山行日

2021年3月28日(日)

山名・山域・県名 日本コバ(鈴鹿10座): 鈴鹿山系、滋賀県 
目的 3月定例山行、個人的に往時を偲ぶ。
形態 日帰り山行
コース 6:30八条口集合発=八日市IC=R421=7:55“道の駅奥永源寺渓流の里”トイレ=8:05蓼畑町路肩駐車、8:30出発…如来堂登山口…藤川谷…9:50二股から谷外れる…10:15岩屋…10:30政所コース分岐…11:05日本コバ△(934.2m)<20分>…11:50政所分岐…12:05・870…政所コース…13:20政所…14:45駐車地着=道の駅=14:30“池田牧場”=15:00“クレフィール湖東至福の湯”=17:30京都着
メンバー

雅、O西k、O濵、Y里s、   計4名

天気 曇り時々雨~雨 
交通手段 車両
装備 日帰り基本装備、多めの水分、雨対策、
入浴 クレフィール湖東 至福の湯
 
 緊急事態宣言が解かれている間くらいは他府県の山へ行っておこう考えた。
 鈴鹿の 日本コバ は、1995年3月に自分の担当で定例山行として行ったことがある。当時は山名が面白いので選んだ。“コバ”というのはおそらく“木場”で、伐採した木を平らな斜面に貯木していたのではないか、と想像したりもした(正解は知らないまま)。回顧趣味に嵌るのも好いかと決めた。天気予報ではあからさま雨降りと分かっていたが、3人も集まってくれた。
 26年前の日本コバは、道はあっても道標などないマイナーな山だった。この同じ時季まだ雪が残っていて、そのせいではないが道を間違え遠回りして頂上に立った記録がある。さらに、藤川谷は今やヤマビルの巣窟として有名になってしまっている。そんなこんなで、今まで何となく避けていたように思う。
 登山口に立つと、そのマイナスのイメージが肩透かしを喰らう。“鈴鹿10座”の立派な立て看板と200mポイントの道程標が目に飛び込んできた。“歓迎!ゼニーツ御一行様”と迎えられたようだ。悪名高き藤川谷も乾いていてスッキリとし、まだ奴もさすがに居りはしまい。
歩き出すと道はハッキリし、渡渉点には新しい橋が架かり、えらく歩き易い。苔むした岩が上の方まで並び、湧水が幾筋も横から流れていてたいへん美しい。「ええコースやんか!」
 谷を外れると岩場になり、大きな洞がある岩屋に着く。その上は平坦になり藤川谷の上流部の複雑な地形をクネクネと巡り、残りの100mほどの登りで登頂した。
 今回は、残雪など欠片も無く、26年前に道間違いをしたポイントにも小さな道標が付いていた。結局新鮮な感覚で日本コバに立てた。
 ここまで予想外に雨に降られなかったが、下山し始めると本格的に降って来た。快適に登らせもらって幸運だった。
 “鈴鹿10座”に選ばれたことで、地元の人々が整備に随分尽力されたのだと思われる。荒れゆく山道が多い中、その努力には頭が下がる。お蔭で日本コバのイメージが好転した。(雅 記)
 
 

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