山行日

2021年7月31日(土)

山名・山域・県名 銚子ヶ口(鈴鹿10座): 鈴鹿山系、滋賀県 
目的 体験山行、リハビリ、鈴鹿10座完踏、
形態 日帰り山行
コース 6:55八条口集合発=八日市IC=R421=8:20東近江市杠葉尾町北尾根登山口駐車地、8:40出発…山腹斜上…10:15・778南の尾根上…11:50二股…11:20稜線…東峰…銚子ヶ口△(1076.8m)<15分>…ピストン…14:10駐車地着=14:25“道の駅奥永源寺渓流の里”=14:55“八風の湯”=17:05京都着
メンバー

雅、O濵、Y里s、 体験参加者1名  計4名

天気 晴れ一時雷雨 
交通手段 車両
装備 日帰り基本装備、多めの水分、雨対策、ヒル対策
入浴 永源寺温泉 八風の湯
 
 この日を、足指骨折からの復帰山行の予定日としていたO濱さん。そこに、“鈴鹿10座 最後の一座”というsyunさんの企画を頂戴し、さらに体験参加者も迎えることができた一石三鳥?の企画。
 “鈴鹿10座”というのは、東近江市がエコツーリズム推進の一環として選択し推薦している地元の10山である。その一座である 日本コバ に3月に登った時にも感じたが、地味な山でもたいへん良く道が整備されていて、地元の力の入れ様がひしひしと伝わった。
 この猛暑のさ中、リハビリの為でもあり、体験参加の方もおられるので、ストレスの少ない道を6時間くらい歩くのが丁度好い。
 
 登山口では、麦わら帽子男性が伸びたススキを刈り取る作業をしておられた。この辺りの名産品“政所茶”の為の作業で、茶畑の地面にススキを敷くことによって、地面の保温と雑草除けになるとのことだった。ススキは種が飛散してしまわないように、穂が付くまでに刈り取るので、この時季の辛い仕事だそうだ。またそのススキの香りがお茶の風味に影響するらしい。
 歩き出しは沢筋でヤマビルも見かけたが、注意して進み山腹に取り付くとその鬱陶しさもなくなった。この山腹の斜上道は一時間半も続く。これはちょっと珍しい。途中には、ネットで保護されたササユリの株がたくさんあったので、その時季には目を惹くだろう。
 手入れされた植林帯の緩い道を行く。やっと尾根に乗ったかと思えば一瞬で、反対側の浅い谷に降りそのまま谷筋を登る。上の方で針葉樹が切れると明るくなり、林床にシダ類がびっしりと広がった。
 稜線に出ると視界が開け、急登で東峰に立てば今度はアカモノの保護地で、赤い実が今を盛りと生っていた。本峰の△まで行くと樹林の中で展望はなくなる。それどころか、いつの間にかゴロゴロと雷が鳴り出したので、長居はできなかった。
 雷に対しては、尻尾を巻いて逃げるしかない。速足でピストンし始めるとまたバラバラっと雨が降って来た。今度もにわか雨で助かった。全体として穏やかな道だっただけに、下りは早くなった。結局、ヤマビルは靴や靴下に付いていただけで、誰も被害に遭わなかった。
 この季節以外なら本当に快適に歩ける山なので、お薦めしたい。おそらく整備作業に当たっておられる東近江市、10座ガイドクラブのスタッフの方々に感謝。            (雅 記)
 
 

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