山行日 2011年11月12日(土)
山名・山域・県名 塔ノ丸(1,713m)
目的 剣山山系のすべての山が展望できるササ原の山へ
コース

自宅⇒京都南IC⇒明石大橋⇒鳴門大橋⇒美馬IC⇒ラ・フォーレつるぎ山→塔ノ丸山頂→ラ・フォーレつるぎ山(泊)

メンバー K村(単独)
天気 晴れ
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴 ラ・フォーレつるぎ山

初めて訪れる山でしたたが、昨年の11月に登った三嶺から見た塔ノ丸。展望がいいであろうことは容易に想像つき今回登ることに。6:30自宅を出発し、いつものとおり宝塚付近で若干の渋滞に巻き込まれ、美馬から三度、あの祖谷の坂を駆け上がりました。日本三大秘境の中で最も秘境と云われている祖谷渓。深く切れ落ちた谷にへばりつくように民家が建ち、はるか山の上の急斜面に連なる家々を見上げると、どのようにしてあそこまで行くのだろうか、この現代に何故そこで住み続けるのか?問いかけてみたくもなり、いつ来ても疑問に思ってしまう。11:30ころ今夜の宿舎であるラ・フォーレつるぎ山に到着。宿舎の前に設置されたテーブルで昼食を済ませ、塔ノ丸に向け出発。登山口からはモミやコナラやダケカンバの混生する自然林の中を進んで行き、コルに出ると道は平坦になり、ススキが茶色の穂を靡かせ秋の気配が漂う。前方に目指す塔ノ丸の頂上が稜線の奥に見え、その左奥には秀麗な山容の三嶺が聳えている。進むにつれ南側に丸石山、次郎笈、剣山が目に飛び込んでくる。少し坂を登って林を抜けると前方は一面のミヤマザサに変わり、一本の縦走路が続いている。1,582mのピークからは展望が益々開け、次の1682mのピークまで1キロあまり、100mの高度差のコースは雲上の遊歩が続く。南東には剣山と次郎笈が高さを競い、丸石山から高ノ瀬、更に三嶺方面に続く稜線、その間に少し頭を覗かす石立山、北には黒笠山から矢筈山にかけての祖谷山塊が眩しい。頂上に着くと三等三角点と山名標識があり、360度のパノラマが展開していた。山頂には3組ほどの先客パーティーがおり、その1組は、西への縦走路を名頃方面に向けて出発していった。祖谷山塊の大パノラマをしばし堪能し、往路をもどった。「ラ・フォーレつるぎ山」に戻ったのは15:20ころ。宿舎に入り、温泉に浸かり、疲れを癒す。清潔で快適な宿で、1泊2食が北アルプスの山小屋よりも安い7500円とは驚きだった。
     


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