山行日 2011年10月1日(土)~2日(日)
山名・山域・県名 白山岩間
目的 個人山行
コース

10/1(土)
JR小野駅6:21発-敦賀IC-小松IC-新岩間温泉駐車場10:00-丸石谷林道-楽々新道登山口10:40-小桜平避難小屋14:50

10/2(日)
小桜平避難小屋5:00-七倉山7:30-小桜平避難小屋9:30- 薬師山11:00-岩間温泉元湯13:15-駐車場15:00-敦賀IC19:00-JR堅田駅19:30

メンバー M江、S字、Y里
天気 1日晴・2日曇時々雨
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴 無し

念願の白山岩間
 
 以前からの目標だった白山岩間、そろそろ紅葉が始まって来たとの事で10月上旬に入山する事にしたが、今ひとつの色づきだった。しかし、気温は下がり小桜平より上部の早朝は霜柱が立ち、溜まり水には氷がはっていた。ナナカマドには赤い実が沢山なっていたが、葉っぱは茶色くなり、しっかり紅葉せぬまま冬を迎える様な感じだった。足元にはゴゼンタチバナの赤、シラタマノキの白い実が可愛かった。

 登りに使った「楽々新道」、幸い良い天気のコンディションだったので、溜まり水くらいで済んだが、雨となると川状態になるのでは?と思ったら、案の定、小屋に登山者が思い思いの事を記すノートがあり、雨天の日の記述では「川だった・・・」と書かれていたが、確かに頷けた。

 小桜平の避難小屋は新築で、非常に立派な木で普請され快適な小屋だった。Y里さん持参の可愛いランタンの灯りで、M江さんが用意してくれた鳥塩スープ鍋を楽しみ8時には休んだ。しかし、早朝の3時半に、前夜の10時半から5時間をかけ登ってきたとの敦賀在住のロシア人5人組みに、たたき起こされるハプニングが起きた。そんな事で、我々は予定より半時間早い5時出発で、まだ明けやらぬ道をヘッドランプを頼りに「七倉山の辻」を目指した。

 幸い日の出の5時48分ころは快晴で、美しい朝焼けや元気な太陽を見ることが出来た。幾重にも続く稜線、北アルプスと思われる山並みの確認も出来た。ところが、山の天気は本当に変わりやすく、7時半に「七倉の辻」に着いた頃には冷たい風とガス。せっかく登ったのに展望なし。これだけはちょっと残念だった。仕方なく下山。中程でワイワイと登ってきたロシア人の5人組に出会い立ち話交流。彼らの目標地点は室堂との事だった。真夜中に登ってくる精神力と長い足、強健そうな巨体だったから目標を達成したかも知れない。

 避難小屋にデポした荷物を持ち再度分岐まで登り、岩間道を下った。出がけは雨だったが、徐々に上がり「今なら頂上では展望が望めているのでは?」と思われるほど晴れてきた。しかし、ここからの下りに私のお目当てである今回の目的地がある。40年ぶりに岩間温泉元湯、無料露天風呂に出会いに来たのだ。先の霞沢岳程の長さでは無かったが、急な下りで岩に苔がこってりくっ付いておりよく滑る。いかに古い道かも頷けた。3時間20分をかけ下ったが、若かりし日には、この道を登った訳である。

 40年前、三又発電所の階段を上り入山。岩間ヒュッテで泊まり、プ-ルの様な風呂に真っ暗闇の中で入った。とっても立派な岩間ヒュッテ・とっても良い湯だったあのお風呂、今いかに・・・?づっと、もう一度来てみたいと思っていた訳である。ヒュッテ跡には無人の休憩室とトイレの建物。私が覚えているプ-ルの様だったお風呂は、川の中にわずかな原型を留めていたがぶち壊されていた。現在は、ヒュッテ跡に出来た建物より上部に、石囲いで作られた露天風呂があった。足湯をしていた人もいたが、我々は準備万端の水着で入浴した。湯の効能が良かったのか、疲れていたのに、本日とっても元気な状態である。

 風呂から出て40分の林道を歩く頃には、また雨が降ってきた。本当に忙しなく変わる天候であったが、予定通りのコ-スを歩き、予定より2時間ほども早く帰郷出来た。七倉山でガスられた事だけが残念。
運転を始め重い荷物、お疲れ様。お鍋の用意ありがとう。しかし、白山は大きく深い山だと改めて実感しながら林道を歩いた。また、まだまだある別のコ-スも楽しもう。やっぱり白山は素晴らしい山だった。


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