の団体ツアー登山3組とすれ違う。
前方に見える金北山頂上下の急斜面の雪渓に真っ直ぐな踏み跡が確認できる。45度以上にも感じる雪の斜面をキックステップで真っ直ぐに登る。雪渓を登りきると加茂湖と両津湾が見下せ、しばらく行くと山頂に着いた。防衛庁の施設に挟まれ金北山大権現奥宮の社殿が建っている。新しいレーダーの建つ妙見岳の中腹にゴールの白雲台も見えその左下に真野湾が見える。
山頂からの展望は素晴らしいが、半分は防衛庁の施設に阻まれ展望はない。
ゆっくり登ってきたつもりだがまだまだ12時頃、時間はたっぷりある。
しかし、あまり居心地の良い山頂とはいえず30分ほど昼食を摂り白雲台に向かう。白雲台へは防衛庁管理道路で、ここから見る金北山は山頂の施設が無粋でなんとも興ざめ、花もほとんど見当たらない砂利道を下る。
白雲台からは山頂から連絡の入れたタクシーでドンデン山荘に戻り、両津付近の温泉で汗を流し、食品スーパーで焼き肉の材料の買い出しをし、二つ亀付近のキャンプ場でテント泊。

3日目は佐渡観光に丸一日を費やした。二つ亀、大野亀、尖閣湾海遊クルーズ、千畳敷、佐渡金山、小木港たらい舟、宿根木を観光し、松ヶ崎キャンプ場泊。最終日は出航時間まで姫崎灯台、トキの森公園を回り9:15のフェリーで新潟へ、後は高速で午後7時過ぎに京都へ帰京。
京都からは遠く離れ気軽に行くことの難しい佐渡。かねてから念願の、花の季節の佐渡縦走登山に踏み切りました。天候に恵まれ、快適な登山と観光を満喫でき、機会があればまた訪れたいと思います。
             


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