山行日  2015年8月14日(金)~16日(日)
山名・山域・県名 薬師岳(2,926m):北アルプス
目的 3000m級への挑戦と高山でのテント泊体験
コース

14日
13:00京都発=17:15富山IC=17:35スーパーキョーエイ月岡店買い出し=18:15有峰林道ゲート=19:00折立キャンプ場テント設営、各自夕食、20:40就寝

15日
3:00起床、各自朝食、テント撤収、共同装備分配、4:25出発…5:50あられチャン…6:35△(1869.9m)…8:20五光岩ベンチ…9:25太郎平小屋(登山届)…9:55薬師峠テント場、テント設営、10:30テント場出発…12:30薬師岳山荘…13:30岩室、愛知大遭難慰霊碑…13:55薬師岳(2926.0m)、14:15下山開始…15:00薬師岳山荘…16:15テント場着、夕食、19:20就寝

16日
4:00起床、朝食、テント撤収、5:50テント場出発…6:15太郎平小屋、トイレ、ラジオ体操…7:35五光岩ベンチ…8:35△…10:05折立着=10:30有峰ビジターセンター=11:20亀谷温泉“白樺ハイツ”入浴料610円=立山IC=13:45徳光ハイウエイオアシス、日本海にタッチ=16:00杉津SA=19:00八条口

メンバー Y里syun(L)、S古、N泉、O西、М本(食当)、雅(SL)
天気 15日、16日現地快晴
交通手段
装備 日帰り基本装備
入浴  

登山口を登り始める私達に、続々と下山する登山者のあいさつは「羨ましい~私達はずっと雨」。
その時点で、晴天に恵まれた幸運に感謝すると共に、北アルプスの眺望に期待は膨らみました。
その期待通り、お花畑越しに、憧れの剱岳や槍ヶ岳も綺麗に望む事が出来ました。
Y里さんの緻密な山行計画と、オンタイムで計画をクリアしていくリーダーシップのおかげで、終始メリハリのある、テンポの良い登山となりました。
初めての2000m地点でのテント泊では、食当のM本さんの手の込んだ美味しい食事が、テン場の話題No.1!となり、行き交う人が次々と声を掛けてくれました。
食事の準備も、N泉さんの見事な包丁さばきや、会長の華麗なナイフさばきによるアコーディオン玉ねぎも、山食らしくカッコよかったです。
手分けしての炊事は、普段とは違う皆さんの一面が見れて楽しかったです。
薬師岳山頂を前に、酸欠気味だった私に比べ、軽快に先行するS古さんの健脚ぶりには感心しました。
Y村会長は、登山初心者の私達メンバーの珍行動?に対しても、忍耐強く、優しく指導して下さり、ありがとうございました。
登頂後、テン場に戻り、激しい頭痛に襲われて、皆さんに御心配とご迷惑をお掛けしてしまい、体調管理の難しさを痛感しました。
早めに休ませて頂いたお陰で、翌朝は、通過する太郎平小屋で、丁度始まったラジオ体操を、青空のもと爽快な気分で楽しむ事ができました。
下山後は、有峰ビジターセンターで係員の薬師岳山域の解説を聞いたり、白樺ハイツでの入浴、徳光海水浴場で海水タッチと、道草も楽しみましたが、心配していたお盆休みの交通渋滞も思ったより小規模で、車内で談笑しながら、苦なく京都に着くことが出来ました。 
忘れられない登山となりました。皆さん、本当にありがとうございました。 (O西)



初めての北アルプス、登頂できるか心配でしたが、無事皆で頂上に立てたこと、本当に嬉しかったです。
満天の星空、雄大な景色、可憐に咲く花、爽やかな風、そして美味しいごはん。
これから、もっともっといろいろな山に行きたいなあという気持ちにしてくれた山行でした。
日本に生まれて良かった。山(と温泉)だらけですから! (S古)



満天の星空と、ペルセウス流星群の名残の流れ星を眺め、図鑑でしか観たことのないたくさんのお花に出逢い、有峰湖には雲海と、つらつらとアルプスの山並、絶景でした。
不慣れなせいか、日頃の不摂生か、あまりに息が苦しくて途中から山頂はあきらめ、薬師山荘で待つつもりでしたが、リーダーさん、メンバーさんに励ましていただき、なんとか山頂まで辿りつくことができました。
感動、感謝、反省。印象に残る山行になりました。帰りに寄った、海にも感激^^初めての食当も良い経験・勉強になりました。
不安要素が多く、行くの迷いましたが、行ってよかった!!!(M本)



北アルプスなんてこの私に行けるとは思ってもいなかった。一歩一歩、深呼吸。
また一歩一歩そして深呼吸。仲間の人たちの励まし。そして頂上に立てました。
皆と握手を交わした時は熱いものがこみ上げてきまし。
テント場までの下山はルンルン気分だった。天気はいいし、高山植物も綺麗。
まるで天国みたい(行ったことないけど)。この山行のすべての事。北アルプスの事。
北アルプスのカール、景色。テント場の冷たい水、タコライス、雑炊、空気、一生忘れないでしょう。 (N泉)



 お盆休みに泊まり掛けで山に入らないのは勿体なさ過ぎる。そんな気持ちから、バタバタと立てた計画だった。
リーダーのsyunさんが希望した山は都合の好い事に、北アルプス入門に最適の山でもあった。
薬師岳。3000mには少し足りないものの、雄大なカールをいくつも抱く秀峰である。

 二日間天気に恵まれた事が、気持ち良く全員無事で下山できた最大の理由ではある。しかし、北アルプス初挑戦のメンバー達が、内心不安を抱えながらも、しっかりと歩き抜いてくれたことが嬉しい。いつもより重いテント泊の荷物、大きな山の長い距離、高山病の心配、長い行動時間、慣れない幕営。普段以上のストレスを受けながらも励まし励まされ、パーティの中の役目を果たし、計画に沿った行動運びをしてくれた。大したものである。

 中でも、初食当の成果は、我々の内だけでなくテント場の他パーティの垂涎の的となった事は誇らしい。タコライスとは恐れ入った。

 アルプスは確かに高い山ではあるが、高い壁であるとは限らない。今回の経験で気付いたと思うが、天気が悪くなければ、夏の低山をウロウロするよりも余程居心地が好いのである。人気コースなら人の行列ができて、読図が出来なくても上まで流されてゆくのである。私には無理、と思うことなかれ。

 それにしても今回は極上の好天を授かった。ありがたいことだ。はっきり言っておくが、こんな事は稀(まれ)だからね。
これからも一緒に経験を積み上げて行きましょう。(雅)



今回、薬師岳行きを希望したのは、岳連加盟山岳会との合同山行で他の山岳会の方から
とても素敵な所だと話を聞いていたからだった。
歩きやすい木道が続き広大な湿原はいかにも女性受けしそうな山。
景色も良くあまり辛さを感じさせないルートだった。
楽しみにしていた薬師峠のテン場での山メシは素晴らしかった。
食当のM本さんの人柄が料理に表れていて感心した。

個人的には最終日に見たチングルマの羽毛が印象的だった。
朝露を受けた羽毛が宝石のように輝きとても綺麗。
多少、強引なスケジュールで体調不良のメンバーを出してしまった事が今回の反省点。(Y里)

昔、「奇蹟のダリ宝石展」でみたLiving Flower「生きている花」を思い出した。


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