雨天決行、朝から雨のドライブで立雲峡に到着、駐車場では竹田城跡が雲の切れ目から、かすかに見えます。雨対策の準備を整え園内の遊歩道から歩き始めることにしました。今回は全員傘をさしての登山となり、紅葉に負けず劣らずカラフルな傘の色で進みます。大成池から林道分岐に出るが標識が無くルートが分かりにくいので皆で地図を確認。林道最終点まで来るとかすかな踏み跡のある登山道を発見し、ここが西尾根コース登山口だと判断しました。雨で良く滑る土質に手こずりながらやっとの事で山頂に到達すると目の前に看板があり振り返って見てみるとこの先通行止めの表示がありました。私たちが苦労して登って来た道は進入出来ないようになっておりほとんど使われていないようでした。二等三角点のある頂上を少し進むと広々とした展望台がありベンチと立派な方位盤がありました。良く整備されたむささびコースから下山、途中竹田城跡のビューポイントが数か所有りましたがガスで何も見えませんでした。
ここはさっさと下山して再び林道分岐に到着し、東屋で昼食。竹田城跡に立ち寄り観光もしてきました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(Ｙ里）

(付記）計画は誰のもの？

　　山そのものは当然のことながら、誰のものでもない。では、山行計画に所有権があるかどうかというと、そんなものはないだろう。しかし、山行計画には人格のようなものが宿っていると思う。思い入れ、憧れ、挑戦、覚悟、労力、時間、いろんなものが詰まっている。自分の計画には自分が見え、人の計画にはその人が見える。

人の計画の中で遊ばせてもらうのは、楽しいものだし、また正直楽ちんだ。
ただ、自分の計画を自分で実行し、山行の最初から最後までを完遂させることの次元の高さは、一段も二段も上であることは明白である。
今回、11月例会朝来山では、諸事情で担当者が他者の計画を拝借するという異例の形で催行された。
例会担当者には、どんな山でもいい、是非、自分の内側から湧き起こる思いを、形にしてもらいたいものである。

雅