北アルプス剱岳日帰りを考えていたが今年は雪解けが遅く早月小屋から先は残雪の為ピッケルとアイゼンが必要という情報。
もう少し雪解けを待つことにしたが、１２日(土）は天気が良い。勿体ないのでどこか他の山に出かけることにした。
丁度、南木曽岳の代替えを考えていた候補に三ノ峰が有ったので別山まで行程を延ばし10時間半歩く計画を立てた。
いつも思うのだが深夜の県道は一人で運転していると非常に心細く怖い。この日はタヌキが突然車道に飛び出してきてドキッとさせられる。
上小池駐車場に到着するとひっそりとしていて誰もいない。とうとう今夜は山奥にある登山口で一人夜を明かす事になるのか？と思いきや、後から2台やってきて一安心。
上小池コースは別山への最短ルートでほとんどの登山者が早立ちで出発し、別山を目指している。
クマ出没注意の看板があちこちに有り多くの登山者がクマ鈴を鳴らしながら歩いていた。この日も登山道で獣臭が漂う。
登山道は良く整備がされているようだが、藪の刈り込みが浅いようで道幅が狭くなっていてとても歩きにくかった。
丁度、進行方向から陽が射す為、直射日光が眩しく暑い稜線歩きがいつまでも続く。
いたる所にニッコウキスゲが咲き乱れ、開花時期はピークの様だ。
三ノ峰避難小屋に到着し、登山ノートを見ているとゼニーツが2010年5月に避難小屋を利用した記録が残っていた。
三ノ峰避難小屋登山ノート

避難小屋から少しで三ノ峰に到着。これからまだまだ長い縦走路が続いている。
三ノ峰から別山に至る登り返しがあり、心が折れそうになったが気を取り直して出発した。
予想以上に道のりが長く暑さで後半バテてしまい時間が掛かってしまったが、いつも遠くから眺めていた別山に立つことが出来て大満足。