山行日 2012年8月15日~17日
山名・山域・県名 甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳
目的 個人山行
コース 15日 竹宇駒ヶ岳神社→黒戸尾根→七丈小屋
16日 七丈小屋→甲斐駒ヶ岳→北沢峠→馬ノ背ヒュッテ→仙丈ヶ岳→馬ノ背ヒュッテ
17日 馬ノ背ヒュッテ→北沢峠
メンバー M江(単独)
天気 曇り&晴れ
交通手段 公共交通機関
装備 小屋泊基本装備
入浴 仙流荘

 ルートについては、行かれる方ご自身でお楽しみくださいとゆうことで、個人的に2点ほど。

 まずは今回、記念すべき山小屋初泊で、馬ノ背ヒュッテにお世話になりました。

 すぐ上にある村営の仙丈小屋が太陽光パネルや風力発電を備えているのに、個人経営の馬ノ背ヒュッテではなかなか難しいので、寄付してほしいとか、ヘリコプターで運んでくる荷物をおろす作業がたいへんなので、ボランティアにきてほしいとか、山小屋のご主人がおっしゃっていましたが、山小屋の経営も楽ではないのでしょうね。
 カモシカのせいで小屋の周りはネットが張り巡らされています。一時、地面が見えていたらしいのですが、かなり植生は回復したという事で、きれいなお花がいっぱい咲いていました。

 この小屋からすぐ、丹渓新道という道の分岐があって、その道の途中、馬ノ背というところがあるのですが、そこからの景色はすばらしいそうです。私も少しだけ歩いてみましたが、馬ノ背まで行かなくても、360度、すごい景色が楽しめました。

 次は天候について。

 当初の計画では、仙丈ヶ岳から仙塩尾根を通って、両俣小屋→左俣沢→北岳と行く予定でしたが、行く前日に両俣小屋に電話をかけたところ、左俣沢が通行止めという事で、急遽、予定を変更しました。せっかくだから両俣小屋まで行って、野呂川の出会いまで行っても良かったのですが、結局は17日に山を下りていて正解でした。17日の午後は京都に帰る電車の中でしたが、ものすごい雷雨で、これに山の中で逢っていたらと思うとぞっとしました。15日の七丈小屋のテント場でも雨でしたし、今から思うと16日に甲斐駒、仙丈ですばらしい景気を楽しめたことが奇跡のようです。

 出会った内の何人かは北アルプスの天候が悪くて、南に移ってきたとおっしゃっていました。そんな気軽に移動できるものなのかと思いながら聞いていたのですが、京都に帰ってから、槍ヶ岳で雷の撃たれて亡くなった方がいたとニュースで知り、一瞬の選択で人間どうなるかわからないと思いました。

 最後に。黒戸尾根は楽しくて、あっという間に時間を過ぎました。甲斐駒と仙丈ヶ岳はまったく趣の違う山で、この間を1日で歩くのも充実感がありました。皆さんもぜひ、歩いてみてください。


ページトップへ戻る