岳連“ぐるっと京都トレイル”大会コース全行程下見

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山行日 2015年1月10日(土)
山名・山域・県名 ぐるっと京都トレイル”大会コース全行程下見
目的 新設“深草トレイル”初歩き
形態 日帰り山行
コース 7:35近鉄桃山御陵前駅集合発…深草トレイルF№1…8:10F№2伏見桃山城…9:05F№18大岩山展望所…9:55F№24仁明天皇陵…11:00F№35、東山トレイル№2-2伏見稲荷神社参道…11:30№3-1四つ辻…12:10№9-1円通寺橋…12:50№14国道1号線…13:20№18-1清水山△…13:45№21東山山頂公園<15分>…14:35№29三条通~蹴上…14:50№30-2ねじりマンポ…15:10№33-2日向大神宮~天の岩戸…15:25№39七福思案処…16:35№45大文字山四つ辻…16:45大文字山△…17:10火床…17:55八神社…18:15銀閣寺道バス停解散
メンバー CL:雅、N泉、М本、H開、F本(F№1~銀閣寺) K村(F№1~伏見稲荷)、S古(F№1~蹴上)
天気 曇り一時小雨、後晴れ
交通手段 公共交通機関
装備 軽量化を意識した日帰り冬基本装備
入浴 無し

 1月25日の岳連イベント“ぐるっと京都トレイル”(深草トレイル~東山トレイル銀閣寺)にスタッフとして参加するにあたり、担当するルートである大文字山は前回
12月21日に下見ができた。ただ、大文字山はイベントコースの最後の最後の部分だけに、イベント参加者は相当疲れていると予想される。コース案内としてはその気持ち
や体の状態を身をもって知っておいた方が好いのではないかと考えた。一度通しで歩いてみよう。

 そんなスタッフ3名(雅、N、М)の道連れになってくれる我がゼニーツのメンバーはいないかと掲示板で呼び掛けると、何と意外や意外、4人の暇人?が付き合っ
てくれる事になり、7名の道行きとなった。4名の目的はいろいろで、トレイルの深草の部分の初歩き、歯抜けだったトレイルを繋げて全体を理解する、今年の初歩きで体
に喝、ロングルート挑戦、などなど。里に近いルートだけに、どこででも行動を切り上げられるのが京都トレイルの便利で人気の高い点でもある。

深草トレイルは御香宮から始まり伏見稲荷まで。その間、伏見桃山城、大岩山の絶景展望所、奇異な鳥居、数々の天皇陵を通って行く。大岩山では冷たい小雨に降られ
たものの、パノラマに感動した。雅以外が皆初めて歩くので、少し寄り道したり道標の位置を確認したりして、速度を抑えて歩いた。

 伏見稲荷神社の参道途中で東山コースに合流すると、雰囲気は一転する。外国人観光客の人気ナンバーワンを冠する天下のお稲荷さん。行列の流れに呑まれた。四つ辻
から喧騒を離れ、閑静な住宅街の中や古刹の前を行く。住宅地の通過は気を遣い道も判りにくい。有名なお寺も名前は知っていても“ここにあったのか”と認識を新たに
するメンバーもいて案外に新鮮だったらしい。

 国道1号線のトラックの轟音で一旦興が醒めるが、気分を入れ替えてまた山の中へ。東山山頂公園に着くと陽射しがポカポカとしていた。三条通りに降り立って大き
な区切りとなる。町の誘惑は強い。ただ下見としてはここからが本番だ。既に3時近くになっており、進むメンバーは覚悟を決める。

 日向大神宮では社の屋根の葺き替えが行われていて、神明造りの屋根が地面に下ろされていた。もうお馴染の道で一般中の一般コースなのだが、この時間からはさすが
に人も少ない。大文字山△に近づく頃にはオレンジの西日が真横から差し、影が長くなる。沈む夕日と競争して火床に達した。眼下では夜景が生まれようとしていた。確
かに疲れてはいるが、このパノラマは歩く人の励ましと慰めに確実になっている。

 最後の下りは練習の意味も含め、ヘッドランプを装着する。(前週の左大文字では大失敗したからね) 銀閣寺の横に出てやれやれ完踏。歩き切る事が目当てだったので、コースの詳細を吟味する事はしなかった。山では体感することが最重要であろう。我々スタッフはある程度の使命感が動機となって体が動いたが、道連れを得られて寄り楽しく歩くことができた。メンバーはいつものように終始口がよく働き、それ以上に足をよく働かしてくれた一日だった。やるやないか。

皆さんお疲れ様でした。ご協力に感謝します。                
    ( 雅  記 )


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