山行日 2015年9月5日(土)~6日(日)
山名・山域・県名 百里ヶ岳(931.3m);京都北山
目的 歴史ある鯖街道を辿る
コース 10:05出発…10:25小入谷登山口…小入谷越え…百里新道…11:50・805mブナの木ピーク…12:10シチクレ峠…12:30新道分岐…13:05百里ヶ岳△(931.3m)…13:35分岐…14:25根来坂…15:15焼尾地蔵…15:45下の林道…16:10駐車地着
メンバー

5日
LМ本、N原、N泉、Y里syun、Tj、Y村humi、A田、雅、(S藤)

6日
K村、S古、N上、О山、T内

天気 しっかりした雨
交通手段 車 3台
装備 日帰り基本装備
入浴 なし

6日 7:15当日班国際会館駅前発=8:30生杉ルネッサンスセンター着、9:35ヒノコ小屋班ルネッサンスセンター着、駐車
この日の行動を決める協議の後、10:05出発…10:25小入谷登山口…小入谷越え…百里新道…11:50・805mブナの木ピーク…12:10シチクレ峠…12:30新道分岐…13:05百里ヶ岳△(931.3m)…13:35分岐…14:25根来坂…15:15焼尾地蔵…15:45下の林道…16:10駐車地着、16:30解散

 百里ヶ岳には、その昔、すぐ脇を奈良街道と京街道(鯖街道)が通じ、生活の為、宗教の為、交易の為、多くの人々がこの道を利用し、若狭へ京都へと峠を越えて行った。百里はその様子をずっと見守って来た、いわば歴史の生き証人のような山である。
また、雪深い山だけに花が咲き競う名所であり、ブナの原生林が活き活きと枝や根を伸ばし、魅力的な森を作っている。今では“中央分水嶺 高島トレイル”の連山の一員となり、より知られるようになった。歴史と自然の二刀流なのだから、その人気は高い。
9月の例会は、その名山に山小屋での親睦会を加えて計画された。
N原氏の関わるヒノコの山小屋を開放していただき、前夜に宴会を催した。例会は、前夜からの班と当日からの班とに分かれ、当日朝、現地で落ち合う手筈だった。
しかし、前夜からの班が当日班よりも集合が一時間以上遅れてしまい、折からのしっかりした雨模様も相まってメンバーの気持ちに温度差が生じ、計画を立て直す時間をとる事になった。車両の都合も問題で、簡単な流れではなかった。話し合いの結果、何とか“登る”事に決め、雨である事、出発が遅れた事を考慮に入れ、コースを短く切り上げられるように設定しほぼ全員で行動を開始した。
雨の中でも、いざ歩き始めると皆の気持ちは前向きになった。雨水を受けて立つブナの木の凛々しさ、賢さに感動し、コースを短縮せずに何とか予定通りにトレ―スしようと歩みを踏み締めた。そして、ガスの中ではあったが、百里ヶ岳頂上に立ち、希少な花を見、歴史深い峠を踏んだ。終始止まぬ雨の中、計画とは逆回りの周遊ルートで歩き切る事ができた。
気持ちを立て直し、計画を完遂させる事に協力していただいたメンバー全員に心から感謝したいと思う。

,●集合に遅れた前夜班の反省点としては、以下の事が挙げられる。

? 宴会の後の緊張の欠如
  
? ナビせず道を間違えた事
  
? 現地到着までの所要時間の認識不足

? 現地の集合時間を設定していなかった事
  
? 私を含むベテランがアドバイス、注意を怠った事

? 雨の中、朝から出発して来た当日班との士気の差を察しなかった事 等  

今後、同じ事のないよう肝に銘じたい。
                                  

(雅 記)

 


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